S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング)の瀬川です!
カウンセリング等を行っておりましても、特に近頃では、
考える事と・・・悩む事とを・・・混同してしまい・・・
考える事に怖れを感じ・・・
考える事を避けてしまっている・・・
という傾向がとても高くなって来ているようにも感じたりしております。
そこで今回は2023年2月11日の第445回目の最新TOPICS『 真の賢さとは ~賢者の贈り物から~ 』の一部をお届けしてみます!
そして、その理由として、
本年(2023年)はこれ迄の劣化の積み重なりが・・・
色々な場面で炙り出されて来る(噴出し明らかになって来る)・・・
という可能性がかなり高いからです。
そして、このような場面に直面すると不安を感じたり動揺を覚えたりする方も多いかと思われます。
つまり、
そのような心の揺れ動きを出来るだけ《 平衡 》に保ちつつ・・・
《 目を背ける 》事なく・・・
智慧などの《 賢さ 》を活用する事で変えていく事が出来る!!!
との思いを今回のアメブロ版にも込めております!
ところで、今回の「真の賢さとは」とのテーマですが、この賢さとは勉強が出来る、あるいは、仕事が出来るというような意味でも趣旨でもありません!
勿論、そのような面にも 《 当てはめ 》 役立てていければ言うこと無しですが(笑)
では、ご存じの方も多いかもしれませんが、ここでオー・ヘンリーの『 賢者の贈り物 』(「頭のいい子を育てるおはなし366」:主婦の友社から引用)という物語を眺めてみて下さい!
ちなみに、繰り返しになりますが、出典元の本の題名では「頭のいい子を育てる」となっておりますが、それに 《 惑わされる 》 必要性は全くありませんので!
余計なお世話!?ですね(笑)
では、物語の始まりです!!!
『 明日はクリスマスなのに、、、、、。
デラは悲しくてたまりませんでした。
あるのはたったの一ドル七十八セント。
これじゃ、大好きなジムへのクリスマスプレゼントが買えないわ。
ジムが一週間に三十ドルかせいでいたころは、なんの苦労もありませんでした。
でも給料がへってから、生活はきびしくなりました。
何カ月もがんばってためたお金が、たった、これだけ。
デラはソファに身をなげだして、思いきり泣きました。
それから鏡の前に立ち、髪をほどいてみました。
波うつ髪は膝の下まで届きます。
デラは心を決めると、手ばやく髪をまとめ、ぼうしをかぶってでかけていきました。
さて、ジムとデラ夫妻には、宝物がふたつありました。
ひとつは、このデラの髪。
もうひとつがジムがおじいさんからもらった金の懐中時計です。
デラの髪は、女王様の宝石もみおとりするほどつややかだし、ジムの金時計は、王様がひげをかきむしってうらやましがるほどの逸品です。
デラは通りを歩いていって、かつら屋さんに入りました。
店主は大柄で青白い、冷たそうな女の人でした。
「私の髪、買ってくれますか?」デラはぼうしをとって、髪をおろしてみせました。
「二十ドルだね」店主はさっさと髪を切りました。
それからの二時間、デラは町じゅうをまわってジムへのプレゼントを探しました。
そして、ジムの金時計にぴったりな、プラチナの鎖をみつけたのです。
デラは髪を売った二十ドルをぜんぶ使って、その鎖を買いました。
夕方、七時きっかりに、ジムは仕事から帰ってきます。
デラは短い髪をジムにみせるのが心配で、神様にお祈りしました。
ジムがまだ、私をかわいいと思ってくれますように。
ところがジムはデラの髪をみるなり、とても不思議な表情をしました。
「髪、切っちゃったのか、、、、、」
そのわけは、ジムからデラへのプレゼントにありました。
それは、デラがずっとあこがれていた、美しい飾り櫛だったのです。
デラは思わず喜びの声をあげ、それから泣き出しました。
この櫛を飾れる髪はもうありません。
デラは櫛をそっとだきしめました。
「私の髪はのびるのがとっても早いから、すぐ櫛を使えるようになるわ」
そして、ジムにプレゼントをわたしました。
ジムは時計の鎖をみると、ソファにどさっと座りこんで、ほほえみました。
「あの時計、売っちゃったんだ。 その櫛を買ってあげたくて」
二人のプレゼントは、どちらも役にたちませんでした。
けれど、二人はおたがいのため、一番大切なものをさしだしたのです。
賢い人は、なんてばかなことをしたものだ、というかもしれません。
でも、どうでしょう?
本当の賢者は、ジムとデラのほうではありませんか? 』
では、物語はここで終了です!
