S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング)の瀬川です!



 

コロナ(禍)もだいぶ落ち着きを取り戻しつつありますが、リモートなどの 働き方 は然り、今までの お仕事そのもの を振り返った方、また、 自らの心身の揺れ動き などに向き合った方などもいらっしゃる事でしょう。

そして、



ホッと一段落した後に心身のバランスを崩しやすくなる

 

という傾向があります。


これは私自身の言葉では、


揺り戻し(という現象)

 

と各種セミナーや認定講座などではお伝えしております!

そして、コロナ(禍)に限らず、色々な出来事などが キッカケ となって各種セミナーや認定講座を受講される方も多いです!

そして、コロナ(禍)も勿論の事、



あらゆる事は・・・

いずれは歴史になる・・・

しかし・・・

その歴史を創り上げているのは「今」である!!!


 

という事になります(笑)

そこで今回は 少々の宣伝 も兼ねまして、2018年9月8日の第218回目のTOPICS『 ~ヒプノ(催眠)の語源や歴史・変遷~ 』から、ヒプノには 長~い長~い歴史 がありますので、ほんのごく一部をお届けしてみます!



ところで、ヒプノ(催眠)においては、どのような事を行っているのかよく分からない、あるいは、何か 怪しさや怖さを感じる という方もとても多いものです(笑)
 

このような疑問などに関しては、



知る事は、理解する事であり・・・

そして・・・

理解する事は、身になる事である(活用出来る)・・・



という観点から、そもそもの語源や歴史(成り立ち)という面を知る事も、 様々な視点 として活用出来るものでもあります。



そして、ヒプノ(催眠)の歴史というと、私の行っているヒプノセラピスト認定講座の初日に扱っている項目でもありますが、一番 「眠気を催(もよお)す?」 テーマかもしれませんし、ヒプノ(催眠)にあまりご興味のない方にとっては、さほど関心を惹くテーマではないかもしれません(笑)


ただ、



(わらしべ長者のように)どのような視点が人生における解決の糸口になるかは分からない・・・


という面も含め、ほんのごく一部の紹介ではありますが、出来るだけ分かりやすく、そして、それぞれの人物の物語や裏話?もお届けして参りますので、 「雑学的」な感じ で興味のある方は読み進めて頂ければ幸いです!



また、ここでご紹介していく人物の中には、もしかしたら多くの方が聞いた事があるお名前が、 意外な形? でヒプノ(催眠)の世界に関係していた事もお分かり頂けるかとも思います(笑)



それでは、まず、ここ最近のヒプノ(催眠)に関する現状ですが、1955年に英国医師会が有効な治療法の一つとして認めた事を皮切りに、1958年に米国医師会、1960年に米国心理学会、1962年に米国精神医学会も同様に有効性を認めた点から、改めて注目されるようになってきました。



そのような近年の動向を元に、現在では、NIH(米国国立衛生研究所)によるCAM(相補・代替医療)の5分類において、第(2)「Mind-body Interventions(心と身体への介在)」の「Hypnosis(催眠療法)」と位置づけられ、実際の治療に活用されております。



では、そもそものヒプノ(催眠)の起源ですが、これは現在残されている記録書などから、紀元前のインドやエジプトの神殿や寺院などにおいて行われていた事が報告されています。



これらは、インドでは古代サンスクリット語で著され、また、エジプトではパピルス紙に記され 「眠りの寺院(Sleep temple)」 と呼ばれているものになります。
残されている記録からの起源ですので、実際はそれ以前のかなり前から行われていた事が推測されます・・・



では、時代を飛び越えて日本では江戸時代に当たる1700年代ですが、ヒプノ(催眠)に興味のある方は、一度は名前くらいは聞いた事があるかもしれない?「フランツ・アントン・メスメル」です!



この人は、ウィーン大学で医学を学ぶ一方、先ほどのヘル神父(当該TOPICSでは掲載しておりますが、今回のアメブロ版では省略しております)のヒーリング法に感銘を受けて活動を開始していきました。


当時は 「流血療法」 という治療が流行しており、これは、患部には悪い血が滞っているので、血管を切って悪い血を流し出す事が必要だという考え方の治療法でした。



そして、メスメルは血を放出させた後に、 「磁石と催眠暗示」 によって血を止めていました。


ところがある日、治療の際に「磁石」を忘れてしまった為、しょうがなく?「磁石」の代わりに 木の棒で試してみた 所、何と・・・血が止まってしまいました・・・



その事から、メスメルは血が止まるのは、「磁石」によるエネルギーではなく、人と宇宙を流れている「磁気」エネルギーによるものだとの説を発表していきました。


これが、世(よ)に言われている、



動物磁気(アニマル・マグネティズム)


と名付けられたものです。
 

そして、この手法が流行していき、彼の手法は、



メスメリズム


と呼ばれ、この手法を行う人達はメスメリストと呼ばれるようになっていきました。

このようにウィーンで大評判を得たメスメルは、その名声をひっさげてパリへと進出していきます!
そして、主に貴族階級の支持を得て、メスメルはパリでも大成功を収めました。



このように大成功を収めていったメスメルでしたが、しかし・・・どこの世界にも、あるいは、 この世の性(さが)? とも呼べるように、あまりにも名声を得てしまったが為に・・・他の医師達から多大な反感を買い、いわゆる、 やっかみ?横やり? が入ってきました。



そこで、当時のフランスの王様が、メスメルの行っている事は本当なのか?を調査させる諮問委員会を発足します。

そして、ここで選ばれた3名のメンバーが、



ベンジャミン・フランクリン(100ドル紙幣に載っている人)

アントワーヌ・ラボアジェ(科学者で「質量保存の法則」を発見した人)



そして・・・



ギロチン(本名はジョゼフ・ギヨタン)

 

です!

