S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング)の瀬川です!

 

 

日本人は 議論下手!? なども言われたりしますが、 自らの思いの丈を率直に発言する事に躊躇(ためら)いを覚える 方は、まだまだ多いかもしれませんね(笑)



そして、ケースバイケースではありますが、このような率直に発言する事に躊躇いを強く感じてしまう場合では、もしかしたら、



感情優位(過度な感情から)の発言と取り違えているかも!?!?!?


という点を見てみると発見や気づきがもたらされる事もよくあります(笑)


そこで今回は2023年6月24日の第464回目のTOPICS『 螺旋状に成長するコミュニケーション&嘘も方便と真の動機 ~ドラマ「ミディアム」から~ 』をお届けしてみますが、長い内容になりますが、あまり切り取ったり省略してしまうと趣旨が伝わり辛くなってしまうかもしれませんので、少し気長にお付き合い頂ければ幸甚です(笑)



では、今回素材として活用するメタファー(物語)はアメブロでは2022年8月5日投稿の内容でも少しだけ触れているものですが【 ミディアム ~霊能捜査官アリソン・デュボア 】(CBSパラマウント テレビジョン、パラマウント ジャパン(株))というドラマのシーズン1:第5話「訪れた危機」からになりますが、ご存じ無い方の為に最初に簡潔にバックグラウンド(背景)を紹介してみます!



主人公のアリソン・デュボアは夫のジョー、そして3人の娘達と、ごく普通の一般人として暮らしています。

ただ一つ、、、アリソンの霊能力という面を除いては、、、

夫のジョーは航空宇宙関係のエンジニアとして働いており、数学者でもあり科学者でもある事から、かなり論理的な思考の持ち主ですが、少々皮肉屋!?の面もあります(笑)



そして、アリソンは元々法律家志望であり、その為に検事局でインターンとして働いていましたが、彼女の霊能力に目を付けた検事局のボスであるデヴァロスは彼女をパートのコンサルタントとして雇用する事になりました。



彼女が主に担当するのは凶悪事件や未解決事件、失踪や誘拐などの犯罪ですが、検事局という公の機関が霊能力者という 《 名目 》 で彼女を雇用する訳にもいかず、先程のように 《 対外的 》 にはあくまでパートのコンサルタントと 《 カモフラージュ 》 していました。

また、アリソンは子ども達への影響も考慮(憂慮)し、自らの霊能力は子ども達へも極力知らせず、事情を知っているのは夫のジョーと検事局や警官のごく一部の仲間だけでした。



そのような彼女は主に夢を通して死者(犯罪の被害者や関係者など)からのメッセージを受け取り、そのメッセージを元に事件を解決に導いていきますが、犯罪絡みの夢やメッセージである事から、その夢のほとんどは悪夢であり、ほぼ毎回叫んでアリソンは飛び起きますが、それに驚きジョーも目を覚ましてしまう(起こされる)事がほとんどです(笑)



と、このようなバックグラウンドとなりますが、なお、このアリソンは実在の人物であり、ドラマの全てが実話という訳ではありませんが、彼女は実際に捜査機関に協力していた事もある事から、ドラマ内には 《 事実という経験 》 が随所に散りばめられております!



ちなみに、アメリカ等の諸外国では霊能力者が捜査機関に協力する事は 《 大っぴらに 》 公表されている訳ではありませんが、実際には 《 周知の事実(暗黙の了解) 》 となっています。


同じような事は日本の捜査機関でも実際にある、、、と私は伝え聞いた事がありますが(笑)



では、物語(メタファー)に入って参ります!

