S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング・各種セミナー&認定講座)の瀬川です!
夏バテしていませんか???(笑)
夏バテに限らず、疲労が蓄積していたり、体調不良の時にはミスや失敗も起こしがちになります!
そして、快復に努める事が何より肝要ですが、
誰かに頼っても良い!!!
という事に躊躇(ためら)い覚える人も、とても多いです、、、
そこで今回は2024年7月6日の第518回目のTOPICS『 コミュニケーションから生まれる協力という魔法 ~アポロ13号より~ 』から、一部を抜粋し、かつ簡略化した内容をお届けしてみます!
では、ここから番組『 アナザーストリーズ 』(NHK BS)の「アポロ13号の奇跡 緊迫の87時間」を少し眺めます!
アポロ13号は以前にトム・ハンクス主演で映画にもなりました。
ある意味でアポロ13号は、
悲劇の主人公
とも言えますが、果たして、、、
【 月の目前で爆発事故 】
1970年4月11日、アポロ13号は月面着陸して月のサンプルを持ち帰るミッション遂行の為、月へ向かいます。
4月13日、月へ到着寸前の所で船体が爆発し、メインエンジンが使えなくなりました。
これにより酸素と電力が限られ、絶体絶命の危機に陥ります、、、
【 感情が渦巻く現場 】
事故後に管制室を指揮したのがフライトディレクターのグリン・ラニーです。
ラニーが一番最初に取り掛かったのがアポロ13号を地球に戻す為の「ルートを発見」する事でした。
そして、事故後の管制室の状況についてラニーは語っています、、、
ラニー:
『 皆、凄く感情的になっていて「今すぐ反転させろ! 地球に帰らせろ!」と、もう分析も何も関係なかった。 』
この時、既にアポロ13号は月へ近づき過ぎていて、月の引力の影響を受けていました。
月の引力を振り切って反転する事が可能か否かをラニーは専門スタッフと「冷静に検討」した所、無理と判明します。
計算上ではアポロ13号には反転出来るパワーが残っていませんでした、、、
ところで、TOPICSでは「(過度な)感情よりも理性の活用を」と伝えていますが、それと同時に「喜怒哀楽」も大切で必要と伝えています。
そして、
コミュニケーションで最もトラブルになりやすいのは・・・
意見や見解の相違である事は少なく・・・
お互いに敢えて避けている「隙間(話題)」に生じやすい・・・
とも伝えています!
【 急がば回れの活用 】
パワーが残っていないアポロ13号に残された「選択肢は一つ」しかありませんでした!
地球へ戻る距離は「長く」なるものの、予定通り月へ向かい、月の裏側を周って月の引力を「利用」するルートです。
月の引力を「利用」する事で「加速可能」となり、最小限のパワーで地球に帰還出来る計算が導き出されました。
ところで、TOPICSでは「(過度な)二者択一に陥らないように」と伝えていますが、時には選択肢が一つしかないケースもあるでしょう。
そして、私達は数多くの選択肢がある中でも「常に一つの選択と決断」を下しています!
「矛盾」して聞こえるでしょうが、選択と決断の源にあるのが「真の動機」です。
そして、「柔よく剛を制する」との言葉があります。
これは「相手の力を利用」する為には「しなやかさ」が役立つという意味です。
ただ、その為には、
相手や状況をつぶさに観察する
という事が必須です。
最近は「インスタント思考」の弊害も多々生じていますが、 「急がば回れ」 を想い出して下さい!
【 最終的に行動に移さなければ何も変わらない 】
軌道の計算に加え、ラニーはアポロ13号を「動かす」方法を考えなければなりません!
そこでラニーが目を付けたのが、「月着陸船」のエンジンでした。
司令船のメインエンジンと比べると「遙かに弱く小さい」ものの、エンジンがある事は「事実」です。
ただ、このエンジンは月への降下用であり、使用出来るのは1回だけでした、、、
何とか軌道を見つけ出し、ラニーは軌道修正の為に船体を反転させエンジン噴射を指示します。
こうして、アポロ13号は地球への帰還ルートに戻る事が出来ました!!!
ところで、TOPICSでは、
私達の「人となり」は「思い」+「言葉」+「行動」の総体である
と伝えています。
そして、「思う」事も「言葉」を発する事も、同じく「行動」です。
「言葉足らず」などの言葉もありますが、言葉は「無料(タダ)」です(笑)
そして、一番声帯を酷使するのが「日常会話」のトーンです!
故に、歌手は歌う時にはさほど声帯にダメージを受けないので、コンサートの前は日常会話を控える事が多いです(笑)
「思い」と「行動」を「繋げて重ねて」いるのが 「言葉」です!
そして、繰り返しですが「言葉」を発する事も、 同じく「行動」です!!!
【 成功の裏にある縁の下の力持ち 】
今度は出発時とは「逆に」月着陸船が一番後方となり、月着陸船のエンジンで地球へ向かう事になります!
