「お経会」
時間は、10時から11時半です。
※日程は…、
・おつとめ
礼讃文、正信偈和讃、私たちのちかい
・生活の中の仏教用語
「七宝(しっぽう)」「荼毘(だび)」
・仏事あれこれ
「ロウソク立て」
・仏教讃歌 「報恩講の歌」
作詞:黒瀬智円 作曲:野村成仁
・恩徳讃、茶話会
「生活の中の仏教用語」でとりあげた「七宝(しっぽう)」と「荼毘(だび)」についてお話しします。
※「七宝(しっぽう)」
「七宝」とは、金・銀・瑠璃(るり)・玻璃(はり)・硨磲(しゃこ)・赤珠(しゃくしゅ)・瑪碯(めのう)のことです。《瑠璃とは、青色の玉の類のこと。 玻璃とは、赤や白の水晶のこと。 硨磲とは、大蛤または白珊瑚のこと。 赤珠とは、赤真珠のこと。》
ただし、珊瑚(さんご)・琥珀(こはく)・真珠などが適宜に加えられて「七宝」ということもあります。
『仏説阿弥陀経』という経典には、阿弥陀仏の極楽浄土は「七宝」によって飾られているとあります。
七宝で飾られた阿弥陀仏の極楽浄土は、とても煌(きら)びやかで、とても美しい世界というようにみえます。
しかし、親鸞聖人は極楽浄土とは人間の知恵で描き出した桃源郷ではなく、どこまでも阿弥陀仏のさとりの世界(無量光明土)なのだといわれました。
こういった側面も大切にいただいていきたいものですね。
※「荼毘(だび)」
荼毘とは、梵語ジャーペティの音訳で、遺体を火葬することをいいます。
インドでは、古くから土葬、風葬、鳥葬、火葬などの方法で葬送されていましたが、お釈迦さまが火葬されたため、それ以降、仏教徒の間では火葬が主流になりました。
日本では、主に土葬が行われていましたが、奈良の元興寺の道昭が700年に亡くなった際、遺命によって火葬に付されました。
これに続いて、持統天皇(703年)や文武天皇(707年)も火葬に付されました。これらのことが発端となって一般にも火葬が広まっていったということです。
ちなみに、親鸞聖人はご往生された翌日に鳥辺野の南、延仁寺のあたりで荼毘に付されました。
今日はここまで。
次回は、12月21日(木)
午前10時から11時半です。
明円寺のご門徒でなくてもご参加できます
よろしくお願いいたします (合掌)