先日(6月21日)、「お経会」をしました 。
時間は、10時から11時半です。
さて、当日の日程は…、
・おつとめ 礼讃文、正信偈和讃、私たちのちかい
・生活の中の仏教用語 「不二(ふに)」、「金剛(こんごう)」
・仏教讃歌 「みんな花になれ」
(親鸞聖人ご誕生850年・立教開宗800年慶讃法要記念、愛唱歌)
参加費は1回300円、それにお賽銭100円、お茶代100円です。
明円寺のご門徒の方でなくてもご参加になれます 。
よろしくお願いいたします。
*「生活の中の仏教用語」でとりあげた「不二(ふに)」、「金剛(こんごう)」について、ごく簡単にお話します。
*「不二(ふに)」
仏教語の「不二」と洋菓子メーカーの「不二家」は何か関連があるのか
ケーキを食べながら思ったことから、今回は「不二」をとりあげることにしました。
(でも調べてみると、まったく関連はなかったみたいです。残念 )
「不二」とは、主観(見る側)と客観(見られる側)とを分けないということです。
私たちは、主観と客観を分けて対立的にものを見ます。
見る側(主観)の勝手な思いによって、見られる側(客観)を、必要か必要でないか、好きか嫌いか、重要か重要でないか、いつも対立的に分けて見ます。
仏さまは、主観と客観とを分けずに、相手の中に自分を見られ、自分の中に相手を見られるのです。
それは、相手の身になってものを見るということであり、自分だったらどうだろうと自分に置き換えてものを見られるということです。
不二の心でものを見ると、人の痛みを他人事にせず、その人に寄り添う生き方になります。また、人の喜びを妬むことなく、その人と共に喜ぶ生き方になります。
私たちも、仏さまの「不二」のこころを、少しでも心に留めて生きていきたいものです。
決して簡単ではないですけど…
*「金剛(こんごう)」
NHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を見ていると、主人公の北条義時の子どもの名前は「金剛」…。そこで今回は、「金剛」をとりあげることにしました。
金剛とは、「金属のなかで最も硬いもの。ダイヤモンド。転じて、極めて堅固で、どんなものにもこわされないこと」と、『広辞苑』に出ています。
仏教では、「極めて堅固でこわされないこと」というだけでなく、仏さまの智慧(さとり)という意味も含めて「金剛」という言葉を使います。
親鸞聖人は、阿弥陀仏の智慧から起こされた堅固でこわれることのない本願のお救いを、二心なく心に受け入れること(信心)について「金剛心(こんごうしん)」といわれています。
信心すなはち一心なり
一心すなはち金剛心
金剛心は菩提心
この心すなはち他力なり
『高僧和讃(天親讃)』
先日、二つ目の蓮の花が咲きました。
一つ目の花は散って実だけが残っています。
二つ目の花も、明日か、明後日には散ってしまうことでしょう。
考えたくないけど、やがて私の命も…。
だから、二度のやって来ない今日の命を精一杯生きるのです
朝、起きたときには、こんな思いでいることもあるのですけど、実際は特に何もしないまま、いつの間にか時間が経って、いつの間にか寝る時間になっているんですけどね…
これからムシムシ、ジメジメした日が多くなってくることだと思いますが、みなさま呉々もお身体ご自愛ください。
*次回は、7月21日(木) 午前10時から11時半です。
一人でも多くのご参加を待ちしております。
よろしくお願いいたします。
お問い合わせは、明円寺(0823-21-4103)まで。