S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング)の瀬川です!




 

カウンセリングやセミナーなどにおきましても、



『 私はコミュニケーションが苦手で・・・ 』


と仰る方はとても多い傾向があります。

そこで今回は2022年11月26日の第435回目のTOPICS『 思考と言葉と文字の関係 ~人間と動植物でも同じ!?~:より丁寧なコミュニケーションへ 』から、そのごく一部をお届けしてみます!

 

まず、言葉には「話し言葉」と「書き言葉」がありますが、「書き言葉」は「文字」という事にもなります。



そこで最初に「文字」に関して『 ヒューマニエンス 』(NHK BSプレミアム)という番組の「 “ 文字 ” ヒトを虜にした諸刃の剣 」の回を素材として活用しますが、そのほんの一部を眺めてみます!



アルファベットのABCのように「音だけを表し一字で意味が分からない」ものを「表音文字」と言います。


一方の「一字で意味が分かる」ものを「表語文字」と言います。



故に日本語では「漢字は表語文字」となり、「仮名(かな)は表音文字」となります。


ちなみに、今このTOPICSを「文字」として書いておりますが、何か不思議?妙な?気持ちに私はなっておりますが(笑)



そして、表音文字があればどんな単語でも書けますが(例えばローマ字26文字でほとんど全ての会話が出来る)、表語文字を使って表現しようとすると、文字をドンドン作らざるを得なくなっていきます(単語の数だけ必要になる)。



ちなみに、実際に現在の世界では表音文字のみの国がほとんどであり、表語文字が残っている(活用している)国は中国や台湾や、そして日本などのごくごく限られた国しか存在していないそうです。



そして、その中でも 日本語というのは表音文字と表語文字の《 両方 》を組み合わせて活用する、とてもユニークな文字 だそうです(笑)



例えばこの番組では、「おいしい(ひらがな)」「オイシイ(カタカナ)」「美味しい(漢字)」との使われ方が紹介されておりましたが、皆さんはそれぞれの文字に、 どのような違いや印象などを抱く でしょうか???(笑)



そして、番組では 文字の最大の特徴(利点)として『 (私達の脳以外の外部記録装置として)無限の情報を無期限に保存や伝達出来る 』 と紹介されておりました!



では、この番組からの紹介はここで終了ですが、最後に 「遊び心」 から番組で紹介されていた、一瞬しか表示されない文字の判読実験をここにも掲載してみます(笑)



ヘリプコター        → ヘリコプター

みさなん、こんちには!   → みなさん、こんにちは!

メソポタアミ文明      → メソポタミア文明

マカロニグタラン      → マカロニグラタン

アンドメロダ銀河      → アンドロメダ銀河



皆さんは 間違わずにちゃんと「読めました」 でしょうか???(笑)
ちなみに、これと同じ性質として「タイポグリセミア現象」というのもあります!



なお、文字の読み書きが苦手な《 ディスレクシア(発達性読み書き障がい) 》と呼ばれる症例もありますが、これは英語圏では人口の約10~15%ほどの人に該当するとの研究もあり、日本でも30人のクラスがあれば2~3人ほどいても不思議ではないとの調査もありますが、 「文字たる書き言葉」ではなく、「会話という話し言葉」をコミュニケーションに活用する事によって色々な事を覚えていく事も出来ます ので!



また、「ち」と「さ」や、「b」と「d」などのように、文字を反対に書いてしまう事象は《  鏡文字(反転文字) 》と呼ばれておりますが、文字を学ぶ過程にある小さなお子さんではよく生じるケースであり、 世界中でも共通している事象だそうなので、あまり気にする必要性もない そうです!



では、ここ迄は 《 人間 》 についての内容でした!!!



と、当該TOPICSではこの先に 植物と昆虫とのコミュニケーションの実態 を紹介しておりますが、長くなりますのでこの箇所も今回のアメブロ版ではポイントのみ紹介していきます!

なお、この時に素材として活用しているのが、NHKスペシャル『 超・進化論(1) 植物からのメッセージ ~地球を彩る驚異の世界~ 』という番組になります!



現在の陸上における生物の総重量は470Gt(ギガトン)となりますが、人間、動物、そして微生物の全部を合わせても重量はその中の約4.5%に過ぎません(笑)
つまり、陸上における残りの重量の全てを占めているのが植物となっています!

 

そして、番組内における埼玉大学で植物生理学の研究をしている豊田 正嗣 氏のコメントです。

豊田 氏:
『 植物というのは触っても何も反応しないですし、何も感じていない鈍感な生き物だと感じられるかもしれないんですけれども、実は全くそうではなくて、植物は動物と変わらないぐらい、凄く鋭敏かつ感度よく、様々な事を感じているという事が明らかになって来ました。 』



そして、それを裏付ける様々な実証実験なども行われて(当該TOPICSでは紹介して)おりますが、その箇所は省略して次に進みますが、 更に植物は《 会話 》をしている事も判明 していきます、、、(笑)



同じく番組内では東フィンランド大学で化学生態学を研究しているジェームス・ブランド 氏による様々な観察や検証を行った結果、次のように述べておりました。

ジェームス 氏:
『 虫に食べられた葉から出ていたのは「食べられた!」というメッセージを周りに伝える為の物質です。
  そうすると周りの植物は敵が来る前に防御する事が出来る。
  敵が近くにいる事を周りに知らせるコミュニケーションをしていたのです。 』



これにより、植物が発するメッセージは「虫に食べられた」「乾燥してきた」「暑くなってきた」「触られた」「光が強くなってきた」など 複数の種類がある 事も分かって来ました!



