日本の聖地ベスト100 [ 植島啓司 ]



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日本の聖地をランキング化した本が、日本の聖地ベスト100(植島啓司著)である。


中でも、聖地の中の聖地が、下記となる。





日本の聖地ベスト3




ベスト1 天川大弁財天社 (奈良県天川村)


ベスト2 室生寺・室生龍穴神社 (奈良県宇陀市)


ベスト3 天岩戸神社西本宮 (宮崎県西臼杵郡)




ベスト3は、いずれも美しい自然の中に鎮座する古刹であるが、いわゆる一般的なイメージは、一富士、二伊勢、三出雲なのかな…、であり、普段耳にするメジャーな聖地とどうも乖離がみられる。




では、聖地とは何かとなると、諸説あり、中々納得のいく説明が難しいのが現状である。




この本の著者は、日本の聖地各所を訪れ、聖地の謎の解明に取り組んでいる。




聖地の定義:神が降臨した場所としている




たとえば


1 (イエスや仏陀など)聖人ゆかりの場所 


2 特別な自然条件が人を引き寄せ、祭祀が行われるようになった場所




富士さんは、別格として、現在、最も聖地らしい伊勢や出雲は、これらの条件には、必ずしも当てはまらない。




その理由とは、伊勢も出雲も神が降臨した場所ではなく、人々が祈りをささげる場所として、当時の文化や交通の要に移されたため、本来の聖地から離されたと考えられるためである。




では、本来の聖地とは、何処なのか?


神が降臨した場所とは、しばしば交通が困難な場所にあって、やもすると人を拒絶するような場所となっていると言う。




すなわち聖地には、遥かな昔に神が降臨した場所と、現在人々が祈りをささげている場所の二通りの意味がある。




⇒ 時の流れの中で、その二つの場所が分断されていることが多いのかも知れない。





これから、これら人を拒絶しているかのような聖地を巡る旅の中で、植島氏の謎解きを参考にしながら、自ら歩いて巡ることで、私自身もその謎解きに挑戦したいと考えている。