アリソンは夢の中で夫のジョーと愛し合っていました。
すると相手の夫が突如として見知らぬ警官となってしまいます。

アリソンが起き上がると、そこはベッドではなく、その警官の葬儀の場(教会)であり、参列者の光景が見え、アリソンは自分がいる場所が棺の中である事を察知し驚きます。
それと同時に棺の中には一丁の拳銃が残されていましたが、警官は「問題はその銃だ」と話し、アリソンに「もう起きろ」と促します、、、



ところで、現実世界ではニコラスという男性にこの警官殺害の容疑がかけられ、彼の弁護士はニコラスの良い面(世間体が受ける面)をマスコミに 《 垂れ流し 》 、ニコラスは犯人ではないと 《 吹聴(喧伝) 》 していました。
そして、証拠である銃がそもそも見つかっていないのでニコラスは無実であると主張していきます。



そして、裁判の最中、アリソンは検事局のボスであるデヴァロスに銃のありかが分かったと告げ、裁判は休廷になりました。

アリソンは夢の内容をデヴァロスに詳細に話し、警官の棺の中を調べる為の令状を取る段取りとなりました。



ところで、アリソンは夫のジョーの事で気に掛かる事があり、別の霊能者の元を訪れていましたが、アリソンが気に掛かっている事に関しては問題はなく、それよりも「アリソンとジョーとの夫婦仲の方がとても心配だ」と告げられます。

その夜のジョーは仕事からの帰りが遅くなり、電話も掛けてくれなかった事にアリソンは怒り、夫婦仲は険悪な雰囲気に包まれていきます、、、



翌日、殺害された警官の棺が調べられ、銃が発見されました。

そして、銃が証拠として取り上げられた事を聞きつけた容疑者側の弁護士は「銃は検察側のねつ造だ!」と主張していきますが、この時点では流れは検察(検事局)側の方に傾いていました。



そのような状況の元、アリソンに今回の事件の裁判について証人として出廷するようにとの通知が届きます。
そして、デヴァロスは「相手の弁護士が検察側の心理的動揺を狙ったものだから心配するな」とアリソンに話します。



そして、その夜のジョーは今宵も仕事で帰りが遅くなってしまい、アリソンはジョーと 《 話も出来ずに 》 翌日を迎えますが、翌朝には些細な事で 《 言い争い 》 をしてしまい、やはり夫婦仲は険悪なまま続いていきます、、、



そして、アリソンはデヴァロスから「アリソンが裁判で証言するのは明日になった」と告げられますが、棺を調べる令状を取る為には 《 相当の理由 》 が必要であり、アリソンが夢を見たからという理由は裁判所には 《 言えず 》 、デヴァロスは 《 嘘も方便 》 としてアリソンの元に匿名の情報が入ったと裁判所に 《 嘘を付いた 》 事をアリソンに 《 明かし(白状し) 》 ます。



そして、それを告げられたアリソンも自分が裁判で嘘の証言をする事に 《 強い躊躇(ためら)い 》 を覚えますが、デヴァロスは弁護側がアリソンの霊能力を聞きつけ、それを元に棺を調べる許可を取った点、つまり検察側が 《 嘘に基づいて(嘘を行使して) 》 棺の調査を行った点を突いてくるであろうと 《 説明 》 します。



アリソンは 《 真実を述べる 》 と話しますが、デヴァロスは真実を述べると銃は証拠から外され、検察側は陪審員の 《 信用を失い 》 、裁判で負けてしまうからアリソンに 《 話を合わせて 》 欲しいと頼みます。



そして、デヴァロスは夢や霊能力の事を相手側の弁護士に聞かれたら、馬鹿げた話だと 《 否定して 》 欲しいとアリソンに頼みます。



しかし、アリソンは 《 明確に拒絶 》 しますが、デヴァロスは自分もこのような頼み事はしたくはないが、 《 他に道がない 》 、そして、たとえ今回は嘘があったとしても検察は何より 《 真実を尊重すべきだ 》《 説得 》 します。



