親睦旅行(立山黒部アルペンルート・白川郷)
「黒部の太陽」を探して(旅行中はずっとでした)
◆世紀の大事業と言われた黒部ダム・黒部川第四発電所建設工事とは、高度経済成長を続ける昭和30年代、深刻なエネルギー不足に悩まされていた日本を救うため、関西電力は日本最大、世界でも第4位の貯水量を誇る巨大ダムと黒部川第四発電所建設に着手した。ダム建設の黒部川上流は、北アルプスの中央、標高1500メートル以上の高地、そこはフォッサマグナに沿った地質学的にも未知なる地帯、その作業は想像を絶する苦難の連続であった。工事は7年の歳月と171人の尊い犠牲を払い昭和38年に完成した。
◆映画「黒部の太陽」は、まさに大自然と人間が織り成すドラマであった。5月、関電トンネル掘削現場で大破砕帯に遭遇、延長80mの破砕帯からの湧水量は480万㌧にもおよび、約7ヶ月の苦
闘の末に、ようやく12月に突破。翌2月歓喜のなか関電トンネルが貫通。5月には全面開通にともない、ダム地点での採掘も本格化し、黒部トンネルや発電所への導水路工事本格化した。
◆「しかし我々の親睦旅行も誰の行いが悪いのか知らないが、雨ばかりですね、」「きっと全員悪いだよ」「そんなものですかね~」「バスに戻ってまた飲みますか?それとも寝ますか?」
「権利の濫用」と「Lマークの付いた看板」
◆「宇奈月温泉木管除去請求事件」では、「権利の濫用」という日本の法制史に大きな影響をあたえる判決がくだされた。当時、宇奈月では、赤松をくりぬいた木管を引湯管とし、湯元である山から温泉を引いていた。途中2坪程の未登録地があることに気付いた者がその土地を購入し、その土地と隣接する広範囲の土地を高価な価格で買い取るか木管の撤去及びその土地への立ち入ること禁止する訴えをおこした事件。昭和10年の裁判では土地所有者であろうとも、その所有権をもとに、ほとんど資産価値のない土地を法外な価格で買い取らせようとするのは「権利の濫用」にあたるとし、訴えを退けた。
◆その木管も今では鋼管製に換わり、地中に埋設敷設されている。現在でも毎分2000ℓの温泉が「美肌の湯」として麓の宿に供給されている。
◆バスが温泉街に入るとLマークの付いた交通安全を呼びかける看板を発見、しかしその看板はペンキも剥れ、見た目にも汚れている、これがこの地区のLCの勢いなのか?
◆我々は、さまざまな活動をしていますが、決して「呉下の阿蒙」…昔のままで進歩のない人物。学問のないつまらない者であってはならないと思います。「士、別れて三日、即ち刮目して相待つべし」… 男子は別れて三日もあわないと、その間にすばらしい進歩をとげるから、よく目を見開いて見るようにしてほしい 逆にならない様に注意しましょう。