久利生「嫌われたらマズイだろうなとか、周りの人とうまくやらなきゃとか、俺の中にも一応ありますよ、そういうの。
でも、事件に関わっている人にしてみたら、そういうの全然関係なくないっすか。
人生かかってるんですよ。いや、下手したら、命かかってるし。
ウソつけないでしょ、俺たち検察なんだから。
やっぱ、事件には真正面から向き合っていかなきゃだめでしょ。」
※前のブログからの移転記事です♪(16.12.15作成)
2016年12月14日に、関西地方で再放送された番組です☆
あらすじと、ネタバレありの感想を書いてます☆
★★★★★★
久利生と麻木は、部長に東京地検特捜部のサポートを命じられる。
特捜部は現職大臣と建設会社の贈収賄を裏付けるため、人手不足になっていたのだ。
麻木は特捜部と聞いてウキウキ♪
部長「食堂の飯がうまいんだよなぁ」
久利生「まじっすか」
特捜部で、久利生たちを迎えたのは江上検事。
久利生が来るまで、麻木がついていたのが江上検事だったらしい。
早速、江上は久利生と麻木に仕事を説明する。
収賄に関係ありそうな書類や伝票を探すという地味な作業だった。
久利生の活躍をサポート出来ると張り切っていた麻木は、がっかり。
しかし、江上が胃潰瘍で入院。
急遽、久利生は江上が担当していた建設会社運転手の取り調べを引き継ぐ。
「書類にサインさせたらいい」と特捜部の人に言われる。
早速、久利生は運転手に事実確認。
運転手「現職大臣に金を運んだ日は休んでおり、車の運転はしていない。午前中寝て、午後から映画に観に行った。」
久利生は、もう一度運転手の行動を調べ直すことにする。
一方、城西支部には南雲という被疑者が殺人容疑で送致された。
田村検事が担当するが、南雲は黙秘。
また、南雲には大手事務所の弁護人、松平一臣がついていた。
何か裏が・・・。
夜、運転手の行動を調べていたとき、運転手が観ていたという映画の券が見つかる。
これを認めるとお金を渡したという事実さえなくなってしまうということで、却下される。
「調書にサインさせればいいんだ」と言い返される。
映画の半券だけでも証拠としては弱いということで、他の証拠を探す。
銅像のマネしたスタチューと話したとして、スタチューを探しに行く久利生たち。
収賄事件の核心を得るため、共通の知り合いの国分という人物の証言を取りたいと次席に話す特捜部。
国分は、元検事だったが、事件に協力しようとしなかった。
スタチューを探し出した久利生たち。
スタチューに見惚れて、タクシーの前でこけたため、タクシーに映像が残っていた。
つまり、運転手の証言の裏づけが取れた。
金が渡されたという日に、運転手はいなかった。
真実を追求して、犯罪者を捕まえるのが検事の仕事。
事件の日に運転していた人物を探すという久利生は、特捜部からクビを言い渡された。
捜査の協力を頼みに、元検事の国分に会いに行く次席。
しかし、捜査に協力は出来ないと言う国分。
遠藤事務官が警察の過去の捜査資料を調べると、南雲が容疑者として浮上した5件の事件を見つける。
傷害事件だが、今回の事件と地域が近接しているため城西支部では南雲の犯行を疑う。
4件の事件はいずれも容疑者逮捕に至っていない。
だが、1件だけ別の男が起訴され、判決直後にくも膜下出血で亡くなっていた。
同じような手口、同じ地域なのに、一件だけ南雲じゃないのもおかしいし、起訴された人物も無罪を主張していた。
つまり、最初の1件は冤罪だったのでは?
南雲を起訴すれば、城西支部は冤罪を暴くことになる。検察の重大ミスを・・・・
そうなると、城西支部で働けなくなる。
じゃあ、南雲の起訴をやめるか・・・・悩むみんな。
この事件を担当していた検事・・・・それは、国分だった。
次の日、特捜部をクビになったことをみんなに言う久利生。
みんなに責められるが・・・
久利生「嫌われたらマズイだろうなとか、周りの人とうまくやらなきゃとか、俺の中にも一応ありますよ、そういうの。
でも、事件に関わっている人にしてみたら、そういうの全然関係なくないっすか。
人生かかってるんですよ。いや、下手したら、命かかってるし。
ウソつけないでしょ、俺たち検察なんだから。
やっぱ、事件には真正面から向き合っていかなきゃだめでしょ。」
この一言が、城西支部のみんなの心に響く。
南雲を起訴すれば、冤罪が暴かれ、検察全体から睨まれるかもしれないが・・・・
部長「とことん、真実を追い求めるのが、俺たちの仕事だ。」
11話につづく