S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング)の瀬川です!
東京都知事選も始まった模様ですが、過去最多の立候補者数みたいですね!
立候補の自由があるので何人でも構いませんが、ただ、その多くが政治的関心ではなく、 名を売るため という傾向も見られる模様です、、、
そこで今回は2024年6月8日の第514回目のTOPICS『 好きこそものの上手なれ ~広げない勇気と向上心は相矛盾しない~ 』から、 「広げない勇気」 の箇所をお届けしてみます!
(当該TOPICS掲載当時の)2024年も6月という前半最後の月になったので、最初に今年のTOPICSの方針の種明かしをします!
まず一つに、
賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ
という「歴史」に学ぶ事が急務です。
なぜなら、
同じ事(悲劇など)を繰り返し続けていては「保(も)たない」
からです。
そして、歴史というと何処か「壮大で他人事」のように感じられるかもしれませんが、
個々人にもそれぞれの歴史があってこその「今」がある
のが事実であり真実です。
そして、これ迄も同じですが、今年は特に「メタファー(物語や比喩や暗喩)」の活用を重視しています。
なぜなら、
現在の世の中や社会で起こっている様々な出来事や事柄を見るにつけ・・・
「顕在意識」で分析し判断するには手一杯の状況・・・
というのが現実なので、「潜在意識」を活用して学び取る事が大切で必要になるからです。
そして、私達が生きる上での「基本」は、
衣食住
です。
そして、近年は、
地震や山火事等の自然災害で「住」が失われ・・・
乱獲や気候変動も相まって「食」が危機に瀕している・・・
果たして今後は「衣」も???
という問い掛けです、、、
では、ここから恒例の漫画本『 美味しんぼ 』(作:雁屋 哲、画:花咲アキラ、小学館)をメタファーとして眺め、そこに様々な視点を加味して進めていきます!
とは言っても「食」に焦点を当てる訳ではありません(笑)
一つ目は第12巻に掲載の《 老舗の身上 》の回からです!
【 広げるチャンス!? 】
山岡の同僚の花村さんが、老舗のお煎餅屋さんの主人の三谷さんと結婚しました。
その三谷さんに有名デパートから「出店して欲しい」と依頼がありました。
花村さんは「お店が大きく伸びる絶好の機会」と考え賛成しますが、三谷さんは気乗りしません。
と言うのも、これ迄も度々出店の依頼がありながらも全て断って来ていました。
その理由が品質を維持出来ない事と、デパートから商品を増やして欲しいと要望がある中、三谷さんは醤油煎餅一筋でやって来て、新たな味の煎餅を増やすのは店の方針に反すると考えていたからです。
こうして、花村さんと三谷さんの仲がギクシャクしていきます、、、
ところで、特に仕事ではビジネスチャンスが訪れる事もあり、それを見逃さない為に普段から「目を凝らす」事も大切で必要です。
一方でメディアなどに取り上げられ一時的に客が殺到し、逆に今まで通りのサービスが提供出来なくなるケースもあります。
そのまた一方で、手間を惜しまず丁寧な仕事をしているケースでは、それなりには値段にも「反映せざるを得ない」のが現実です。
「本物」に対して「買い支え」という視点が失われてしまうと、「偽物」だけが生き延び跋扈する状況になってしまい、最終的に「煽りを食う」のは私達消費者です!
【 右肩上がりを問う 】
そこで、花村さんは山岡に相談を持ち掛けます。
花村:
『 三谷さんは、昔からのお店の名声にあぐらをかいて、もっと大きく成長しようという覇気がないのよ! 』
山岡:
『 覇気? 』
花村:
『 勇気と言ってもいいわ。 』
山岡:
『 三谷さんに勇気がないって? 』
花村:
『 そうよ! 新しいことを始めて、お店を大きく発展させる勇気がないのよ。 それが私には歯がゆいの。 』
ところで、歴史上でも「覇権争い」は昔から繰り広げられてきました。
それは領土の奪い合いという形でされていましたが、今ではその範囲が「宇宙」にまで広がっています。
そして、何よりも危惧されるのが「心や精神という内面」にまで及んでいる事です。
いわゆる「思想の弾圧」ですが、TOPICSでは繰り返し伝えている通り、
一人だけでは誰も生き延びる事は出来ない
という事ですが、私達の内面も「多様性」に溢れています。
袋小路に入っている!?と感じる際には、もう一人の自分(もう一つの内面)にも目を向けて「見つけて」あげて下さい!
【 山岡の思惑 】
そこで山岡は三谷さんのお店をテレビで取り上げて貰う算段を付けます。
その取材の席で山岡は三谷さんにイチゴ大福を食べさせます。
最初は食べるのを躊躇っていた三谷さんでしたが、食べてみると美味しくて衝撃を受けました!
