ふわっと暖かくなり、やらなければならない事とか考えなければならない事が沢山あるのに、頭の中もふわふわになって非常に困っております( 一一)
さて、今日は上達する上でとても大切なことについて少し。
何でもそうかもしれませんが、ヴァイオリンや音楽には 『正解』 がありません。
でも 『間違い』 はあります。
そこが問題で、真面目で誠実であればあるほど、『間違えないように』 練習するようになります。
そして出来るだけ間違えずに、正解を導き出せる方法を探すようになります。
最近はインターネットが発達し、様々な情報が溢れ、『簡単、最短、最速』などの文字をよく見かけます。
しかし、成長、上達には時間と、積み重ねが必要です。
どんな偉大な発明にも、どんな素晴らしい芸術にも、『挑戦と失敗』を繰り返した糧があります。
『失敗しないように』思いがちですが、音楽の世界は 『トライ&エラー』 し放題です。
音を間違えても、綺麗に弾けなくても、膝をすりむくことも、骨が折れることもありません。
小学生のころ、ソルフェージュのレッスンを受けていた時のことです。
AからFまで実力順にクラスが割り振られ、最初はBに割り振られました。
先生はとても優しかったのですが、教育ママと上昇志向の強いクラスメイトがいる中、ミスが許されない雰囲気が苦痛で仕方ありませんでした。
ミスをすることが怖くなり、人前で歌うのも嫌になり、『何のためにしているのだろう』と理由ばかり求めるようになりました。
結果、次のテストではEまで落ちました。
3、4人だけの小さなクラスで、大学の一番隅っこの小さな練習部屋に追いやられましたが、とても自由で伸び伸びとしたクラスでした。
皆、真剣に歌い、盛大にミスをして、自分もクラスの皆も爆笑して、続きが中々歌えないほどでした。
それでもひたすらに楽しく、『次はミスをしないようにしなきゃ』と自分を戒めずとも、『今のミスは面白かったな』と笑い飛ばし、自然と『ここはこっちね。』とミスが糧へと変貌していきました。
『ミスをしてはいけない』状況でミスをすると、それはトラウマになる危険性があります。
でも、あの小さな小さなクラスでは、ミスしたところや似たようなところが来ると、『楽しい』 気持ちになりました。
ミスは『自分が至らなかったから起こったミス』ではなく、『ただのエラー』になり、自分の手の中から離れていったみたいでした。
『あの道は楽しかったな。けど今回はこの道を行くよ。』 と思いながら伸び伸びと歌えました。
時々、いたずら心が芽生えて、皆を笑わせるためにわざとエラーしてやるかっと思うくらいでした(^^;
次の試験では、三つある楽譜のうち最後の楽譜はまだ習っていない記号の楽譜を初見で歌わなければなりませんでした。
挑戦するかどうかは自分次第。
すっかりトライ&エラーに慣れていた私は、出来るかどうかも、試験での失敗のリスクも全く何も考えず、『おお、どれどれ』というように、当然のようにトライをして玉砕したわけですが、それでもへっちゃらでした。
その結果、全く自主勉強や練習をしていなかったのに、次のテストでは再びBクラスへ。
ということで、その時は再びブラックモードへ突入したわけですが、大学でも特別クラスに入ることが出来、『好きこそものの上手なれ』 の本当の意味が少しわかった気がしました。
個人的には、全てが楽しく、ポジティブに、ストレスフリーに、楽しいことだけを考えて前へ進めることが出来る!というのは信じていません。
苦しんだ結果、悩んだ結果、戦った結果、得られるものは沢山あります。
でも、エラーに怯える必要はないのではないかと思います。
私たちがしているのは『音楽』で、音楽は『楽しい』ものです。
トライすることが『正しい』のかもトライして初めて知る事ができます。
まずはトライして、エラーから新しい発見をして、そしてまたトライしてを繰り返しながら、少しずつ、いつの間にか、前に進んでいくのではないか、と思います。
長くなりましたが、難しいことは考えずに、目の前にある音楽を楽しんで、沢山失敗して沢山挑戦してみてください♪
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