S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング)の瀬川です!



 

ところで、カウンセリング等を行っておりましても、



迷いや悩みが袋小路に入ってしまい・・・

一体全体自分は何に迷って悩んでいるのだろう・・・???


 

という分からなくなってしまっている方も多いものです!

いわゆる、



頭痛の種は頭には存在していない!!!

 

とのものです(笑)

そこで今回は2017年4月15日の第145回目のTOPICS『 より大きなテーマから解決の糸口を掴む ~完璧主義のケースから~ 』をお届けしてみます!



では、ある一つの奇妙?と思われる架空話をご紹介致します。

ある男性が外を歩いていました。
すると、その男性は呼吸をする度に、白い、あるいは、灰色に見えるものが口から出ていることに気づきました。


身体の中から煙のようなものが発生しているのでは?と思い、その男性は若干パニック気味になっていました・・・



そのように動揺している姿を見かけたある女性が声を掛けました。
そして、その女性は男性の事情を聞いて男性に説明をし男性はすぐに合点がいき、落ち着きを取り戻しました



このお話が 何を意味しているのか お分かりになりますでしょうか・・・?

答えは とても単純でシンプル です。



その男性は冬の寒い中、外出をしていただけです。
冷蔵庫のような気温の低い外なので、口から吐き出す呼気が白くなっていただけです・・・



このお話はとても単純でシンプルであり、このようなことは 当たり前であり、奇妙すぎて架空話にもならない 、と思われるかもしれません。



しかし、悩みや何かしらの渦中にいる時、 人はこのような当たり前のことにも気づきづらく、そして、そのような当たり前と思える意識を向ける余裕もない 、というケースは往々にしてあります。

 


気づいてしまえば何でもない ことになりますが、それに気づくまではパニックになってしまうような心持ちというのは実際にあることです。



では、ここからは身近にあるケースで進めていきます。


あなたが「人前で上手く話すことが出来ない」という悩みを抱えているとします。
これを解決するためには、どのようにしていけば良いでしょうか?



一般的には原稿を練り直し、何度も練習する。
そして、とにかく場数を踏むように経験を積む、ということが考えられるかもしれません。
 

しかし、何度も練習をし、場数を踏んでも同じ悩みに辿り着いてしまいます。
それでは、ここから先はどうすれば良いのでしょうか?



このようなケースでは 幾つかの「大きなテーマ」 が隠されています。
あるいは、 「大きなテーマ」に辿り着いていないが故に 、悩みと感じてしまっているということです。

 


では、幾つか見ていきましょう。

まず、一つとして考えられるのは、

 

極度の完璧主義である

 

という大きなテーマです。


周りの人からは上手く話せていたよ、といつも言われるのにどうしても満足出来ない・・・


練習では1秒と違わず時間内に話を納められるし、汗一つかかずに話せるのに、実際の場では3秒ほど話が終わるのが遅れたり早くなったりしてしまう・・・しかも、若干汗をかくほどに、リラックスして話せていない・・・など



あるいは、もう一つ考えられるのは、

 

全ての人を納得させなければ気が済まない


という大きなテーマです。


100人の人が話を聞いてくれたが、ただ一人の人が自分の話した意見と違う見解を伝えてきた・・・


自分の話は完璧で、誰もが賛同してくれるはずの内容なのに・・・

また、100人の人が目の前で聞いてくれていたが、ただ一人の人があくびをしていた・・・


自分の話の内容は退屈を感じさせるような低レベルのものではないはずだ・・・



いかがでしょうか?


人前で上手く話せないという点に関しては、緊張のあまり声がうわずる、あるいは、少しどもってしまう、などのケースも勿論あります。

 


しかし、少なくとも上記の二つのケース「極度の完璧主義」あるいは「全ての人を納得させなければ気が済まない」というケースでは、 どれほど原稿を練り直し、どれほど練習すれば悩みが解決するのでしょうか?



