嵐さんとVOCALOIDのお名前をお借りした小説です。
初めての投稿作品ですので温かい目で見て頂けると
幸いです(*´ω`*)
これから連載していきますので
どうぞ宜しくお願いします🍀
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夏休みだというのに今日も部活がある。
太陽が照りつけていて古びたコンクリートが
チカチカと輝いている。
重い重い楽器を持って学校へ向かう。
吹奏楽は休みが無いって言っても良い位で、
全然休ませてくれない。
(なんだこのブラックな部活は。)
そろそろコンクールも近く、部活は忙しい。
「おはよぉございます…」
午前八時。普段なら夢の中の時間だ。
外は暑いし眠い、全然声が出ない。
渋々音楽室に入っていく。
もう練習している同級生や先輩方が多々いた。
「遅かったな。ルカ。練習はじめるぞ〜」
私にサックスを教えてくれている翔先輩。
翔先輩は中3で、最後のコンクールだから
かなり気合が入っている。
私は渋々とケースを開け、サックスを取り出す
今日はそれぞれの個人練習だから、
翔先輩と2人でチューニングを行おうとした所、
「ちょっといいか」と
音楽室に氷山先生が入ってきた。
「先生、どうしました?」
「そういえば巡音はフルートも吹けるだろう?」
「あ、はい…。それがどうしましたか?」
急に変な事言ってきたなぁ。
まぁ確かにフルート吹けるけど。
先生が勝手にサックスやれって言ったのに忘れたのか…。(´・ω・`)
「ちょっとな。吹奏楽に入りたいって言っている
子がいてな。転校生だ。」
「それで、フルートをやりたいと?」
「その通りだ。巡音とは違うクラスだか同じ
学年だ。接しやすいだろう。」
…女の子だと良いなぁ。
「良かったな、ルカ!お前フルート吹きたがってた
もんなぁ。」
翔先輩はニコッと笑う。
…大野先輩がフルートやってるから
別に大野先輩に教えて貰えばいいんじゃないの?
って思ったけれど、まぁいいか。
フルート吹きたかったし。
先生曰く、明日部活にその転校生は顔を出すらしく
…明日から部活が楽しくなりそうだ。