肺がんでリンパ管症を発症している方です

我慢強い方です
酸素は濃縮されるカニューレを使用して10リットル位使っています

胸水も溜まっていたので昨日胸水穿刺もやってもらいました


訪問看護をあまり快く思ってない様子で

頻回訪問は拒否されていました


人がたくさん出入りするのは疲れるから嫌だと話されていました


何とか週2回の訪問を承諾してくれました


そこで足浴、マッサージ、呼吸リハをやりました


1回目の訪問で

「どうして俺の痛い所が分かるのか?」

と話されていました


2回目の訪問では

「看護師の中でも色々な人がいるようだが

あなたは何が専門なのか?」

と聞かれましたので


専門ではないけど力を入れている事をお話ししました


在宅でターミナルの方をみていく事や

呼吸に関わることに力を注いでいる事を…


「そうか。だから上手いんだ。

あなたにやってもらった後はとても楽になってゆっくり休めるんだよ。」


それでも訪問回数を増やす話しを訪問看護の所長が話すと

「んん〜」

と難色を示していたそうです


その後訪問すると

「あなたに来てもらえるなら週3回でも

もっとたくさんでも来て欲しい」

と話されました

奥さんも

「あなたに来てもらった後はとても楽そうになるので出来るだけあなたが来てくれませんか?」


全部私が訪問するのは難しいと話しました


今日は訪問して

足浴をしながら肺や心臓についてのお話しをしました

どうして苦しくなるのかをしっかり話してみました


だからそれを回避するためにはどうすれば良いのかを具体的にお話ししました


そして奥さまのお立場や気持ちも代弁させていただきました


どうしていいのか分からない不安でいっぱいの奥さまに

変化していく病状をみさせて

判断させる事はとても酷だという事を…


後で後悔しながら生きていく奥さまのお立場は辛いものとなるかと思われるとお話ししました


病状をみて判断をさせてもらう事は

訪問看護師の役割だという事を分かっていただきました


奥さまには出来るだけ心の負担を軽くして

介護に専念出来るようにお手伝いする事を約束しました


帰るときに握手を求めてくれました

「よろしく頼むよ。金曜からの研修はしっかりがんばってきてくれよ‼︎」


玄関まで見送りに出てきてくれた奥さまは泣いていました


さぁ〜これからです

私たちの出番は…






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