S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング)の瀬川です!
既に2023年のキーワードはお伝え済みではありますが、このキーワードを別の言葉で表現すると、
2023年は生命(とは何か)が問われる・・・
そして生命の中には・・・
いかにして生きていくのかという姿勢も含まれる・・・
という意味になり、
2023年のキーワードを《 体現 》するのが《 公明正大 》
との視点から、今回は2023年1月14日・21日の第441・442回目のTOPICS『 公明正大という救世主:前半・後半 』から、そのごくごく一部をお届けしてみます!
そして、今回活用している素材は『 医龍 ~チーム・メディカル・ドラゴン 』(乃木坂太郎、(原案)永井明、(医療監修)吉沼美恵:小学館・全25巻)という漫画本からになりますが、当該TOPICSでは20のエピソードの紹介に加え、それぞれのエピソードに 現在の世の中や社会を生き抜く為の様々な視点 を加味していますが、今回のアメブロ版では4つのエピソードに絞りご紹介していきます!
そして著作権法上の引用(抜粋も含め)の範囲内としてお届けしますが、当該漫画本ではそれぞれに章(見出し)が付けられていますが、内容が複数巻にまたがっている場面もあり、あまりにも細かくなってしまい、逆に趣旨が伝わり辛くなってしまうと本末転倒になりますので、今回は引用した「巻数」を表示させて貰う事でお許し頂く事をご理解頂ければ幸甚です!
では、内容に入っていく前に、今回の4つのエピソードに関する登場人物の簡単なご紹介です!
朝田龍太郎 : 心臓外科医。 天才と称されるが、その実は難民キャンプ等で研鑽を積み上げたが故の賜物である。
加藤晶 : 明真大学付属病院 胸部心臓外科 助教授。 教授になる為に女性としての人生さえも捨てる覚悟で臨んでいる。
伊集院登 : 研修医。 ごく平凡で小心者であるが、様々な葛藤や矛盾を抱えながらも朝田に鍛えられていく。
荒瀬門次 : 麻酔医。 超一流の腕を持つが、色々と後ろめたい過去を抱えている。
木原毅彦 : 医局内での世渡り上手の医師で伊集院の先輩。
野口賢雄 : 明真の胸部心臓外科の教授。 ひたすら権力のみを追求し、その為には手段を選ばない。
では、進めていきますが、この医龍は以前にはテレビドラマとして放映された事もありますし、皆さんの好きな俳優さんなどを当てはめてイメージするのも楽しいかもしれません(笑)
「第4巻より」:
明真で最初のバチスタ手術が行われる事となりますが、その候補者は2名おり、一人は容態の安定している若いAさんであり、もう一人は容態がとても悪い年配のBさんでした。
どちらの手術を行うかで加藤と朝田は激論を交わしますが、加藤は論文の為に容態の良いAさんの手術を行うと宣言します。
そして、この論文(手術)の成功こそが加藤が教授になる為の 《 唯一の道 》 と言える(少なくとも加藤はそのように 《 思い込んでいた 》 )ものでした、、、
加藤:
『 (大学医局の)改革のために、いろんな人を犠牲にして、ここまで昇ってきたんだもの!
この16歳の女の子は、待ちに待った最適の患者なのよ!!
この子を切るのが、ベストのチョイスよ!
汚いと思う?
だけど、汚い汚いと言ってるだけでは何も変わらない。
誰かがドブに足を突っ込んで、ドブさらいをやらなければ。
私はそれをやるの。 』
朝田:
『 待ちに待った患者だと・・・・・?
勘違いすんなよ、患者が医者を待ってるんだぜ!
---確かにあんたは、改革のために身を粉にしてきただろうし、今もそうなんだろうよ。
---しかし、あんたの改革は、あんたの妥協をごまかすための道具じゃねえ。
人間は、無限に自分をごまかせる。
改革のための手段と言って、気づかぬうちに自分に甘くなる。
いずれ、過去の罪すら正当化するようになる。
ミイラ取りは、そうやってミイラになる。 』
ところで、S.Light.MのHPにおける昨年末の複数のTOPICSでは 《 ミイラ取りがミイラになる 》 との言葉を幾度もご紹介していました。
そして、この場面における加藤と朝田の会話では 《 最も問われるのは真の動機 》という視点が含まれ、更に、
コミュニケーションにおいて最もトラブルになりがちなのは・・・
意見や見解の相違である事は少なく・・・
お互いに敢えて避けている隙間(話題)に生じる・・・
との見方も成り立ちます、、、
「第6巻と第7巻より」:
荒瀬は過去に薬の論文の実証の手伝いにより、数多くの患者さんの命を奪ってしまった過去を抱えていました。
これは製薬会社側では治験を行う医師に多額の金品を握らせ、良いデータを集め認可を取得し莫大な利益を得る目論見であると共に、医師の側も潤う(儲かる)という、いわゆるウィンウィン(Win-Win)という 《 共依存 》 の状態でした。
その過去に苛(さいな)まされている荒瀬にとって、唯一の慰みというのが馴染みのバーで酔い潰れる事でした。
そのお店では香ちゃんという女性が働いており、その女性の存在というのも荒瀬にとっての癒しとなっていました。
そして、そのお店でのある夜、荒瀬と伊集院が口論となり、荒瀬がグラスを投げつけ壊してしまった事により香ちゃんはグラスを買いに外出した所、その外出先のお店で強盗による発砲事件に巻き込まれ、瀕死の状態に陥ってしまいます。
伊集院と荒瀬が駆けつけ、何とか香ちゃんの応急処置はしましたが、救急車の中で血圧も下がり脈拍も触れなくなり、とても危険な状態でした。
荒瀬は半ば放心状態や心ここにあらずの状態になり、目の前の光景から 《 目を背き 》 始めます。
そして、伊集院は他に出来る事は、、、最後まで話しかける事だけか、、、と思い至った所で香ちゃんが聞き取れない程のか細い声で話し始めます。
それで伊集院は荒瀬に向かって、
伊集院:
『 荒瀬先生!!
