誰も知らない「ブギーバック」の物語 ~その2~ | 琵琶湖ガイド 奥村哲史/おくむらさとし Mobile#2nd

誰も知らない「ブギーバック」の物語 ~その2~

ラトル音って何のためにあるのでしょうか?

人それぞれに答えは違うと思いますが、ワタシの場合は、ルアーの存在をより強くバスに知ってもらうためだと考えます。

特にウィードが生い茂り、ウィードが邪魔になりバスからルアーが目視できない状況では、ラトル音はその存在をバスに知らせるキッカケになります。



その1でブギーバックには、下方から浮かせて喰わすためのカラー明滅やフラッシングを産み出す「ロールアクション」をプラスしたとお伝えしましたが、バスからルアーが目視できなければ何の意味もありませんよね。

だからこそ、ウィードレイクの南湖ではラトル音が重要になるのです。

というワケで、ラトル音にコダワリました。音が鳴ればなんでも良いってワケにはいきませんからね。日々湖上に浮かぶガイドとしての経験則で「音」を選びました。もちろん「南湖で釣れる!」と言われていルアーの音も参考にしましたよ。論より証拠ですね。

ブギーバックは……

梅雨のある日、雨と風でルアーの存在感が消されそうにな状況でも、「動き」と「音」による存在感でバスを寄せて喰わせます。

太陽がサンサンと照り付けるピーカンベタ凪の日、こんな日に浮いてきて喰うはずがない…そう思うときも、「動き」と「音」で浮かせて喰わせます。

ってことで、その3では、ラトル音を使ったギミックを紹介します。

「巻き」だけでなく「操作」し「キッカケ」を作ることによって、ブギーバックをバスに喰わせることが出来るのです。