[夢の中です]
冬・・・
雪の中をころげまわり
ドラ子と夢中で
雪ダルマをつくった日々が
想い出されます。
寒さなんて
なにひとつ感じない。
雪の白さと冷たさが
心地よかっただけの
あの日々を・・・
今
赤く燃える
暖炉の脇で
クリスマスツリーを見つめて
ボンヤリしている自分って
なんなのだろう・・・
この部屋は
暑いほど暖かく
酒もあり
クリスマスツリーも
華やかに輝いていて
もちろん
文句なしの環境なのにィ
どこか違うんです・・・
体も顔も
変わっちゃったしネ。
〈つづく〉