第57日:病んだ身に染み渡る味!「ほうれん草卵汁」 | 海軍メシときどき現代メシ

海軍メシときどき現代メシ

旧日本海軍で出ていた料理にハマった自称:漂流絵師が、実際に
各艦艇で出された海軍メシを食べながら、そのレシピとエピソード
を紹介するブログです。ときどき、現代の食事も食べます!

皆さん こんにちは~
漂流絵師(自称)鳳翔太郎です。

 

暑かったり寒かったりの連鎖で、とうとう風邪をひいてしまいました・・・。

現在、熱は7度4分。暖房を付け、毛布をひっかぶった状態で、この記事を書いています。

幸いな事に、自分の食事を作るぐらいには、元気があるので、海軍で作られていた

患者食メニューを、今回は作ってみようと思います。

 

本日のお題は…

「ほうれん草卵汁」です。

 

んー、ほんじゃまぁ、レッツクッキングと言うことで、行ってみましょう。

 

【ほうれん草卵汁】
材料(1人分)

卵:2個、ダシ汁:400ml、ほうれん草:50g、醤油:少量、塩:少量

 

①ほうれん草はよく水洗いし、葉の柔らかい部分だけ摘み取って細かく切る。

※冷凍のカット済みほうれん草があると、便利!

②ボウルに卵を割ってかき混ぜ、その中にほうれん草を入れて、よくかき混ぜる。

③鍋にダシ汁を入れて沸騰させ、塩と醤油で味付けし、②を入れる。

④あまり煮過ぎず、軽く火が通るくらいで、火を止める。

⑤お椀に盛って、完成!

 

本日は、これにレトルトの「白がゆ」と「牛乳プリン」をつけます。本当は「牛乳プリン」じゃなくて

「牛乳ゼリー」の方が、海軍っぽいんだけど、さすがに今日は、そこまで作る元気は無いんで、

我慢です。

 

ちなみに、レイテ沖海戦時(1944年10月24日)に、戦艦「長門」において昼食(戦闘配食)として

「白がゆ」が出された記録が残っています。

 

さて、お味の方は…

ああ、美味い。病んで疲れた身に染み込むなぁ・・・

 

惜しむらくは、これが自分で作った物であるということ。

 

これが、嫁さんとか彼女とかのお手製だったら、どれだけよかったか・・・なんて、独身の身としては

考えちゃうワケですよ。そう、例えば・・・

 

鳳翔さんみたいな・・・!!( ゚д゚ )クワッ!!

《提督、たまにはゆっくり休んでくださいね》

 

残念ながら、そうもいかないんで、代わりに一番くじで当てた鳳翔さんフィギュアをそばに置いて、
食べるのです。

 

うーん、それはそれで、もの悲しい絵ヅラである(苦笑)

 

どうにも、風邪のせいか、理性のタガが緩んでしまっているようです。

 

また変な事を書き出さないうちに・・・今回はこれにて。

 

《参考資料》

・「海の男の艦隊料理 『海軍主計兵調理術教科書』復刻」(高橋孟 新潮文庫)

 

・「長門七分隊 機銃群隊員の鎮魂記録」(七分隊長門会)