「お 経 会」
時間は、10時から11時半です。
※日程は…、
・おつとめ
礼讃文、正信偈和讃、私たちのちかい
・生活の中の仏教用語
「法輪(ほうりん)」
「本願(ほんがん)」
・仏事あれこれ
「宮殿(くうでん)」
「厨子(ずし)」
「瓔珞(ようらく)」
・仏教讃歌
「そんな時私はくちずさむ」
作詞:観月浩道 作曲:中田喜直
・恩徳讃、茶話会
「生活の中の仏教用語」でとりあげた「法輪」と「本願」についてお話しします。
※「法輪(ほうりん)」
「法輪」の「法」とは、梵語ダルマの意訳で、仏さまが説かれた教えのことです。「輪」とは、梵語チャクラの意訳で、戦場で用いる戦車のことをいいます。
「法輪」とは、仏さまの教えがインド全体に広がり、多くの人々の迷いを砕いていくことを、戦場で戦車が敵を破っていくことに譬えたのです。
また、仏さまの説法が一カ所に停滞せず、さまざまに展転(てんでん)して人々の間に伝わっていくことを車の輪が転がっていくことに譬えていったともいわれます。
いずれにせよ「法輪」とは、仏さまの教えがあらゆる人々に伝わり、迷いを破っていくすがたを意味しているのです。
※「本願(ほんがん)」
「本願」とは、梵語プールヴァ・プラニダーナの意訳で、「以前の誓願」という意味です。つまり、仏のさとりを目指して修行する菩薩、仏に成る以前の菩薩がおこした誓願のこというのです。
浄土真宗のご本尊である阿弥陀仏の場合、法蔵菩薩がおこされた誓願ということになります。
この誓願について、すべての菩薩がおこす普遍的なものとして「四弘誓願(しぐぜいがん)」があります。
・衆生無辺誓願度 … すべての衆生をさとりの世界にわたそうとする誓願。
・煩悩無尽誓願断 … すべての煩悩を断とうという誓願。
・法門無量誓願学 … すべての教門を学び尽くそうという誓願。
・仏道無上誓願成 … この上ないさとりを成就しようという誓願。
この誓願をみると、すべての衆生をさとりの世界に至らしめるために、すべての煩悩を断ち、すべての教えを学び尽くし、この上ないさとりを開き仏に成っていこうという願いだということが分かります。
すべての菩薩は、この「四弘誓願」を成就して仏さまに成っていくのです。
阿弥陀仏が仏に成る前の法蔵菩薩がおこした誓願(四十八願)は、この「四弘誓願」を基としておこされたもので、すべてのものをさとりの世界(浄土)に摂(おさ)め取って仏にしていくために、阿弥陀(無量寿・無量光)という仏に成ろうと願い誓われたのです。
今日はここまで。
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これから本格的な梅雨の時期は入ります。
みなさん呉々もご自愛ください
次回の「お経会」は、7月20日(土)
午前10時から11時半です。
明円寺のご門徒でなくてもご参加できます
よろしくお願いいたします (合掌)