S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング)の瀬川です!



 

冬場になると 体の冷え などで体調を崩す方も多いですが、今年の前半では厚生労働省が更年期(障害や症状)に関する初の実態調査を行った結果を公表したとのニュースがありました。



そこで今回は2022年6月25日の第413回目のTOPICS『 更年期障害と腸のヒーリング ~心身両面へのアプローチ~ 』からその一部をお届けしますが、私は医師ではありませんので、病気等に関する診断や断定などは出来ませんのと、症状等がある際には医師の診察や治療を受ける事も大切で必要である点をご理解とご了承頂ければ幸甚です!



そして間違いがあってはいけませんし、 「客観的な視点」 も大切という面から2022年4月16日に放映された『 NHKスペシャル「#みんなの更年期」 』という番組を 「代弁」 として活用させて頂きます!



更年期とは概ね45歳~55歳の閉経前後の10年間を指し、日常生活に支障が及ぶと更年期障害と診断され治療の対象となりますが、更年期障害における症状の有無や程度には (かなりの)個人差 があり、それが故に更年期障害の症状がある当人同士でも お互いに理解し辛い 原因となっているとの見解もある模様です。



そして現在の所での更年期障害の原因としては、思春期頃から卵巣から女性ホルモンである エストロゲン が分泌されますが、20代から30代でこの分泌量がピークになり、閉経前後の辺りでは、この分泌量が激しい乱高下をしながら急激に減少していき、それに体が追いつかない、あるいは慣れない為に症状が出やすくなり、更に 自律神経の働き にも影響(変調)を及ぼすようになっていく事が挙げられたりします。



このエストロゲンとは骨を丈夫にし、血管をしなやかにし、 気持ちを明るく保つ などの重要な働きがあると言われていますが、更年期障害のような症状は 男性にも 起こり得るものであり(男性でも少量のエストロゲンは体内で造られています)、これはストレス等が原因とされている 「LOH症候群」 とも呼ばれています。



このような更年期障害は 《 症状のデパート 》 などとも言われ、生理不順、肩こり、不眠、頭痛、眩暈(めまい)やフラつき、嚥下(えんげ)障害、火照(ほて)り、動悸、寝汗などの過度な発汗(ホットフラッシュ)、倦怠感(極度の疲れやだるさ)、耳鳴り、関節痛、骨密度低下、脂質異常、尿もれ、粘膜乾燥、集中力低下、イライラや訳の分からない怒りなど、かなりの多岐に渡っています。



ご家庭では子どもとの関係が悪化したり、夫との離婚などに結び付いてしまったりなどの 身近な関係性 にも影響が出るケースも少なからずありますし、 職場 での偏見や無理解(『 我慢が出来ない人 』と言われたり、揶揄されるなど)、 医療現場 で直面する壁(医師から『 更年期は病気ではない 』と言われたりなど)が番組では紹介されており、それにより 孤独感 が増していく傾向が高くなると伝えられていました。



そして、特にお仕事の場面では更年期障害で体調不良などと言い出し辛く、そのような職場での環境や雰囲気もほぼなく、更に男性優位の面も未だに根強く残っている事から 男性側の無理解 も拍車を掛けているのが実状です。

 


また、現在の労働基準法では生理休暇と産前産後休暇の規定はありますが、更年期(障害)に関する定めはないなどの 法律的な側面における不備(不作為) も関係しています。



そして、医療現場においては国際的に標準治療と推奨されている ホルモン(エストロゲン)補充療法(HRT) を治療に取り入れている所も出て来つつあるそうですが、この治療を受けている人もまだ少数であるそうです。



と言いますのも、この治療法が 普及していない理由 としては、専門外で詳しくない、処方した経験がない、管理が難しいなどが上位の理由として挙げられているそうで、更年期障害を専門とした分野の医師の育成の取り組みも行われつつあるそうです。



が、しかし、このような治療が進んで行かない更なる奥深い(根深い)理由としては、問診に時間が掛かりすぎ診療報酬に見合わず 経営的に採算が取れないなどの仕組み上の問題 も指摘されており(なお、同じ治療でも月経困難症では診療報酬が加算されております)、改善や実現の目処は立っていないのが現状だそうです。



では、この番組からの紹介は終了し、ここ迄における私個人としての視点を一つだけお伝えします!