「ギロチン」 という名前(あるいは言葉)は多くの方が聞いた事があろうかと思いますが、彼は内科医でもありました。


そこで、受刑者に無駄な苦痛を与えず、しかも、全ての身分の人が同じ方法で、



単なる機械装置の作用

 

により執行されるような 「案」を提案した人 でありますが、皆さんの頭の中のイメージにある「ギロチン」という光景は、 彼が直接の「開発者」ではありません
あの世において、彼はどのように感じている事でしょうか・・・?(笑)

そして、この3人のメンバーは、メスメルの理論は間違いである・・・と結論づけていきました・・・



更に時代を超え、日本ではまだ江戸時代が続いている1800年代に入ると「ジェームス・ブレイド」が登場してきます。


彼はある日、先ほどのメスメリストが行っている手法を見ていて、「磁気」が関係しているのではなく、「眼球」が上に向いている状態に着目し、



目の凝視と一点集中

 

がトランス(催眠)を導く際に重要な要素であると考え、メスメルの説を否定していきました。


そして、クライアントの頭の斜め上から、光るオブジェクト(物体・対象)を凝視させる事によりヒプノ(催眠)を行っていくようになりました。

 


そして、このようなクライアントの「様子」を観察していた事により、ギリシャ語の「眠り」という意味の単語「HYPNOS」を元にし、それまでのメスメリズムという呼び名を変え、



ヒプノ-シス:HYPNOSIS(催眠)と改め・・・現在の、ヒプノ(催眠)の「名付け親」

 

となりました。


彼は1843年にヒプノ(催眠)に関する歴史上最初の本を著しましたが、実は、彼は後に、



ヒプノ(催眠)という呼び方は適切ではない・・・

と、考え・・・

一点集中という呼び名に変えよう・・・

と、しましたが・・・


時・・・既に遅し(それだけヒプノ(催眠)という言葉が広がってしまった)・・・



という状況になっていた為、変更出来なかったと言われています。


現在でもヒプノ(催眠)という言葉から様々な連想やイメージがなされていますが、彼もあの世でどのように感じている事でしょうか・・・?(笑)



次は、皆さんも名前だけは聞いた事があるかもしれないオーストリアの精神分析学者「ジークムント・フロイト」です。


このフロイトにつきましては、彼の提唱した数々の理論は、後世の精神医学や臨床心理学などの基礎となったのみならず、20世紀以降の文学・芸術・人間理解に広く大きな影響を与えた面で有名でもあります。



そして、実は、このフロイトも当初はヒプノ(催眠)を学び、 ヒステリー症状の改善に用いていた という点はあまり知られておりません。

 


と言うのも、ヒステリー患者にヒプノ(催眠)を行っていた所、その患者さんが急に起き上がりキスをされたので、これは使えない!といった話もありますが、実は・・・フロイトは麻薬であるコカインを常用していた為、全ての歯が抜けてしまい、総入れ歯をしていた為に、 上手く話せなかった事から、渋々?ヒプノ(催眠)を諦めた という裏話も残っております(笑)



では、最後は 20世紀最大の催眠家で魔術師 とも称される「ミルトン・エリクソン」です。

 


彼は精神科医で心理学者でもありますが、精神療法において、 「型や枠」に捕らわれず、様々な斬新な手法を活用する「ユーティライゼーション(利用出来るものは何でも利用する)」で有名 でもありますが、今回のテーマにおいて私が一番お伝えしたいエリクソンの言葉をご紹介致します。
 

それは、



治療に抵抗するクライアントなどいない・・・

柔軟性に欠けるセラピストがいるだけだ・・・


 

との言葉です。


これは、「その人の意思に反して、人をコントロールする事は出来ない」とも繋がっておりますが、この言葉は、



クライアントにではなく・・・

セラピストの側に向けて贈られているものであり・・・

セラピストは常にこの点を心掛ける必要性がある・・・


 

という面を強く指摘しており、それと同時に、



人間の心(意識)の自然で本来の性質は・・・

多様性である・・・


 

という面をも示唆しております。


それが故に、エリクソンはクライアントごとに異なるアプローチをしており、自らの手法や技法を体系化(マニュアル化)する事を好んでおりませんでした・・・



と、ほんの数人しか今回のアメブロ版ではご紹介出来ませんが、このような内容でヒプノの歴史をヒプノセラピスト認定講座では教えておりますが、このコロナ(禍)におきましても、



災い(禍い)転じて福と成す

 

との言葉もあるように、S.Light.Mのヒプノセラピスト認定講座は ABH(米国催眠療法協会)の公式認定講座 となっていますが、コロナ(禍)がキッカケとなって リモートでの実技を含めた受講をABHが認可 する事にもなりました!

今回は宣伝を兼ねての内容でしたが、興味や関心のある方はお問い合わせだけでもお気軽に承っております(笑)

『 ~ヒプノ(催眠)の語源や歴史・変遷~ 』はこちら

 

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