個人事業者を前提としています。


日々の入力において数人の給与の仕訳を合計で


給料  1,000,000  現金  950,000

             預り金 50,000


と仕訳している場合にはあまり適しないのですが、


お決まり仕訳登録などで人ごとに


給料 200,000   現金  195,000

            預り金 5,000

          ・

          ・

          ・

給料 200,000   現金  195,000

            預り金 5,000


と仕訳をしている場合には給料勘定に補助を作成し、

お決まり仕訳登録に登録をしておきます。


給料     0    現金    0

(田中)       預り金    0

          ・

          ・

          ・

給料    0    現金     0

(佐藤)      預り金     0


12月分までの仕訳の入力が終われば

田中、佐藤など各人ごとの1年分の合計が確認できますので、

会計王、みんなの青色申告の12月時点での試算表上の

給料勘定の補助の金額と別に作成している源泉徴収簿

の各人ごとの合計とが一致しているかをチェックできます。


一致していなければ、会計王の入力か源泉徴収簿の

どちらかが間違っており、自己検算ができます。





















会計王には仕訳検索機能があります。

A社への支払をしていたが、入力したかどうかを確認するためにも

利用できますが、その他にも例えば、今期にガソリン代をいくら支払

いしたかどうか、また携帯代はいくら支払ったのかを確認するため

にも利用できます。


ガソリン代を例にお話しますが、

(帳簿)→(元帳)→(科目)を旅費交通費に選択します。

旅費交通費の中には、通勤交通費や駐車場代や高速代やガソリン

代が混在していますが、その際


検索(C)  全表示        ▼ ←通常全表示になっている


科目(R)  旅費交通費     ▼


検索の▼をクリックして検索指定を選択します。


仕訳検索の画面の摘要マッチ(Y)の欄にガソリン代と入力

開始(F12)をクリックします。


       摘要    相手科目    借方金額

 

1/1   ガソリン代   現金       3,000

                                                    

           ・

           ・  

12/31  ガソリン代   現金       2,000


                      合計       50,000   


上記のように旅費交通費の中で摘要欄にガソリン代が含まれる

仕訳のみが選択され、その仕訳金額の合計が一番下に表示

されます。


ガソリン代だけでなくその他の内容についても仕訳を検索する

ことによりいろいろな経費の合計が把握できますので試してみ

てはどうでしょうか?









会計王11を前提としています。


通信費や水道光熱費を経費と家事関連費に分ける場合


期中は総額で仕訳をします。


通信費 10,000 現金 10,000


10,000円×12ヶ月=120,000円が試算表に計上されています。


家計費割合が50%で経費60,000円、家事関連費60,000円と

分けるために、


(決算)→(家事関連費計算表)→(振り分け設定)

→(家計分の比率を指定する)で50%と設定します。

→(登録)→(F4 仕訳転送)


簡易振替伝票入力の画面にとびます。


家計費の配分 事業主貸 60,000 通信費 60,000


という仕訳が自動で入力されています。


家事関連費と経費を分ける支出が多数ある場合には


この方法を利用すると楽に決算が行え、確定申告へ進める

でしょう。