しかし、地球まで約35万キロもあり、弱く小さいエンジンがどれほど保つのか、管制室の誰にも分かりませんでした、、、
月着陸船は「アクエリアス」と名付けられましたが、今度はアクエリアスと、そのエンジンを作った技術者達が一斉に動き始めます!
アクエリアスは作ったのは航空機メーカーのグラマン社でした。
そして、この時に動いた技術者達は、何と延べ2万人にも上っていました!!!
実は、ラニーが軌道修正の為に噴射の指示を「決断」する際に、技術者達の奮闘が一役買っていました。
この時、技術者達は「あらゆる事態を想定」して、データの洗い出しに取り組みます。
そして、アクエリアスのエンジンにある断熱シートが何回の燃焼に耐えられるかが焦点となりました。
それと同時に、電力不足を「補う」方法も見出す必要がありました。
この時に残っていた電力は僅か「2日」分、、、、しかし地球までは最低「4日」掛かります、、、
この時の状況を技術者の一人が語っています、、、
ある技術者:
『 NASAに何かを伝えても、業者から言われるのが嫌そうだったよ。 だから、NASAの上層部に連絡して「彼等(技術者達)の指示に従え」って言って貰ったんだ。 』
ところで、副題に「縁の下の力持ち」と付けていますが、これは「影や陰」などの意味ではありません(笑)
確かにアポロ13号のミッションの「日向(ひなた)役」はNASAでしょうが、もしNASAが「妙な面子(めんつ)」に拘っていたら、アポロ13号は地球に帰還出来なかったかもしれません。
それを阻止したのが、技術者達の 「言葉」を発した「行動」です!!!
昨今は「物言う株主」は敬遠される傾向が高いですが、「良薬口に苦し」と同様に、「耳に痛い」言葉には「思わぬヒント」が隠されている事も多々あります(笑)
そして、『 上層部に連絡 』との証言から、当時のNASAでは「現場」が主導権を握っていたのかもしれませんが、現代は部下の告発を上層部が「握りつぶす」という「聞く耳を持たない」風潮が蔓延しています。
強引に導入しようとしているマイナ保険証も然りです、、、
【 コミュニケーションに活用出来る角度という視点 】
そして、最後の難関が大気圏突入時の進入角度です!!!
角度が「深い」と高熱で船体は破壊され、角度が「浅すぎる」と大気圏に弾かれ宇宙を彷徨い続ける事になります。
許される角度の幅は「7.7度」から「5.3度」の僅か「2.4度」しかありません、、、
ところで、コミュニケーションは「対話」や「会話」とも表現出来ます。
そして、この中には 「質問」 も含まれます。
最初から相手と「相対立」する意見や考えを投げ掛けてしまうと、多くの場合では「弾かれる」でしょう(笑)
かと言って、何でもかんでも「受け入れて」いては、次第に相手から「コントロール(支配)」されるリスクも生じます。
相手を「理解する」為には、 その前に「知る」事が必要 です。
そして「知る」為には、 「質問」する事が大切 です。
相手への「質問」の「進入角度」を考えたり、そして変えてみると、意外な反応!?が返って来るかもしれません(笑)
【 協力という魔法 】
こうして、全ての問題をクリアし、アポロ13号は無事に地球に帰還出来ました!!!
このアポロ13号の出来事は「人類が初めて体験した」宇宙での大事故ですが、それと同時に、
《 成功した失敗 》
と呼ばれています、、、
その証となるのが、技術者の一人と、風疹の疑いでアポロ13号に搭乗出来なかった宇宙飛行士のマッティングリーの言葉に見出す事が出来ます、、、
ある技術者:
『 あれ以来、取るに足らない仕事は無いと思うようになったよ。 今やっている事がどんな効果をもたらすのか分からない。
いつミッションで役に立ったり、ひょっとして人の命を救ったりするかもしれないだろ。 自分の役割を凄く誇りに思っている。 』
マッティングリー:
『 いくつかの場面で、どこかの時点で、一人一人が重要でした。
あの救出劇はまさに魔法のようでした。 映画では伝え切れていませんがね。
2~3人が大きな役割を果たしたように映画では見えましたが、実際には何千という人達の助けがあったからこそ、初めて可能だったのです。
それが真実です。 』
では、今回は締め括る必要もなさそうですが、一言だけ(笑)
【 魔法を出現させるには 】
この世に都合の良い魔法は存在しません、、、
しかし、
「都合」とは「相手」が存在して初めて成り立ち得る
ものです。
自分一人だけであれば「自由」なので「都合」は生じようがありません(笑)
そして、それは、
コミュニケーションも協力も同じ
というのは理解出来るでしょう。
すると、
この世に魔法が出現する!!!
と言う事です(笑)
と、このような内容でお届けしておりましたが、一言だけ!!!
コミュニケーションの鍵を握るのは、手間を惜しまない事!!!
です(笑)
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