第61日:ピリッとイケる潜水艦メシ!「牛肉野菜の辛子味噌和え」 | 海軍メシときどき現代メシ

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旧日本海軍で出ていた料理にハマった自称:漂流絵師が、実際に
各艦艇で出された海軍メシを食べながら、そのレシピとエピソード
を紹介するブログです。ときどき、現代の食事も食べます!

皆さん こんにちは!
漂流絵師(自称)鳳翔太郎です。

 

今日の関東は、午前中は晴れて陽射しも見られましたが、午後になると、徐々に雲が増えている

感じです。まぁ、日が照っても、気温は低めなんですが。

 

今日は「艦これ」はメンテなので、夜までお休みです。提督の皆さん、獲ったサンマは、ちゃんと

調理して資材に変えましたか?私は去年し忘れて、ショックを受けました。

 

今年は大丈夫です!しっかりと弾薬と鋼材に変えました。鋼材じゃなくてボーキだったら、

よかったんですけどねぇ…。

 

メンテが明けたら、来月の秋イベ目指して、資源蓄積の日々が再開されます。任務、遠征、

潜水艦たちによるオリョクル…少しでも、弾薬とボーキを補充しなければ!

 

さぁ、でち公!オリョクルだッ!!

《オリョクルは、もうイヤでち!!》

 

さて、オリョクルっつー事で、今日は潜水艦メシを紹介したいと思います。

 

旧日本海軍では、潜水艦用の独自のメニューも考え出していました。今回紹介するのは、そんな

潜水艦用のメニューの一つです。

 

題して…

「牛肉野菜の辛子味噌和え」です!!

 

それでは、早速レッツクッキング!

 

【「牛肉野菜の辛子味噌和え」】
材料(2人分)
牛肉:200g(しゃぶしゃぶ用)、キャベツ:200g(千切り)、きゅうり:2本(乱切り)、
味噌:100g、辛子(マスタードでも可):少々、塩:少々、コショウ:少々、ウスターソース:少々

 

①最初に、野菜をカットする。キャベツは千切りに、きゅうりはゴロゴロ転がしながら

 乱切りにする。
※市販のカットキャベツを使うのもOK!

②ボウルに味噌と辛子、塩、コショウ、そしてウスターソースを入れて、よくかき混ぜる。

※味噌の塩味が利いているので、加減しながら入れること!

※ウスターソースと辛子は主張が強い調味料なので、味見をしながら、ほどほどに抑えて

 おくのが、無難

③鍋に湯を沸かし、牛肉を湯通しする。茹ですぎないよう、表面の色が変わる程度にとどめる。

④肉と野菜を大きめのボウルに移し、そこに②の和えダレを入れて、手早く和えて完成!!

 

レシピを見てもわかる通り、軽く湯通しした牛肉を生野菜と一緒に濃いタレで和えた「牛肉サラダ」的な

一品です。どちらかというと、メインのオカズと言うよりも、「もう一品」といったところですね。

 

食べてみるまで、ちょっと味の想像がつかないところがミソです。味噌を使っているだけに。

 

…(言わなきゃよかった、と後悔中)…

 

それはさておき、お味の方はと…オウッ、ウスターソースと辛子の

香りが、鼻を突き抜けるッ!!しかし、それがまたイイ!!

 

これは、意外にイケます!!

味が濃い目なので、ご飯が進む進む!ひょっとしたら、酒の肴としてもいいのでは、と思いますが、

飲めないので、飲める方は試してみて下さい。

 

ただ、ちょっと引っかかるのが、「コレ、本当に潜水艦に向いているのかなぁ…」というところ。

それというのも、レシピに長期保存が利かない食材ばかり使っているからです。野菜に手を加える

事はしていないので、青物に飢える潜水艦乗員には歓迎されただろうけど…。

 

調味料はともかくとして、潜水艦の環境と長い航海期間を考えると、そう簡単に出せるメニュー

ではないのは明らかです。

 

恐らくですが、このメニューを考えた海軍省の担当官は、航海のごく初期に限定したか、あるいは

潜水艦の生鮮食料の保存能力を把握していないで作ったのではないでしょうか。

 

実際に作ったとしても、代用品で作ったのではないかと、思います。

 

まぁ、地上で食べる分には、全く問題が無いんですけどね。

 

と、いうところで、今回はこれにて!!

 

《参考資料》
・「海の男の艦隊料理 『海軍主計兵調理術教科書』復刻」(高橋孟 新潮文庫)

・「提督の食卓SPECIAL 潜水艦娘お料理教室」(同人作品 スタジオゴンドワナさん)

・「海軍さんの料理帖」(有馬恒次郎 ホビージャパン)