第9342回「トゥモローランド ブラッド・バード監督 その1、感想、ディズニーによる自画自賛」 | 新稀少堂日記

第9342回「トゥモローランド ブラッド・バード監督 その1、感想、ディズニーによる自画自賛」





 第9342回は、「トゥモローランド ブラッド・バード監督 その1、感想、ディズニーランド賛歌」(2015年)です。


 タイトルとなっているトゥモローランドは、ディズニー・ランド(あるいはディズニー・ワールド)の小区分としてのエリア名称です。ですが、未来をテーマとしたアトラクションは、時代の変化によって陳腐化しやすいと言う宿命を背負っています。


 ディズニーワールドのエプコット・センターなども、20年前にして既に無残な光景をさらしていたと言うのが実感です。




 『 初期のトゥモローランドは、カリフォルニアのディズニーランドが開園した当時、人々に未来性を感じさせた宇宙開発技術や自動車技術などを中心に扱ったエリアであった。「未来」という時代と共に変化するテーマの特殊性故、時代の経過とともに幾度かにわたって改装が行われて来た歴史がある。


 トゥモローランドはディズニーランドの中でも最も改装が多く行われており、未来というテーマを扱うことがいかに困難であるかがうかがい知れる。


 1967年に行われた「新しいトゥモローランド」プロジェクトでトゥモローランドが初めて大改装された。 その後、1971年に開園したウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート内にあるマジックキングダムのトゥモローランドは、建築様式やデザインなど多くの要素で「新しいトゥモローランド」プロジェクトをベースにしている。


 1983年に開園した東京ディズニーランドのトゥモローランドは、いくつかの施設を除きほとんどの要素がフロリダの古いままのものを複製したものである。 』(ウィキペディア)


 映画は1964年の博覧会から始まり、21世紀初頭に人類は絶滅の危機を迎えます。その危機を知る者は、人類では、じいさんのフランク(ジョージ・クルーニー)とケイシー・(ブリット・ロバートソン)という17歳の少女だけでした。


 ふたりはアテナという少女型アンドロイドに導かれ、人類を破滅から救うために立ち上がります、という展開です。もちろん、VFXは多用されており、子どもが見ても楽しい映画に仕上がっているはずなのですが、同行した姪の孫は退屈し切っていました・・・・。


 内容的には、ディズニーによる自画自賛です。アメリカでの興行成績が気になる一作です、素直に受け入れられたのでしょうか。次回、ストーリーについて書く予定です。


(補足) 1枚目は"映画.com"から、2枚目の写真はウィキペディアから引用しました。