S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング)の瀬川です!
 

 

GWも終わり、日々の日常生活という 地に足を着けた生活 に戻りつつある頃合ですね(笑)

 

そこで今回は2024年2月27日の第508回目のTOPICS『 地に足を着けて生きるとは ~空と海を繋ぐ地上の空海伝説に学ぶ~ 』から一部をお届けしてみます!


私達人間は生身の体という「現実」の前では、

 

「空」を飛ぶ事も出来ないし、「海」で泳ぐ事は出来ても潜れるのは僅か数分

 

というのは、子どもでも分かっていますね(笑)

そのように考えると、

 

私達人間の一番のフィールドワークは「地上」!!!

 

という事になります!

何やら意味不明な出だしと感じているでしょう(笑)


 

では、ここから『 歴史探偵 』(NHK)という番組の「平安のスーパースター 空海」の回を少し眺めていきます!

その前に、

 

今回のテーマの「地に足を着けて生きる」と「スーパースター」は矛盾する!?

 

ように感じるかもしれませんが、果たして、、、

ちなみに私は無宗教ですし、ここから先は宗教を取り上げる訳ではありません!

 

 

今回の主人公は弘法大師空海ですが、今年は生誕1250年に当たっています。

空海が活躍したのは今から約1、200年前の平安時代になります。

空海は高野山を開いた事で有名ですが、10年掛かる修行を3ヶ月で極めた、3ヶ国語を操る事が出来たと言われます。

そして、書の達人と称され「弘法も筆の誤り」「弘法筆を選ばず」などの言葉は「現代」でも使われていますね(笑)

 

 

【 空海の芯を成す「即身成仏」の意味 】

空海が記した密教の指南書『 即身成仏義 』があります。

そこで「即身成仏」とは、

 

《 人は この世に生を受けた この身のままで 仏になることができる 》

 

という教えです。


 

【 空海以前の仏教の実態 】

密教伝来以前の仏教の教えは、

 

《 人は生きている間は仏になれず 無限に近い時間を費やすことで成仏できる 》

 

というものでした。

そして、当時の仏教は「国家の安泰を祈り、天皇を守ること」が主な役割でした。

 

しかし、当時の民衆の「現実生活」では疫病が流行し、干ばつによる飢饉も追い打ちを掛け、全く希望の無い状況でした。

つまり、この当時の仏教は仏典の研究を行うだけで、民衆には 「何の役にも立っていなかった」 という事です、、、

 

故に!?空海は天皇からの支持を集めます。

当時の上皇の言 : 『 国家は空海の護持に頼り 動植物に至るまで 空海の慈悲を受けてきた 』


ところで、「国破れて山河あり」という言葉があります!

現在の日本を含めた世界全体を見渡した時に、

 

仮に山河は残ったとしても 国民は存在している!? そもそも存在出来る!?

 

という感じかもしれません、、、

もっと気楽な表現では「ファンあってのプロ野球!? プロ野球あってのファン!?」という視点から考えても大丈夫です(笑)

 

 

【 「現実的手段」を活用した満濃池の堤防改修 】

知っている人も多いでしょうが、香川県まんのう町に満濃池があります。

洪水で度々堤防が決壊し大きな被害が出ていた所、空海が堤防の改修工事を指揮します。

通常であれば堤防は一直線に作るものと考えられていましたが、アーチ型にして水の力を分散させる事に成功します。

空海は唐の留学時代に 「土木技術」 を学び、それを満濃池で活用したという事です!

 

 

【 「教育」を重視した綜芸種智院の創設 】

綜芸種智院は今で言う所の 学校 です。

当時の都には貴族の為の学校しかなく、誰でも学べる環境にはありませんでした。

そこで空海は学校を民衆に解放し、しかも授業料も無料にした事で、 今まで学びたくとも学べなかった子ども達が育ち成長 していきます!

 

 

【 視覚に訴える「宣伝」効果 】

密教の経典を全て読破するには10年以上掛かると言われ、更に奥義を理解するのも至難の業と言われます。

 

そして、ここは空海が直接関与していた話ではありませんが、近年インドネシアで小さな仏像が発掘されました。

この仏像は30体で一つのセットとなり、中心に全知全能の大日如来を据え、その周りに様々な仏を放射状に配置します。

つまり、

 

密教の世界観を伝える為に《 視覚 》に訴えた

 

という事です。

以前のTOPICSでも「情報の90%(近く)」は視覚から入ると伝えていました!

ちなみに周りに配置される仏は、それぞれに個性や能力があり、今で言う所の「適材適所」「分業制」と似た感じです(笑)

 

 

【 曼荼羅という「二次元」の活用 】

しかし、幾ら小さい仏像とは言え、それを毎回持ち運んでセットするのは手間も掛かります(笑)

そこで空海は唐から曼荼羅という 二次元の「絵」 を持ち帰ります。

絵なのでクルクル丸める事が出来、持ち運びも楽という利点もありますが、何よりも、

 

文字を読めない人にも伝えられる

 

というのが最大のメリットです!

