第1回 海外市場の開拓に目を向けてみる(今後の通販について考える)3 | 通販 雑学ブログ

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■越境ECへの取り組み

 新規参入を考えるうえでは事前調査が重要です。
 関税や販売可能品目の規制など国内向け販売とは状況が異なる点について
 特に事前に把握しておくことが重要です。
 
 情報源となるインターネット上の情報(ご参考まで)
 ・ジェトロ「国・地域別情報(J-FILE)」
   http://www.jetro.go.jp/world/
 ・ジェトロ「世界各国の卸売、小売産業・市場を調べるには?」
   http://www.jetro.go.jp/library/reference/industry15.html


 越境ECへの3つの取り組み

 1)サイト立ち上げポイント
  ・自身でサイトを立ち上げるか、モールに出店するかの2パターンです。
  ・低コスト・低リスクで参入するには、モールに出店がお薦めです。
   eBay、楽天、Yahooなど(「淘宝網」などに出店代行もあり)
  ・出店するモールの選定にあたっては、サポート内容と料金を確認
   する必要があります。
  ・販売規制や輸出規制の情報については、サイト立ち上げよりも事前
   に確認が必要です。
  ・トラブルを避けるため、商品説明など購入者に分かり易く伝えるには、
   翻訳の精度が重要です。

 2)決済のポイント
  ・日本の場合と同様に消費者からの決済を受ける場合には決済代行業者
   との契約が必要です。
  ・決済はクレジットカードが基本です。しかし、クレジットカード発行
   者によっては、越境ECでの使用に制限がある場合もあります。
  ・海外向けECの場合は消費者に関税支払義務が発生します。

 3)配送のポイント
  ・直接配送の場合は、特に郵便サービスの一つであるEMSを利用しての
   配送が多いです。
  ・通関処理など国内とは異なる書式やルールに基づいて発送を行わなけ
   ればなりません。
  ・モールや関連事業者によっては海外への発送を代行するサービスを提
   供しており、その場合は海外発送に係る負荷を軽減できます。