更年期(障害や症状)では心身両面に多大な影響が及んでしまう


という面は改めて申し伝える事でもありませんが、 「共通の理解」 として必要で大切なものとなります。



そして、 更年期障害における症状等は本人の意思などとは(ほぼ)関係性がなく、老化などと同様に体への変化(病気という意味ではなく)というのが男女限らず誰もに現れるものであって、



自分を責めたりする性質のものではない!!!

 

という点がとても大切になります!

なお、更年期障害と思われたり、そのように診断された場合であっても、他の病気が要因となっているケースもあるとの点も番組では紹介されていましたので、その点も頭の片隅にでも留め置いてみて下さい。



では、ここ迄は更年期障害の概要でしたが、ここからはヒーリングという 「経験則」 の活用という面から進めて参ります!

でも、 何故、腸なの??? という疑問が出てくるのが普通!?かもしれません(笑)

そこで、これも『 ヒューマニエンス 』(NHK BSプレミアム)という番組の「 “腸”  脳さえも支配する? 」の回からほんのごく一部をご紹介して参ります!

 

腸に関しては 腸内細菌や腸内フローラ、また、腸の活動を整える為の腸活 などの言葉も最近ではよく見聞きしますし、 「腸(はらわた)が煮えくりかえる」「断腸の思い」 などの諺もあり、 ガッツ! というのは英語で腸を表す「gut(s)」が語源ともされています(笑)



そして一つの仮説として、腸から拡がった神経細胞が体をコントロールするようになり、次第にそれらのコントロール機能が体の中心に集まり始め脊髄となり、より複雑な動きを可能にする為に神経細胞が一箇所に集まって 脳が誕生した と考えられているそうです。



このような変化(進化)に際し、東北大学大学院医学系研究科教授であり、心療内科の立場から研究や治療に取り組んでいる福土 審 氏が次のように述べておりました。

福土 氏:
『 古典的な神経伝達物質というのは、ほとんど腸の中にも存在するんですね。
  具体的にはですね、セロトニン、それからノルアドレナリンのような物質です。
  これはですね、進化的に言っても腸の方が脳よりも先に出来た臓器ですから、腸の中で使われていたものが使い回されて脳の中でも使われるようになった、というように考えられています。 』



この セロトニン という言葉をご存じの方も多いかと思われますが、 私達の幸福感 と関連していると考えられている神経伝達物質であり鬱病等との関連性も指摘されたりしております。


そして、セロトニンは腸の中ではぜん動運動(腸を動かす動作)に使われていて、セロトニンが少な過ぎると便秘になりやすく、多過ぎると下痢になるそうです。


ちなみに、ぜん動運動は蝶の幼虫などの動きをイメージすれば理解しやすくなるかもしれません!?(笑)



このように、人類は脳を巨大化させながら、その 脳と腸とがお互いに協力し合う事で進化をしていった と考えられているそうですが、脳がなくても生存出来ている生命は多様に存在しているのも事実であり真実です(笑)



そして、脳が美味しいと感じていたとしても、体にとって毒であると腸が判断したものは 排泄されていく そうです。


また、舌に味覚を感じるセンサーとしての味蕾(みらい)があるのと同様に、腸にも絨毛(じゅうもう)という所に腸独自の味覚センサーがある事が発見されており、 腸で感じたものを、その後に脳に伝えている そうです。



そして、腸で感じたものを迷走神経を通して脳にメッセージが送られ、そのような働きが 無意識を形作っている(無意識に影響を及ぼしている)のでは という考えも出て来ているそうですが、このような仕組みや働きは、脳で感じた事が腸の働きを変化させ、腸の中で起こっている事が脳の特定の部位(例えば不安感など)を刺激しているという 「脳腸相関」 というのも分かって来ているそうです。

ちなみに、ストレスが引き起こすとされている過敏性腸症候群もこれが原因と考えられているそうです。



では、腸へのヒーリングのやり方とは、とてもとても、そのまたとても簡単です!!!
それは、



下腹部に(両)手を当てるだけ!!!



です(笑)
何か軽~い感じで伝えているように思われるかもしれませんが、 私は至って本気です!!! (笑)



そして、今回の更年期障害におきましても然り、その他の様々な症状等におきましても、この手を当てるというヒーリングでは頭部、そして、症状のある箇所は勿論ですが、そこに 「物は試し」 で腸に手を当てるという事を行ってみて下さい。



ヒーリングの世界では、かなり以前から腸へのアプローチが提唱され、実際に行われて来ておりますが、これが 「経験則」 という意味にもなります!

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