ところで、クリスマスでも誕生日でも何でも良いですが、皆さんもプレゼントを貰ったり、贈ったりなどの 《 経験 》 はあるかもしれません。
贈る相手の事を色々と思い浮かべ、気に入って貰えるかな?気に入ってくれたら嬉しいなぁ!などのように、サプライズのようなシチュエーションもある事でしょうし、前もって相手に欲しい物を聞いておいて、それをプレゼントするという事もあるでしょうし、これも悪い事でも何でもありません(笑)
そして、
コミュニケーションにおいてトラブルになりがちなのは・・・
意見や見解の相違である事は少なく・・・
お互いに敢えてコミュニケーションを避けている隙間(話題)に生じやすい・・・
と幾度もお伝えして来ております。
そして、ここには、
過度な二者択一に陥らない事が大切で必要
との視点も 《 同時に 》 成り立ちます。
先のプレゼントの例からも、もうお分かりである事でしょうが、プレゼントに何が欲しい???などを聞かない事が 「隙間(話題)」 というものでは全くありません(笑)
つまり、過度な二者択一に陥らないとは、何でもかんでも 《 善悪や正誤や是非 》 に当てはめてしまう事の愚かしさを表しており、これが現在の世の中や社会における 《 分断(分離) 》 の原因となっています。
では、ここからは物語に 《 繋げて重ねて 》 という視点を活用し、本年にS.Light.MのHPでお届けして来た5回のTOPICSの内、今回のアメブロでは3つのTOPICSからポイントを抜き出してみます!
ちなみに、当該TOPICSでは、5回全てのTOPICSのポイントを、より詳細にお伝えしております!
まず、一挙に2つになりますが、1月14日・21日のTOPICSでは『 医龍 』という漫画本を素材として活用し「公明正大という救世主:前半後半」というテーマを2回に渡りお届けしましたが、その中からほんの幾つかの視点を今回の物語に当てはめてみます!
そこで前半の回では、
本来的には物事や出来事は中立(絶対的に決められた意味を持っていない)であり・・・
そこに意味を持たせているのは自分自身(自分の中にある信念や観念)・・・
と伝えていましたが、これも物語における『 賢い人は、なんてばかなことをしたものだ、というかもしれません。 』という箇所に再び当てはまって来ます。
そして、 《 自己憐憫・共依存・責任転嫁 》 という落とし穴に嵌まる事を回避してくれるものが、
相手を信じる事の大切さと必要さと同時に・・・
相手を信じている(信じられる)自分自身を信じる事も大切で必要・・・
と伝えておりました。
そして、物語の二人の姿の 《 反映 》 から見て取れるものが、
自分自身を本当に信じる事が出来ていれば・・・
必ず何かしらの《 行動 》に結び付いているはず・・・
という事になります。
そして、この二人においても考えた上で 《 行動 》 に移せている事はお分かりになる事でしょう。
この事からも、
考える事と・・・悩む事とは・・・違う!!!
という事になります!
そして、後半の回では 《 「変化」とは「気づく」事 》 であり、 《 「気づく」には「思考」する事 》 が必要となり、 《 「思考」するには「知る」事 》 も同時に必要になるとのコメントを元に、
これは《 人間関係(相手を知り自分を知る) 》でも同様です・・・
と、伝えていました。
更に、
何が最善であるのかを考える際には・・・
最も問われるのは真の動機・・・
とのコメントもしていましたが、ここでは、私が敢えてコメントする迄もなく、物語の二人が選んだそれぞれのプレゼント、そして、そのプレゼントに行き着いた 《 経緯(お互いの相手に対する想い) 》 でお分かりになる事でしょう(笑)
ちなみに、前半の回では、
必ずあなたの周りにも・・・
あなたの事をちゃんと見てくれている人は存在している・・・
とのコメントもしていますが、物語では『 デラは短い髪をジムにみせるのが心配で、神様にお祈りしました。 ジムがまだ、私をかわいいと思ってくれますように。 』との箇所もありましたね(笑)
では、3つ目のTOPICSとなる2月4日の「評価し評価される事の難しさ」に入る前に、今回のテーマにおける、あくまで私個人の勝手な視点や捉え方をお伝えしてみます!
それは、
賢さとは「知り」「考え」「(何かに一つだけでも)気づく」事・・・
という風にも言えるかもしれませんが、
《 真の 》賢さとは・・・
それらの全てを《 実践 》に移せる事!!!
と考え、そのように捉えております!
では、3つ目のTOPICSに移りますが、この回では、
《 評価する(される)事 》と《 判断する(される)事 》とは違う
とのポイントをお伝えし、その理由として、
判断では選択と決断が生じる(生じやすい)が・・・
評価では(過度な)二者択一に(あるいは複数の選択肢においても同様に)陥らない事が最も肝要である・・・
と締め括りをさせて貰いました。
、、、今回の二人の物語、、、そして今回の内容を、
《 あなた 》であれば・・・
どのように《 評価 》し・・・
《 判断 》する事でしょうか・・・
、、、(笑)
ちなみに、一つだけ考える際のヒントを出しますが、 《 「判断」の先(前)に在るのが「評価」((複数の角度からの適切な)「評価」をした後に「判断」を下す) 》 という順番になります!!!
最近の世の中や社会、そして、あなたの身の回りの日常に目を向けて見ると、この順番が 《 真逆 》 になっているケース (いわゆる《 結論ありき(の議論) 》) がどれほど多い事かに気づけると思いますが、、、(笑)
『 真の賢さとは ~賢者の贈り物から~ 』はこちら