山岡:
『 三谷さん、イチゴ大福を作り出した和菓子屋さんが、もしそれまでの伝統を守ることでよしとしていたら、この新しい美味は発見出来なかったでしょうね!
もちろん伝統の味を守るのも大事ですが、新しい味のせんべいを作ることも、味の世界を広げるということでは、価値のあることじゃないでしょうか? 』
こうして三谷さんの説得に至りますが、当の山岡は一人ニヤニヤしていました(笑)
ところで、確かに日々新たな商品やサービスを考える事も大切で必要です。
また「食わず嫌い」という言葉もありますが、この表現を変えたものが、
「行動」という実践が大切で必要!
になり、今年の後半も意識し続けて下さい!
【 温故知新の真の活用 】
しかし、この場面がテレビで放映されるやいなや、お店には常連客が押し寄せ、一つの味を守り抜いて欲しいと懇願します。
その熱意に打たれ、三谷さんは出店も新しい煎餅作りもせず、これ迄通りに一つのお店で同じ煎餅を作り続ける事を宣言しました。
それを見ていた花村さんも納得し、万事上手く収まりました!
そして、山岡は話します、、、
山岡:
『 食べ物屋にとって最大の誘惑は、出店を出したり、新しい分野に出て行ったりして、拡大膨張をしようということなんだ。
とくに評判のいい店ほどその誘惑は大きい・・・ その誘惑にのって拡大膨張するよりも、じっと伝統を守って一か所に留まり続ける方が、ずっと勇気のいることなんだ! 』
ところで、アドラー心理学では「嫌われる勇気」も提唱されています。
そして、先ほどの『 「行動」という実践が大切で必要! 』の箇所と「相矛盾する」ように感じるかもしれませんが、
行動には「不作為(何もしない)」も含まれる
という視点は意外と見落としがちです(笑)
そして、温故知新とは昔からの知恵や叡智を再度見つめ、そこから「今」に活用出来る新たな何かを発見する(知る)という意味です。
つまり、真に意味している所は「視点を増やす」という事です。
その為には「知る」事が役立ちます!
【 広げない勇気の真意とは 】
戦争も領土の拡大が一つの目的ですが、そもそも自国内が上手く廻っていないから他国に触手を伸ばすというのも事実です。
しかし、
戦争により更に国も国民も疲弊する
のが真実です。
TOPICSでは幾度も伝えている「幸せな人はイジワルしない」と同様に、国民が幸せを感じられていない傾向が高まると戦争を起こしがちになるのは、歴史が証明しています。
これは、
目を「外側」に向けさせる
という権力者の「常套手段」です。
つまり、
外側だけに「答え」を求めようとするから見つからない・・・
それどころか「支配やコントロール」を答えにしようと暴走が始まる
という事象に結び付いていきます。
これも同じく職場にも人間関係にも当てはまります。
【 相矛盾しないのは三位一体 】
戦争を例に挙げましたが、
広げない勇気とは身近な「幸せ」に気づく
という事であり、
向上心とは自らの「倖せ」をほんの少しだけでも他者へお裾分けする
という事です。
故に、
広げない勇気と向上心は相矛盾するものではない
という事になります!
なぜなら、
自分の合意と他者の合意の二つが、その先の「新たな現実」という三つ目を創造する
からです。
そして「長所」はどこまで伸びても長所であり、「短所」は伸ばしていけば長所となります。
その長所か短所かを判断するのは「自分」でもあり、評価するのは「他者」でもあり、その「双方の認識の合意」が新たな「個性」という、これも三つ目という「循環」を生み出します(笑)
もし、何かが相矛盾すると感じる時は、
「○か×か」などの過度な二者択一に陥っていないか???
を考えて下さい。
そして、最後には「選択と決断」が生じるのはその通りですが、
考え抜いた末の選択と決断でなければ、結果は必ず「始め(元)」に戻っている
のが手掛かりになります。
そして、冒頭の「衣食住」も三位一体です。
そして、
広げない勇気と向上心を相矛盾せずに結び付けてくれるもの・・・
それが好きこそものの上手なれ!!!
です!
と、このような内容でお届けしておりましたが、「向上心」の箇所は今回のアメブロ版では省略しているので、伝わり辛い面もあるかもしれません(笑)
そして、GW明けから特に今頃の時期は、自主退職や自主退学というケースも増えています!
勿論、そのような事が悪い訳ではありません(笑)
つまり、そのような「選択と決断」に至った「振り返り」を改めて行った上で、
「今ここから」の好きこそものの上手なれ!!!
を味方に付けてみて下さい(笑)
『 好きこそものの上手なれ ~広げない勇気と向上心は相矛盾しない~ 』はこちら
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