第7885回「BANDAGE/バンデイジ 菅知香原作 岩井俊二脚本製作 ストーリー、ネタバレ」
第7885回は、「BANDAGE/バンデイジ 菅知香原作 岩井俊二脚本製作 感想、ストーリー、ネタバレ」(2010年)です。原作は菅知香さんの「グッドドリームズ」です。
アーティストの人気は、才能によるのでしょうか、それとも単なるツキでしょうか、この映画は正面から、その命題に切り込んでいます。ストーリーの紹介にあたりましては、原作とは関係なく章とサブタイトルを付けさせていただきます。
「プロローグ バンドLANDSとの出会い」
1990年代のお話です、バンドがブレークしていた時代でした・・・・。高校生のアサコ(北乃きいさん)を"LANDS"のコンサートに誘ったのは、親友のミハル(杏さん)でした。感激します、特にリード・ギターのユキヤ(高良健吾さん)には魅せられます。オーラすら感じたのです。
「第1章 ボーカル、ナツ(赤西仁さん)」
アサコとミハルは、LANDSの楽屋に行こうとします。その時、ベースのケンジ(笠原秀幸さん)とぶつかったのです。アサコはコンタクトをふたつとも落としてしまいます。ケンジは懸命に探してくれます。楽屋から偶然出てきたのがナツでした。
ナツはケンジが見つけたコンタクトを口の中に入れ、舌先でアサコの目に入れます・・・・。そして、打ち上げに誘います。居酒屋での打ち上げでした。マネージャ―のユカリ(伊藤歩さん)は、アサコたちに言います。「それ飲んだら帰りなさい」
ですが、ナツはアサコと待ち合わせたのです。自宅に連れて行き抱こうとしましたが、アサコは許しませんでした。ナツはアサコを送っていきます・・・・。以降も、アサコを練習場に連れて行きますが、ここでもマネージャーのユカリは厳格でした。「あんた、帰りなさいよ」
「第2章 リードギター、ユキヤ(高良健吾さん)」
アサコのことが気になるナツは、体調の悪いマネージャーの自宅に行かせます。介抱するアサコとの距離が一挙に縮まります・・・・。高校を卒業したアサコは、LANDSのマネージャーになっていました。そんなある夜のことでした。アサコはユキヤに語りかけたのです。「ユキヤさんにはオーラを感じる」
しかし、ユキヤの反応は冷ややかでした。「おまえに俺の何が分かる?オーラが見えるのか?孤独であることが見えるのか?俺の孤独を見せてやる、単車に乗れ」、ユキヤはビーチに連れて行き、アサコにキスします・・・・。
そして、ある日、ナツは自室でアサコを抱こうとしましたが、アサコは応じませんでした。そんなアサコの頬を張ります。「女を殴ってしまった、俺って最低だ。でもな、ユキヤに抱かれようとしたおまえも最低だよ」、部屋を飛び出したアサコは、階段の踊り場で泣き崩れます・・・・。
「第3章 "元気"のヒットとLANDSの亀裂」
LANDSにヒット曲が生まれます。ナツが作曲した「元気」でした。一挙にスターダムに駆け上ると思われたのですが・・・・。中程度のヒットに止まりました。事務所の責任者はメンバーの前で断言します。「おまえらは、ユキヤを除けば全員アマチュアなんだよ。次からボーカルはユキヤだ」
当然、バンド内に亀裂が走ります。キーボードのアルミ(柴本幸さん)はユキヤよりですが、ドラムのリュージ(金子ノブアキさん)とベースのケンジは態度を決めかねます。そんな中、ユキヤが別バントを結成するとかソロ・デビューするとかについても噂されます。
実際のところ、事務所としてはナツの才能に見切りをつけていたのです。
「第4章 LANDSの解散、そして・・・・」
LANDSは結局解散することになりました。マネージャーのユカリは、ホワイトボードに「解散まで16日」と記します。そんなユカリがアサコに話します。「オーラを持ったミュージシャンだけがブレークするわけじゃないの。才能が乏しくっても売れたりするのよ。だから、マネージャーって面白い」
そして、映画は一挙に7カ月先に飛びます。歩いていたアサコに声をかけたのは、交通整理のガードマンをしていたミハル(杏さん)でした。「アルバイトよ。久しぶり、バンド聞きに行かない?」、チケットをアサコに押し付けます。もうバンドはこりごりだったのですが、アサコは行く気になりました。
ガールズバンドでした。ボーカルは驚いたことにミハル本人でした・・・・。アサコはミハルが楽屋から出てくるのを待ちます。「来てくれてたんだ、ありがとう」と言うミハルに、アサコは一緒にやりたいと切り出します。「ギターでもドラムでもない、マネージャーをやりたいのよ」
「エピローグ 2年後」
ミハルのバンドがメジャー・デビューすることになりました。マネージャーとしてアサコはスタジオに行きます。そこでユカリと再会することになりました。「上の階、のぞいてみたら」、すすめられるままに、アサコはドアを開きます。そこには、ナツのレコーディングする姿がありました。アサコに笑顔が浮かびます・・・・。
(補足) 写真は、"MovieWalker"から引用しました。





