「宮殿」「厨子」「瓔珞」について

 

※「宮殿(くうでん)」

浄土真宗のご本尊・阿弥陀仏をご安置する扉のない館のことをいいます。

親鸞聖人が真実の教と仰がれた『仏説無量寿経』には、「講堂、精舎、宮殿、楼閣、みな七宝荘厳して自然に化成す(現代語訳:阿弥陀仏の浄土にある講堂・精舎・宮殿・楼閣などは、みな七つの宝で美しくできている)」とあり、「宮殿」とは、この七宝で美しくかざられているお浄土の宮殿(くうでん)をかたどったものとされています。


 

 

※「厨子(ずし)」

もとは仏さまや菩薩さま、また経典など大切なものを収める容器のことをいいましたが、浄土真宗では、親鸞聖人の御影像を安置する扉のある館のことをいいます。

 

 

 

※「瓔珞(ようらく)」

珠玉と花形の金具を編み合わせた飾りのことをいいます。

インドでは、地位・身分の高い人の装飾具でしたが、後に仏教に取り入られ、仏さまの装飾具として用いられるようになりました。

浄土真宗では宮殿などのおかざりに用いています。

 

 

(浄土真宗本願寺派「法式規範」を参照しました)

 

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