またまた更に、 植物は《 他の生き物 》にもメッセージを送っている事まで明らか になり、つまり、 昆虫と植物とがお互いに《 コミュニケーション 》を取っている 事が判明しました!!!



と、ポイントのみでは伝わり辛い面もあるかもしれませんが、詳細は宜しければ当該TOPICSを参照下さい(笑)



では、私の妄想!?を交えての締め括りに入って参ります!

これは以前のTOPICSでもお伝えした事もありますが、



思考は同時に複数を抱く事が可能であるが・・・

言葉(話し言葉)と文字(書き言葉)は時系列で順番に発する(伝える)事しか出来ない・・・



と。


そして、「最初に言葉ありき」などの言葉もありますが、様々な伝統技術などの継承では 「口伝」 という事も行われたり、また「一端口から出た言葉は引っ込める事は出来ない」というのも事実です。
 

そして、

 

私達は思考を伝える為に言葉や文字を取捨選択し・・・

その取捨選択に対して更に思考する・・・


 

というのが本来の在り方です。


そして、このような事から私の妄想!?ですが、



文字の前に言葉があり・・・

言葉の前に思考がある!!!



とのものが私の結論です(笑)


先程の植物は文字は持っていないのかもしれませんが(ただ、人間が発見出来ていないだけで、体液などを目には見えない塗料のように活用しているかもしれません)、発するメッセージとしての物質は植物においての言葉と捉える事も充分に可能です。


そして、葉を囓られて身の危険が及んでいると感知しているという事は、これは思考と同じとも言えます。
 

そして、



コミュニケーションとは思考だけでも可能ではあるが・・・

そこに言葉と文字が加わる事で・・・

より丁寧なコミュニケーションが可能となる!!!



のはお分かりかもしれません。


ここに先程の『 文字の前に言葉があり・・・言葉の前に思考がある!!! 』を「繋げて」「重ねて」みると、



言葉に思考が引きずられ過ぎないように心掛けるのも大切!!!


となります。


なぜなら、


私達は思考した何かを誰かに伝える為に言葉や文字を駆使するが・・・

逆もまた然りで・・・

言葉や文字が不足すれば思考も不足する・・・


 

からです。
 

そして、

 

思考が不足するとは・・・

思考する事が手間と感じ億劫になる・・・



という事を同時に意味しております。
 

故に、


特に感情にまつわる言葉や文字を縮め過ぎたりしていると・・・

自分でも気づかぬ内に・・・

感性が鈍感になっていく・・・


 

という傾向に結び付きやすくなります。
いわゆる《 言葉足らず 》との現象となって現れ始めます。


そして、これらの傾向を別の言葉で表現すると、いわゆる、

 

行間が読めない人間になっていく・・・

 

という事になり、これを私達の日常生活に当てはめると、



他人の気持ちを推し量れなくなっていく・・・

 

という事になり、これが「無関心」や「他人事」という事象となって現れてしまう事になります。

 

なお、言葉を縮めて感性などを表現する俳句や短歌では、 「丁寧な絞り込み」が「手間を惜しまず」行われている文化(分野) でありますのと、同様の事は方言などにも当てはまりますので、その辺りの誤解は無きようお願い致します!



そして、先程では『 一端口から出た言葉は引っ込める事は出来ない 』とのコメントも致しましたが、

 

《 ごめんなさい 》という言葉や文字で思考を上書きする事が可能となり・・・

《 ありがとう 》という思考で言葉や文字を上書きする事が可能となる・・・


 

という事になります!!!


ちなみに、今回のテーマを 「理想と現実」という全く別のテーマに「繋げて」「重ねて」 みますと、 「理想」は「思考」となり、「思考」を実体化する(現実化する)「言葉や文字」は「現実」となる かもしれません、、、(笑)

 

と、このような内容でお届けしておりましたが、冒頭における『 私はコミュニケーションが苦手で・・・ 』などを強く感じている方におかれましては、今回の内容にも ヒントを散りばめて おりますので、 宝探しのように遊び心 で探してみて下さい!!!(笑)

その上で、



コミュニケーションにおいては・・・

手間を惜しまず丁寧に!!!


 

という 姿勢(スタンス) が最も大切で必要になります(笑)

『 思考と言葉と文字の関係 ~人間と動植物でも同じ!?~:より丁寧なコミュニケーションへ 』はこちら


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