人生初のランカーシーバス | 釣れない中讃ショアソルトルアーマン

釣れない中讃ショアソルトルアーマン

2021年、西讃から中讃に引越してきた釣れない30代ショアソルトルアーマン。シーバス、ショアラバ、エギング、ロックフィッシュなどをやっております。

SNSはやっている。が、どうもブログを書くというのは自分にとって結構エネルギーが必要でなかなか書けずにいた。
しかし人生初のランカーシーバスを釣り上げたので折角だし文章で残しておこうかと。
2024年3月某日 香川県某島。
月に1度、釣り仲間のPさんと潮がよく動く日を狙って訪れるポイントだ。
2021年11月に、ここで初めてシーバスをキャッチし、Pさんとシーバスフィッシングを始めるきっかけとなった地である。
因みにこの時はエギングで訪れていたのだが、シーバスが所謂秋爆の状態だった。
専用ロッドも、ましてやシーバスルアーもほとんど持っていない中、鉄板やバイブレーションのただ巻きで面白いようにアタリが出た。この時以上に反応があった日は未だにない笑
潮汐データ
満潮 1:50 348cm 13:49 327cm
干潮 8:00 48cm 20:19 12cm
ここでは回遊シーバスを狙う為、短い時合をモノに出来なければ当然のようにホゲる。
通うポイントは基本的に3箇所。
今まで通った感じだと上げ潮はシャローなポイントA、下げ潮は深場とワンドが絡む潮通しの良いポイントBで釣果が出ている。
そのどちらも釣れない時はポイントCに行くという感じ。
ここ数ヶ月は工事の影響もあってか、去年よく釣れていたポイントAはあまり反応が得られていない。
この日は10時頃釣行スタートだったので、上げは様子見も兼ねてポイントAに入りたかったのだが、まだ工事中で入れず結局ポイントBにエントリー。
過去に下げ潮でブリが釣れたり、干潮からの動きだしでシーバスが連発したりとポテンシャルは高いのだが、まだまだタイミングを当て切れずホゲることも多い。
先月はベイトっ気がない中、下げ3分くらいのタイミングに手前のかけ上がりで75cmの良型シーバスを運良く釣ることができた。(この時のヒットルアーもレンジバイブ70TGだった。)
今回も下げに時合が来ることを期待しつつ、西の風が5-6m吹く中、Pさんとともに様々なルアーを試していく。
2時間ほどの間にペンシル、ポッパー、ミノー、鉄板、バイブレーション、ジグヘッドワーム、タコベイトなどレンジを変えたりアクションを加えたりしながらやってみるも反応ゼロ。釣れる気配なし。
一旦昼休憩を取り13時前に再開。
30分ほどやったが相変わらず反応がないのでPさんはポイントCの方に移動した。
そういえば先月もこんな感じで二手に分かれてから釣れたなぁ、なんて思いながら満潮直前、潮が緩んでいる中レンジバイブ70TGをただ巻きしているとコツンという小さなアタリらしきものがでた。
ゴミじゃないよなぁと3投ほど同じコースとスピードで巻いてくる。が、何も起きない。
そこから数投別のところに投げてから、再度アタリが出たコースを通してみる。
すると残り10mを切ったくらいのところでココッとアタリが出た。
ティップが入り、アワセを入れる。よし、乗った!
すぐさま重量感のあるファーストラン。
ロッドを立てると下に下に走りドラグがジリジリ出される。
なかなか浮いてこない。
(この時初使用のスプールなのでイマイチドラグ設定がわからず切れないかとヒヤヒヤしたが、どうやらそこそこ緩めても必要以上にドラグは出さない感じだった)
魚の突っ込みを竿のバットで耐えつつジワジワ巻いてくると、段々と魚が浮いてきた。
銀色の魚体が光る。本命だ、デカいぞ。
ここでタモを後方5mほどのところに置きっぱなしにしていた事を思い出す。
どうしようかと考えながら少しずつ巻いては耐えてを繰り返し魚を寄せてくる。
やっと水面付近まで上がってきた時、シーバスが首を振った。背鰭がリーダーに当たったのかビィィンと嫌な振動が手元に伝わる。
ヒヤリとしたが大丈夫そうだ。
そこからシーバスを水面に出そうとするがまだ下に走ろうとする。粘ってなんとか顔を水面に出させた。
フックポイントを確認すると上顎にリアフックが2本刺さっていた。
あと数メートル。
斜めになっている石積みから手を伸ばせばハンドランディング出来るかもと降りようとしたが、途中でちょろっと滑った為思い直す。
うん、落水してはシャレにならん。頑張ってタモの位置まで移動しよう。
頼むからバレないでくれと祈りつつ、テンションを緩めないよう細心の注意を払いながらタモの方に少しずつ寄っていく。
5mなんて大した距離じゃないがこれがめちゃくちゃ遠く感じた。
ヒィヒィ言いながらも無事辿り着き、ゆっくりとしゃがみランディングに入る。
焦りでジョイントを開くのに少し手間取ったものの、ネットにはすんなりと入ってくれた。
上げてくると凄い迫力。右目が潰れたコだった。
これは過去一デカいかも?と思いつつも、
ランカー行ったやろ?!からの
残念75cmでしたー!
を何度か経験している私は今回も、いやでもまた足りないかなぁという感じであまり期待していなかった。
とりあえずPさんがいる方に報告に行く。
魚、重てぇ。
ポイントCに着いたがPさんが居ない。どうやらもう少し先まで移動していたようだ。
魚を海につけつつ電話してみる。



P:釣れましたか?!
寝:釣れましたよ!
P:おぉ!マジですか、行きます!
こちらから姿を確認出来たので待機。
あれ?Pさん来ない笑
そこまで離れてはいないのに中々来ないので釣った場所に戻ると違うルートで先に来ていたPさんが待っていた。
P:デカっ!これ絶対いったっしょ!
寝:いやどうですかねぇ、ギリなくないですかね?
P:とりあえずブツ持ち撮りますよ!
お言葉に甘えて写真をお願いする。



カッコよく撮ってもらった。
その後、計測。あ、いってるわ。



81.5cm、3000gちょっとの念願のランカーシーバスだった。
あの日この島でシーバス釣りにハマって2年4ヶ月。遂にやった。なんとも言えない達成感と充実感で手足が震えた。
一緒に始めたPさんは既にランカーを2本釣っている。
釣りを始めてから知り合った人たちの中には既に釣っている方も当然いて、まだ釣っていなかった方も続々とランカーを釣っていて内心かなり羨ましかった笑
撮影計測後、ゆっくりと蘇生し丁寧にリリースすると悠々と帰っていった。
⁡釣れてくれてありがとう。



その後、暫く余韻に浸りつつボーっとしているとPさんが握手と共に祝福してくれた。
おめでとうございます!
感無量だった。
きっと生涯忘れることのない1尾だ。
使用タックル
◎ロッド:TENRYU SWAT SW972S-ML
◎リール:DAIWA 24 CERTATE LT4000-C
◎スプール:STUDIO OCEAN MARK NO LIMITS 22EX 4000S/T
◎ライン:VARIVAS Avani Casting PE MAXPOWER X8 SHORE MASTER 20.2lb(1.0号) 200m
◎リーダー:SEAGUAR PREMIUM MAX SHOCK LEADER 22lb(5号)
◎スナップ:DAIWA 強軸スナップワイドM 
◎ルアー:BASSDAY RANGE VIB 70TG/LHコノシロピンクベリー