アリソンは 《 逡巡しながら考えさせてくれ 》 とその場を立ち去りました。



そして、夫婦仲が険悪とは言え、アリソンはジョーに 《 相談したい 》 から今夜は早く帰って来て欲しいと電話で話し、ジョーも 《 承諾 》 します。



そして、子ども達を寝かせ付けた後の、アリソンとジョーの会話になります、、、



アリソン:
『 今日、ボスに言われたの。 「証言は明日だ」と。 そして「もしよかったら嘘の証言をしてくれ」と。 』


ジョー:
『 その理由は? 』


アリソン:
『 “ 夢 ”が根拠じゃ捜索令状は取れないから私が匿名情報を入手したと言ったらしいわ。 』


ジョー:
『 そうか、僕はいい考えだと思うね。 』


アリソン:
『 冗談でしょ! 私に嘘を付けと? 』


ジョー:
『 そうだ。 』


アリソン:
『 無理よ! 』


ジョー:
『 君は先週いとこに「家を改装中で泊められない」と(嘘を付いた)、、、 』


アリソン:
『 法廷よ! 宣誓するの! 』


ジョー:
『 分かってる。 でも他に方法があるか?  』


アリソン:
『 分かってない! 何もね! 嘘を付くことは、私に与えられた力を否定することに(なる)! 』


ジョー:
『 そうか、証言台で嘘を付けば悪夢も見なくなり、人の心も読めなくなるのか? もしそうなら大歓迎だ! 遠慮なく嘘を付け! 』


アリソン:
『 もういいわ! さっさと仕事場に戻って! 』


ジョー:
『 やめろ! 』


アリソン:
『 何を!? 』


ジョー:
『 その態度だ! 我慢にも限界がある! 』


アリソン:
『 何か問題でも!? 』


ジョー:
『 ああ、、、あるね、、、 』


アリソン:
『 どんな問題よ!? はっきり言って! 』


ジョー:
『 いいとも! 君は何かというと自分が特別なことを強調したがる! 』


アリソン:
『 特別!?!?!? 知ってるでしょ??? 私は信心深い人間でも何でもないわ! でも何故か人に見えないものが見える。 望んだわけじゃない、嫌なこともある。 でも、それが私なの! それを否定することは私自身を、、、 』


ジョー:
『 どうしたいんだ!? 証言台で真実(自分は霊能力者である事)を言いたいのか!? 』


アリソン:
『 もちろんよ!!! 』


ジョー:
『 本気でそう思ってるのか!? (電話が鳴るが)ほっとけ! それがどういうことか考えてみたことがあるか??? (鳴り続ける電話に)鳴らしとけ! 新聞の一面にデカデカと報道される、朝のニュースにもだ。 娘たちは学校で何と言われると思う? 僕の仕事への影響は? 考えてみたか!? これは君だけの問題じゃない! 家族全員が影響を受けるんだ、それでもいいのか!? 』


アリソン:
『 分からない!!! 』



そして、ここでアリソンは先日に言われた夫婦仲が心配であるという趣旨が、この件であった事に 《 気づき 》 ます、、、

そして、ジョーに明日はどうするんだ?と聞かれ、


アリソン:
『 まだ決めてないわ! 、、、でも、あなたに来て欲しい、、、忙しいのは分かるけど、、、 もし明日、神と裁判長の前で偽証しなければならないなら、あなたにその目で見届けて欲しいわ!!! 』



そして、翌日の裁判ではジョーも同席し、アリソンは 《 真実のみを話す 》 と宣誓します、、、



そして、弁護士から「匿名情報を提供した相手と直接逢ったのか?」と問われますが、、、【 夢の中で(直接)逢った 】、、、とアリソンは考え「そうです」と答えます、、、



そして更に弁護士から、あなたは何か特別な力を持っているからあなたにだけ情報提供がなされ、その何か特別な力があるが故に検事局で雇われているのではと 《 追及 》 を受け続けます、、、



そして、アリソンは【 弁護士が過去に付いていた様々な嘘(例えば替え玉受験で弁護士になった事など) 】を裁判官と陪審員の前で 《 話して(晒して) 》 いきます、、、



当然ながら裁判官も陪審員もアリソンが何を話しているのかも、更にその理由もさっぱり分からずキョトンとしますが、その弁護士はアリソンの話が 《 自分事という事実と真実(自らの痛手やウィークポイント) 》 である事を 《 察知し 》 、すぐさま法廷のマイクを手で覆い隠して 《 周りには聞こえない 》 ようにしますが、アリソンは「これでもまだ私への追求を続けるのか、、、」と脅し!?ます(笑)



そして、裁判が再開され、「あなたは、なぜ特別なんです? あなたの本当の仕事は? 一体、何者なんです?」と弁護士の最後の質問が改めて読み上げられ、



アリソン:
『 私はただのパートです。 』



と、 《 それだけを答え 》 、この日の裁判は終了しました!