あなたが聞かなくて誰が聞くんだッ! 』
と訴えますが、荒瀬は伊集院に聞けと背を向け 《 耳を塞ぎ 》 ます。
そして、
荒瀬:
『 お前なら、金のために人を殺した医者に、看取ってもらいたいか?
オレにそんな資格がないのは、お前が一番よく知ってんだろ。
ここから先の道は---お前みてえな---キレイな医者しか歩けねえのさ。 』
ところで、私達は私自身も含め、誰もが間違いや過ちを犯しますし、そこには悪気がない場合もあれば、故意(わざと意図して)という場合もあります。
そして 《 自分(自身)に嘘は付けない 》 のが事実であり真実ですが、 《 この先に二度と同じ事を繰り返さない為 》 には、 《 自分(自身)に公明正大になる 》 という事が、とても大切で必要となります、、、
「第7巻より」:
児玉という医師が手術の際に患者さんの心臓の中に針を置き忘れたまま終えてしまい、その患者さんは不調を訴えて明真にやって来ます。
そこで児玉の先輩の木原と野口(教授)とで 《 口止め工作(隠蔽) 》 を図りますが、手術に立ち会っていた一人の看護師が悩みに悩んだ末に朝田に打ち明けます、、、
その打ち明けた背景の一つとして、その看護師の祖父が入院する事になり、どうしても孫の勤務している病院が良いと言ってきかず、その看護師はダメとも言えず、ましてや何故ダメなのかの 《 理由 》 も告げられずにいたという事情がありました。
そして、朝田は再手術を行う事を決めますが、木原がそれに血相を変えて異を唱えてきます、、、
朝田:
『 児玉は、自分の手に余る事態が起こったのなら、それに対処できる医師をすぐに呼ぶべきだった。
たとえばオレを呼べばよかった。 』
木原:
『 お前を呼べば、全て患者に話しちまうだろうが・・・・!! 』
朝田:
『 当然だ。
児玉が犯したもっと大きな罪は、ミスを隠そうとした事だ。
ミスはミスでキッチリ患者に説明しないと、医者と患者の間に真の信頼関係は築けない。 』
ところで、ここ数年来「隠蔽」や「改竄」が後を絶たない状況でもあります。
しかも「真摯に受けとめ丁寧な説明を続ける」との言葉を念仏のように何度も聞かされた感が拭えませんが、その後、そのような 《 行動が実践に移された 》 のでしょうか???
事は政治の世界に限らず、民間にまで及んでしまっていますが、国民や消費者が 《 疑心暗鬼 》 の世の中や社会において、果たして 《 倖せ(幸せ) 》 というものは築けるものなのでしょうか、、、
「第10巻より」:
朝田のチームが生後9ケ月の赤ちゃんのバチスタ手術を行う事になりました。
しかも、その赤ちゃんは完全内臓逆位という、臓器や脈管の位置が左右逆に生まれついてしまう疾患を伴っていました。
そのような超難関手術を行っている最中に、木原の母親が事故により瀕死の状態で運ばれて来ました。
朝田以外の医師の手では母親は助からないと判断した木原は、手術中の朝田に母親の手術をしてくれと懇願します。
赤ちゃんの手術をしながら木原から母親の容態を聞いた朝田は、自分が仮に今の手術を抜けたら加藤が担当している第一助手を出来るかどうか伊集院に問い掛けます、、、
そして、伊集院は出来ないと答えた事により、朝田も目の前の赤ちゃんの手術を自分も続行すると決断し、木原の懇願を断ります。
そして、朝田は伊集院に話します、、、
朝田:
『 伊集院、お前が、バチスタのためにどれほど勉強してきたか、俺はよく知っている。
そのお前ができないと言うなら、信じるよ。
できないことをできないと言うのも、ひとつの責任だ。
よくやった、伊集院。 』
伊集院:
『 僕に、助手をやらせたいんじゃないんですか? 』
朝田:
『 勘違いするな。
助手をやれると答えてほしかったわけじゃない。
お前自身の判断を、聞きたかっただけだ。
お前は木原に何も言うな。
行かないと決めたのは、俺自身の判断だ。 』
ところで、最近では特に 《 自己憐憫・共依存・責任転嫁 》 という落とし穴に注意するようお伝えしています。
そして、この3つの落とし穴に嵌まる事を回避してくれるもの、それが、
相手を信じる事の大切さと必要さと同時に・・・
相手を信じている(信じられる)自分自身を信じる事も大切で必要・・・
という事になります、、、
では、アメブロ版におけるシンプルな締め括りですが、それは、
《 他者 》に対しても公明正大であり・・・
《 自分(自身) 》に対しても公明正大であり・・
その《 両方 》が「繋がって」そして「重なって」こそ・・・
《 救世主 》となり得る!!!
という事になります!!!
そして、当該TOPICSの後半では、最後にもう一つの締め括りとして、Superflyさんの『 Beautiful 』(作詞:越智志帆)という歌の歌詞をお届けしていますが(これも勿論、著作権法上の引用の範囲内というルールを遵守した上です)、そこから、
光ある所には必ず影も生じます・・・
が、しかし、その影すらも(打ち)消す事が出来ます・・・
それは・・・
自ら(あなた自身)が光となる事です!!!
そして・・・
その(あなた自身という)光をより輝かせてくれるのが公明正大(という救世主)です!!!
と、結んでおります(笑)
『 公明正大という救世主:前半 』はこちら
『 公明正大という救世主:後半 』はこちら