Ayako先生 の ブログより


こんにちは、ご訪問ありがとうございます。
ココロとカラダの調律師・パーソナルヨガトレーナーAyakoですクローバー

 

 

現代社会においては
すぐに結果や成果を
求められることが
多いと思います。


すぐにやせる。
すぐに成績が上がる。
すぐに上達する。
すぐにできるようになる。。。


魅力的なキャッチコピーに
ひかれることも多いのでは
ないでしょうか。


しかし、大抵のことは
すぐには結果は
出ないものだと思います。

 

(こちらは2011年12月27日のコラムを加筆修正したものです。)

もちろん、何かしらの
「下地」があれば、
コツをつかむことで
急激に成長することはあります。


ですが、それは
それまでに積み重ねた
努力の「下地」が
あるからこそです。


また、ただ「やり方」を
知らなかったから
できなかったものが、
やり方を知ったことで
できるようになることは
あるでしょう。


数学の「方程式」を知らなくて
問題が解けなかったものが、
「方程式」を理解することで
問題が解けるようになる。


こういうことはよくありますよね。


しかし、そういった
「下地」があるものや
「方法を知る」以外のことでは、
はじめから「すぐに」
結果を求めるのには
無理がありますし不自然です。


種を蒔いた次の日に
作物が収穫できるなんてことは
ないですよね。


ヨーガでも同じことが言えます。


今まで何年もかけて
硬くしてきた身体が、
60分のレッスンを
1度受けただけで
いきなり柔らかくなる
はずはありません。


「すぐに柔らかくなる」

というような、
そんな「魔法」は
どこにも存在しないのです。


一時的にそうなったとしても、
それは必ず元に戻ってしまいます。


「結果」というものは、
自分がやったことの蓄積が
形になったものです。


何もやらなければ
やらなかったなりの結果が、
やればやっただけの結果が、
必ず出ます。


例えば、長い時間かけて

「身体を硬くする」=「機能を低下させる」

という下地を積み重ねれば、
それがいつか「五十肩」だったり
「硬過ぎて靴下がはけない」といった
具体的な「形」となって結果が現れます。


しかしそれは、必ず
「経過」があっての「結果」です。


良いことも悪いことも、
経過をすっ飛ばしては
すぐには結果は出ないのです。


ですから、1度ヨーガを
経験してみただけで、
目立った結果が現れないからと言って、
そこでヨーガをするのを
やめてしまわないでください。


自分が思うような結果が
すぐに出ないからと
ヨーガをやめてしまうのは、
とてももったいないと思います。


せめて3ヶ月、
できるなら年単位で、
自分自身の観察を
続けてください。


ヨーガでなくても、
すぐに自分の思い通りに
ならないからと
それをやめてしまっては、
また次々と、新しいものを
貪り続けなければならなくなります。


そして、どんなことでも
目先の結果だけを追い求めるのは
心が疲れる原因となります。


コツコツ積み重ねることを続けて、
いつか振り返った時に、

「ああ、これだけの結果を出してきたんだな」

と思えるように、悠然と構えて
取り組んでもらえたらと思います。