そして、その夜はアリソンとジョーと二人での祝杯!?を上げて、仲直りとなりました(笑)



では、物語(メタファー)はここで終了ですが、ちなみに、本編ではアリソンとジョーの険悪な雰囲気には他にも《 複線(複数の要素) 》がありますが、それは省略させて頂きました!



では、締め括りとして私の中の視点の一つをシンプルにお伝えしてみます!

幾度もお伝えしている事ですが、


コミュニケーションにおいてトラブルになりがちなのは・・・

意見や見解の相違である事は少なく・・・

お互いに敢えて避けているコミュニケーションの隙間(話題)に生じやすい・・・


 

と。

そこでアリソンとジョーとのやり取りがありました。


「喧嘩するほど仲がいい」「夫婦喧嘩は犬も食わない」などの言葉もありますが、かなりお互いに率直なコミュニケーションをしているようにも見受けられます。
勿論、「売り言葉に買い言葉」という側面もありますが(笑)



ただ、私が着目した視点というのはアリソンの発言における、


『 、、、でも、あなたに来て欲しい、、、忙しいのは分かるけど、、、 もし明日、神と裁判長の前で偽証しなければならないなら、あなたにその目で見届けて欲しいわ!!! 』

 

との部分です。
 

これは、



コミュニケーションには《 限界 》などなく・・・

常にコミュニケーションは《 昇華 》し続ける・・・

つまりコミュニケーションにおいても・・・

《 成長は螺旋状に 》進む・・・


 

という意味合いにもなります。

では、今回はシンプルな締め括りがポイントですので、二人のやり取りにこれ以上言及する事はせず、最後にアリソンの裁判の中での、



『 弁護士から「匿名情報を提供した相手と直接逢ったのか?」と問われますが、、、【 夢の中で(直接)逢った 】、、、とアリソンは考え「そうです」と答えます、、、 』

『 (「あなたは、なぜ特別なんです? あなたの本当の仕事は? 一体、何者なんです?」と弁護士の最後の質問が改めて読み上げられ、)「私はただのパートです。」 』


この二つのアリソンの発言を皆さんであれば、 どのように捉え、どのように解釈し、どのように考えます でしょうか???

果たして、アリソンは、



積極的かつ直接的に話す《 作為 》という嘘を付いたのか・・・

消極的かつ間接的に話さない《 不作為 》という嘘を付いたのか・・・

《 嘘も方便 》なのか・・・

あるいは《 意図的に本当の嘘 》を付いたのか・・・


 

どうでしょうか???


そして、嘘も方便であったとしても、本当の嘘であったとしても、



アリソンという《 人生の中 》における・・・

家族という子ども達や夫・・・職場という検事局での人々・・・という《 誰かや何かの為 》に・・・

そして《 自分の為にも自らに嘘は付きたくない(嘘は付けない) 》というアリソンの《 軸や芯 》・・・


 

、、、そして、これも幾度もお伝えしておりますが、



最も問われるのが真の動機!!!


であり、



真の動機は複数成り立つ!!!


と、、、

では、改めて皆さんも 自由に考えて みて下さい!!!



と、このような内容でお届けしておりましたが、最近の世の中や社会は嘘や詭弁や欺瞞が氾濫しております!

そして、今回のテーマからは、



嘘を見抜く事が出来なければ・・・

嘘も方便を活用する事も難しくなる・・・


 

という側面があります。

まずは、皆さんも世の中や社会を 今以上に目を凝らして眺めて 頂くと、そこは 嘘を見抜く恰好の!?練習場 となっているかもしれません、、、(笑)


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