仏像は「三次元」で、曼荼羅は「二次元」という、今で言う所の「TPO(時と場と場面)」を意識した宣伝上の工夫と言えるかもしれません(笑)

 

そして、空海が曼荼羅を活用した理由として次の言葉が残っています。

 

空海 : 《 (曼荼羅を)一度見ただけでも成仏することが出来る 》

 

もしかしたら、視覚に加え「暗示」を活用して潜在意識への瞬時のインプット!!!という空海の思惑があったのかもしれません!?(笑)

 

 

【 日本全国に存在する空海伝説 】

北海道から鹿児島まで約3、000もの空海伝説が語り継がれています。

例えば岩手県の「甘わらび伝説」では、アク抜きをしなくても食べられるわらびを授けた。

新潟県の「宝手ぬぐい伝説」では、空海から貰った手ぬぐいで顔を拭くと若返った。

 

そして、富山県上市町に護摩堂地区という場所があります。

当時、この地には水源が無く困っていた所、空海が杖を一振りした事で水が湧き出て来たという伝説です。

そして、現在の護摩堂地区には、空海が802年の29歳の時に来たと伝えられています、、、

 

しかし、この802年は唐での修業前であり、この頃の空海は仏典研究に没頭していた時期と考えられています。

また、空海に関しては25歳から30歳までの記録が残っていない事も関係しています。

このような空海伝説は 一体全体どういう事 なのでしょうか、、、

 

 

【 空海伝説の真相 】

空海伝説が日本全国に存在するからくりは「高野聖(こうやひじり)」と呼ばれる僧たちが関係しています!

高野聖は平安時代の末から江戸時代に掛けて活動し、空海から授けられた説法などを行う活動をしていました。

 

それと同時に空海の「名を広める」役割も担っていました。

今で言う所の 「営業活動」 ですね(笑)

 

空海亡き後の高野聖の中には「虎の威を借る狐」や、これも今で言う所の自分を良く見せる意味での 「承認欲求」 の人もいた事でしょう(笑)
 

また、話を盛ったりなどの「営業トーク」も様々な伝説に結び付いていったのかもしれません。

昨今ではSNS等での有名人の成りすまし詐欺広告や、あらぬ事実や噂による口コミ被害も後を絶ちません、、、

 

 

【 現代に通ずる!?高野山再建の手段 】

5年前に約1万基の木製五輪塔が発見されました。

これは民衆が先祖供養の為に高野山に奉納したもので、五輪塔の底には全国津々浦々の地名が書かれています。

当時、高野山に落雷があり寺の大半が焼失し、荒廃の危機に陥っていました。

 

つまり、高野山再建の為に高野聖が「寄進(寄付)」を求め全国行脚していた証と言われます。

これも今で言う所の 「クラウドファンディング」 と似たように感じませんか???(笑)

 

 

【 地に足を着けた空海の活動 】

ここまで見て来たように、空海の活動や功績には多々 「現実的手段」 が使われており、それらは今の現代にも 「相通じる面」 が多々ある事は理解出来たかもしれません。

電話はおろか、ネットもSNS等も無い時代での宣伝活動も然り、土木工事や教育の整備などの様々な活動というのは現代でも同じ事です。

 

しかし、現代の多くは「机上の空論」のように空回りであったり、逆に 「現実離れ」 した事が一人歩きしているようにも感じます。

勿論、これらの事も誰かが「ある意図の元に」仕掛けているのでしょうが、、、

 

 

では、私の視点を交えた番組からの紹介は終了し、締め括りに入ります!

【 今回の総括 】

冒頭で『 「空」を飛ぶ事も出来ないし、「海」で泳ぐ事は出来ても潜れるのは僅か数分 』とコメントしました。

しかし、

 

現代は飛行機もあり潜水服(潜水艇)もある

 

のも事実です(笑)

 

そして、今回の空海というテーマでは 《 行動という実践 》 も大切なキーワードの一つになっています!

その一端として、空を飛ぶ事を夢見て、それを実現出来た(飛行機を創り上げた)のも同じ事です!

 

しかし、それと同時に現代では行き過ぎた経済至上主義(経済活動)が、

 

「空」での大気汚染や気候変動・・・

「海」でのマイクロプラスチックによる海洋汚染・・・


 

などを引き起こしているのも事実です。

更に、



地球周回軌道に大量に溢れ返っているスペースデブリ(宇宙ゴミ)・・・

 

というように 「宇宙」 にまで汚染が広がっています。

 

そして、これも冒頭にコメントした『 私達人間の一番のフィールドワークは「地上」!!! 』と同時に、 「人新世」 という言葉も注目を集めています。

 

「地上」での人間の行き過ぎた活動が「空」と「海」を脅かし・・・

今では「宇宙」にまで汚染を広げている・・・


 

 

そして、人間の体の60~70%は「水分」と言われるように、生きる上で水は必須のものですが、

 

「水(雨など)」は「空」と「海」の循環で生まれる

 

ものです。

 

そして、不謹慎で不適切ですが、相次いで起こり続けている大地震などもあります。

 

人類は地に足を着けて生きているのでしょうか、、、

この先に地上(地球)で生き続ける事は出来るのでしょうか、、、

 

TOPICSでは《 お一人お一人が救世主 》とも伝えていますが、今回のテーマに擬(なぞら)えると、

 

お一人お一人がスーパースター!!!

 

という意識を保つ事が役立つかもしれません!?(笑)

 

 

と、このような内容でお届けしておりましたが、「理想と現実」という言葉もよく見聞きします!

しかし、


理想を実現しない言い訳に「現実」という言葉を使ってはならない!!!

 

というのは、空海の時代と今の時代とも「相通じる面」があるのが証となります(笑)


『 地に足を着けて生きるとは ~空と海を繋ぐ地上の空海伝説に学ぶ~ 』はこちら

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