S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング)の瀬川です!

 

 

記憶にある方も多いでしょうが、今年は ナッツリターン事件から10周年!? という事もあってか、テレビ等でも改めて取り上げられる事も多いです!

 

そこで今回は2024年2月24日の第499回目のTOPICS『 ナッツリターン事件とカプチルに学ぶ「幸せな人はイジワルしない」 』から再整理と再構成の上で、その一部をお届けしてみます!


 

では、この事件を簡単に振り返ってみます!

ナッツリターン事件は2014年12月5日の出来事であり、その舞台となったのがニューヨークにあるジョン・F・ケネディ国際空港でした。

韓国に向かう大韓航空の機内の中で、大韓航空の財閥3世であり同社の副社長でもあるチョ・ヒョナ氏が機内に搭乗していたチーフ・パーサーを飛行機から降ろす為に、離陸直前の飛行機を引き返させたとのものでした。

 

 

では、その機内で何が起こっていたのかを見て参ります!

この飛行機のファーストクラスに搭乗していたチョ・ヒョナ氏に客室乗務員が袋のままのナッツを提供した事に対しチョ・ヒョナ氏は 激怒し、客室を取り仕切るチーフ・パーサーを呼び付け客室乗務員共々に土下座させ、激しい叱責や罵詈雑言を浴びせた事に加え、暴力までも振るい ました。

 

 

そして今回の事件のもう一人の主人公、、、と言うより、一番かつ最大の被害者がチーフ・パーサーであったパク・チャンジン氏になります!

パク・チャンジン氏は「自分一人が責任を取って済むならばそれで良い」と考え飛行機を降りる事にしました、、、

 

後にこうした事実が判明するや否や、韓国内のマスメディアでも大々的に取り上げられ、チョ・ヒョナ氏は調査を受ける事になります。

 

複雑な思いをパク・チャンジン氏は抱えながらも、40代になっている自分が会社を辞めても何も出来ないと考え、 気持ちを切り替えて社内での自分の立場を取り戻していこうと気持ちを新たに しました。

 

 

その一方で、その後も騒ぎの収拾が付かない為に大韓航空は謝罪のコメントを出しましたが、このような状況を見るに見かねたパク・チャンジン氏は 意を決してテレビ番組に出演し、真実を訴える行動を起こした 事により、このようなパク・チャンジン氏の姿勢に対し視聴者からは多くの応援の声が寄せられるようになっていきました。

 

 

このような経緯があり、この事件から1年後にパク・チャンジン氏は仕事復帰を果たしますが、戻って来たパク・チャンジン氏は社員から無視され存在が無かったかのように振る舞われ、機内の現場でもチーフ・パーサーを降格させられ、新人が担当するトイレ掃除をさせられたりなど、 イジメ同様の仕打ちをされ続けて いきました。

 

 

そして、パク・チャンジン氏は飛行中の機内のトイレでネクタイを解(ほど)き自分の首に掛けて自死しようと考えましたが、「このまま(自分が)自死したら、会社はもっと悪くなる」と考え、このような 《 同じ事を二度と繰り返させない為に 》自分は復帰したのだという《 原点に立ち返り 》 、自死を思い留まり仕事を続けていきました。

 

そして、そのようなとても辛い状況と環境の中で仕事を続けていく中でも、 お客さんからの励ましに救われて いきました、、、

 

 

が、しかし、このナッツリターン事件から4年後、今度はチョ・ヒョナ氏の妹であり、大韓航空の専務であるチョ・ヒョンミン氏が取引先の会社の社員に 会議中に水を掛ける事件 を起こしたり、その際に取り乱して激高している音声なども明らかになった事件が再び起こりました。

 

そして、このような状況に 《 目を背けてはいられない 》 との事で、大韓航空の有志社員が(自らを社内で特定されない為に)仮面を付けてではありながらも 立ち上がり、オーナー一家へ声を上げていく ようになりました。
 

この時には(まだ大韓航空に勤務していた)パク・チャンジン氏だけは自らの顔を隠すことなく、先頭に立って参加し導いていきました。

 

 

こうして、事件から5年後にパク・チャンジン氏は大韓航空を退社しましたが、その間には パニック障害や不眠などに悩まされ苦しめられ、先程のように自死を考えたりもあったりしながら などの経験も踏まえ、現在は労働者の人権を守る為の講演活動などを行っております。

 

 

そして、このナッツリターン事件がキッカケともなり、その後の韓国では契約書で使われる「甲(雇う側)」と「乙(雇われる側)」との言葉から、

 

 

「立場が上の甲(の人)」「立場が下の乙(の人)」に対して横暴に振る舞う事を意味する《 カプチル 》という造語に注目

 

 

が集まり、このカプチルをテーマにしたドラマや映画が数多く制作されていきましたが、このような風潮は今回のような財閥企業に限らず、 《 一般の会社内の上限関係 》 をリアルに描いたものも数多く制作されました。


そして、これを身近なケースに当てはめますと、

 

社会的に弱い立場の人(そのようにされてしまっている人)が・・・

自分より更なる弱い立場の人(唯我独尊でそのように思い込んでしまっている)にイジワルするようになっていく・・・

 

という現状もあります。
 

皆さんの中でも、普段は普通の人なのに(そのように見えるのに)飲食店等で急に!?横柄な態度で注文する人などと接した経験はあるかもしれません(笑)
 

いわゆる 「憂さ晴らし」 とも呼べるものですが、このような事をしている人は、

 

既に完全に我を(己を)見失ってしまっている・・・

 

のが事実です。
 

 

そして、その一方でお仕事の場面などでは、 指導や注意という側面がパワハラでは!? などのように指摘され、何も出来ずになりつつあるのも現状です。
 

しかし、このような指導や注意というのは、

 

子どもに対しては普通に自然に行われている事であり・・・

それも大切で必要な事・・・

 

というのも現実(事実)です。
 

勿論、このような際の言動には丁寧に言葉に選んだりなども大切で必要な事ではあります。

そして、


本当に強い人というのは・・・

本当の優しさを考え続けている人であり・・・

かつ実践出来ている人!!!


 

という事になります!!!

 

今回の「幸せな人はイジワルしない」というテーマの背後には、

 

その前に・・・

幸せを享受出来る為の人間性という器(うつわ)も大切で必要!!!


 

、、、という事になります!!!

 

 

と、このような内容でお届けしておりましたが、当該TOPICSの実際の内容からは大分省略しておりますが、何となくのイメージは掴んで頂けたかもしれません(笑)

そして、

 

人が悩み困らせられるのも人であるが・・・

人が救われるのもまた人である!!!

 

という事でもあり、その為に 皆さんも一緒に幸せになりましょう!!!(笑)


『 ナッツリターン事件とカプチルに学ぶ「幸せな人はイジワルしない」 』はこちら

 

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