ゼ・リカルド監督と大熊GMの続投が発表されました。

 

色々な意見があろうかとは思いますが、私は賛成派です。

 

最も大きな理由は、来季に向けた迅速な初動が不可欠だからです。

 

G大阪がダニエル・ポヤトス監督の就任を早々と発表していますが、これも同じ理由かと思います。

 

エスパルスが来季勝つためには、実力のある選手たちに残ってもらう必要があり、また補強も必要です。

 

方向性としては、現在の選手たちにはできるだけ残ってもらい、ピンポイントに資金を注入して、有効な補強をすることが必要でしょう。

 

私は、補強は欠けたポジション(例えば権田選手、サンタナ選手が移籍してしまった場合に、そのポジション)なのかな、と思っています。

 

現在の選手たちにJ2で戦うことを前提に残ってもらうのであれば、明確なコンセプトが必要です。

 

J1に昇格して終わりではなく、その後にどのようなチーム作りをしていくのかを明確にしなければ、説得も難しいでしょう。

 

今の段階でGMを探していたら、その後に監督を探して、それと並行して選手との交渉をすることになってしまいます。

 

そんなことになると、交渉される選手からは、行き先も決まっていない、霧の中を走る車に乗ってくれとと言われているように感じるのではないでしょうか。

 

大熊GMとリカルド監督が明確な方針を出した上で、「残って欲しい」と言われれば、チームのコンセプトに自分が必要であることを選手も理解できるのではないでしょうか。

 

そして、大熊GMは次々と大型補強に成功してきており、その補強が他のチームと比べて間違っていたり、劣っていたりすることはなかったと思います。

 

その手腕の可否は、J1昇格を1年で果たせるかどうかで判断すべきでしょう。

 

ゼ・リカルド監督の手腕は、私はよく分かりません。

 

交代枠全てを使わなかったり、相手に研究されてから就任当時の勢いがなくなったことは不安材料だと思っています。

 

ただ、ラストの数試合については、試合内容は決して悪いものではなく、ただ、大切な場面で失点して引き分けや負けていたのは、チーム戦術とは違う要因のように見えました。

 

これが監督だけの責任だとは思っていません。

 

私は素人なので、原因が分からないのは当然ですが、プロであっても、あのような不運やミスが続くゲームの要因は、現場で立ち会った人でないと分からないのではないでしょうか。

 

その意味では、今季の問題点をえぐり出して、選手の慰留、補強からチーム作りに生かせる人は、現監督しかないように思えます。

 

ぜ・リカルド監督が日本のサッカーに慣れて、秋葉コーチからJ2の情報を詳しく聞いて修正することに期待です。

 

3位まででも良い「J1昇格」ではなく、「J2のリーグ戦タイトル」を目指して戦って欲しいです。

 

そして、J2でもルヴァンカップと天皇杯ではJ1のチームと戦えます。

 

J2優勝に加えて、何か一つタイトルを取ってもらえれば、今年よりも楽しいシーズンになること請け合いです。

 

私もすでに、来季のシーズンシートを確保してあり、引き続き応援していきたいと思います。

 

なお、長きにわたってチームを支えてくれた篠田コーチが去るのは、とても寂しいです。

 

代行監督としてJ1残留を支え、その後もコーチとしてチームを支えてくれたことは忘れません。

 

本当にありがとうございました。