もしかしたら、「極度の完璧主義」に関しては、それを上回るだけの過剰かつ極限の練習をすれば悩みがなくなる可能性もあるのかもしれません・・・


しかし、「全ての人を納得させなければ気が済まない」というケースでは、どれほど原稿を練り直しても、血の滲むような練習をいくら重ねても、人前で上手く話せないという悩みを解消するのは 不可能なこと と思います。



そして、人前で話すというケースにおいてのみの悩みであれば何とか自分を騙し騙し保っていくことも出来るのかもしれませんが、このような 「大きなテーマ」は他の出来事にも当てはまり、どんどん反映されていってしまう 、というケースも多いです。

 


例えば、「自分の創る料理」に反映されてしまうと、どうでしょうか?
そのような「極度の完璧主義」や「全ての人を納得させなければ気が済まない」という点を満足させる料理を創り上げることは本当に出来るのでしょうか?



そして、人生全般についても反映されてしまっているとしたら、どうでしょうか?


・・・・・
 

とても生き辛さを感じてしまうことと思います・・・


そして、このようなことは自分で自分の人生を狭苦しいものにしてしまうのみならず、

 

相手の人に対しても同じように判断してしまいがちになる

 

という点がもっと重要になってきます。


例えば、誰かの講演会において、その人が少し噛んだだけで大したことないや、あるいは、自分を納得させられないのだから聞く価値もない話だ、と判断してしまいがちになるということです。



そして、このように相手に対する判断を下してしまっていると、

 

段々と人が離れていく

 

というのは容易に想像出来ることと思います。
 

人が離れていってしまえば、誰も話を聞きに来ようと思う人もいなくなるでしょうし、そもそも人前で話す機会が失われてしまいます

 


そして、実はこのようなケースは自分が望んでいる悩みを 逆説的に解決してしまった 、というケースに当てはまります。


もうお分かりかもしれませんが、

 

人前で上手く話せない・・・
 

という悩みの解決策として、
 

人前で話す機会を無くしてしまう・・・


という方向性で実現してしまったということです。



ここまで見てきたように、生き辛さを感じてしまったり、人生が狭苦しいものになっているというのは、自分の悩みは「人前で上手く話せない」という点に焦点が当たってしまっているということです。


しかし、本当に焦点を当てるのは、

 

「極度の完璧主義」や「全ての人を納得させなければ気が済まない」と思い込んでしまっている理由となっている点

 

です。


そして、ここに焦点が当たり、自分の悩みは「人前で上手く話せない」ということではない、と 気づけば 、この悩みは解消されてしまいます。


そして、「極度の完璧主義」や「全ての人を納得させなければ気が済まない」という点の理由や解消していく方法を見つけていくことで、自然と「自分の創る料理」に反映されてしまったケースも解消出来るようになります。



ここでの「極度の完璧主義」や「全ての人を納得させなければ気が済まない」というのは、あくまで一つの例えです。
 

この「極度の完璧主義」や「全ての人を納得させなければ気が済まない」ことの理由となっている、もっと大きなテーマが隠されているケースもあり得るにはあり得ます。
 

しかし、悩んでいると思い込んでいる焦点の矛先を変える、つまり、

 

より大きなテーマに焦点を当てることで解決の糸口が掴める

 

というのはよく起こります。


そして、「より大きなテーマ」を探し出していく時に助けになってくれるのは、

 

あなたの中の感情

 

です。


例えば、「人前で上手く話せない」という自分に対して「情けない」という感情を持ってしまい、そのように情けないと思ってしまう自分の状況を創り上げたのは、自分の話に納得をしない他の人に責任がある、という「怒り」の感情に繋がってしまいます。
 

そして、この「怒り」の源は結局の所、

 

自分には人生を上手くコントロール出来ない・・・という「怖れ」

 

から派生したものであるというケースは大いに考えられます。
 

そして、私達のほぼ全員と言っていいのが、


「怖れ」という感情により目が曇ってしまいがちになる


という点です。


もし今現在何かの悩みがある場合など、目の前の出来事に焦点を当ててもなかなか打開出来ないように感じる際は、是非「より大きなテーマ」に焦点を当ててみて下さい。


そして、「より大きなテーマ」を探し出す際に「感情」を辿っていくようにしてみて下さい。

 

と、このような内容でお届けしておりましたが、この回では完璧主義というケースを取り上げておりますが、

 

物事や出来事は大なり小なりそれぞれを反映している!!!

 

という点からも、皆さんも色々と ご自身の事を発見して みて下さい(笑)


『 より大きなテーマから解決の糸口を掴む ~完璧主義のケースから~ 』はこちら
 

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