昨日の朝6時ごろだった。
トイレに行った後、少しふらっとした。お水を飲めば治るかもと思い、コップ1杯の水を飲んだが、ふらつくのでソファに横になった。
すると、まわりの景色がぐるんぐるん急回転で回りだした。同時にものすごい吐き気に襲われた。
恐ろしくて、次女の名前を叫んだ。
夫は、すでに日課の座禅に出かけていたのはわかっていた。
でもいても次女の名前を呼んだと思う。夫は、こんな不測の事態には、指示をしないとボオと立っているしかできない。
次女は飛んできてくれた。
「世界がまわっているの」
「どうしよう。救急車呼ぼうか」
「少し様子を見るわ」
しばらくすると収まってきたので、立って少し歩いた。
それが悪かった。また回りだした。
救急車は悪いから、迷っていたら、次女が救急車呼んだらいいのか相談できる番号にかけてみるといって調べてかけたが通じなかった。
このまま近くの病院があくまで待つのは辛いと思い、次女に救急病院を捜してもらって電話してもらった。
診れる医者がいないので、救急車を呼んだ方がいいというアドバイスだった。
次女が電話すると、速攻できてくれた。
具合悪いまま、保険証と財布、鍵をバッグに入れて、身支度をしていると、もう立っていられない状態になった。
救急隊員の人がいろいろ質問をし、次女がテキパキと答える。間違っていたり、足りないところだけ私が答えた。
唐突な質問が一つあって、「今日は何日ですか」と言われて、
急にはわからなかったが、翌日が祝日なのを覚えていたので答えられた。
するとメニエール系の治療ができる病院を捜しますといって、
慈恵医大に運んでくれた。
あれは、頭がしっかりしているか確認するための質問だったのかな・
救急車の中でも回るので横にならず、壁にもたれてハンドルをもって耐えた。
何度も吐こうとするが、胃に残っていないのか出なかった。
医師の診察は、しびれや感覚、目の血管を丁寧に診てくれた。多分脳に関係があるかを調べたのかと思う。
「めまいと吐き気を止める点滴をして、帰宅になります」と言われた。看護師さんと医師が何度かきてくれた。そのうち次女も中に入れた。
次女にお薬手帳はありますかと聞かれて、常用している薬を2種類とお薬手帳を出していたが、なぜか母子手帳まで出していた。お薬手帳と同じところに置いていたので、一緒にもってきたようだ。女医さんから笑顔がこぼれた。
救急なので確実な診断はできないようだったが、メニエールのようだった。次女が、ネットで調べると、「悪天候、過労、睡眠不足、ストレス」でおきやすいとあるから、ママは全部はてはまっているから絶対だよと言う。
看護師さんに、次女がママは確定申告がストレスでというと、最近それが原因で、来られた方がいますよと言っていた。確定申告のことを考えていたら転んで骨折をしたような話だった。
立っていられないくらい激しい回転性のめまいは、点滴で収まった。少しふらふらするが、ふつうに歩けた。次女が会計や、薬を受け取ってくれて助かった。
大学病院は、なんでもそろっていて、コミュニティのようだ。焼きたてパンを売っているところがあるので、そこで家族のお昼用にパンを買った。
タクシー乗り場にタクシーが待機していたので、待つこともなく、すぐに家に帰れた。料金も3000円くらいだった。案外近いのだと思った。
帰宅後は、パンを食べてすぐ寝た。夕方から塾の仕事ができるのか心配だったが、ゆっくり動けば大丈夫だったので、普段通り授業をした。
今も、まだ眩暈がおこったらどうしようと思い、おそるおそる動いている。幸い、頭はしっかりしているので、仕事はできるし、ブログもかける。
最近は寝る前にリーゼを飲んでいなかったが、しばらくまた飲んでぐっすり寝るようにしようと思うし、昼と夜しっかり作っていた食事は1回だけちゃんと作って、後は適当に食べてもらうことにした。
心身ともに疲れ果てていた今日、思いがけず幼馴染から荷物が届いた。
慶応を卒業したお祝いに手作りのバッグと犬のキーホルダーを送ってくれた。昔飼っていた犬の名前も覚えていてくれた。一緒に散歩したことなど書いてくれて涙が出た。
幼馴染とは、喧嘩もしたし、疎遠になったこともある。
でも、いつの間にかもとの仲良しになる。不思議だ。