第5791回「名探偵ポワロ全集 第39巻 三幕の悲劇 その1、感想 中断申し訳ありません」 | 新稀少堂日記

第5791回「名探偵ポワロ全集 第39巻 三幕の悲劇 その1、感想 中断申し訳ありません」

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 第5791回は、「名探偵ポワロ全集 第39巻 三幕の悲劇(殺人) その1、感想 中断申し訳ありません」です。


 ドラマ版ポワロにつきましては、デアゴスティーニにしたがい、第23巻まで紹介してきました。その後、短編の出版が続いたのですが、デアゴスティーニは短編も一巻にて刊行しました。購入者の立場からすれば、短編については一巻に二話収録すべきだと考え、購入しませんでした。


 第23巻「エンドハウスの怪事件」をブログに取り上げましたのは、2011年の12月3日のことですので、1年以上経ったことになります。その間、短編につきましては、非ドラマ化作品を含め、全作ブログに取り上げました。やはり、クリスティは面白いというのが実感です。


 「三幕の悲劇」は長編ですが、実にシンプルかつ骨太な構成になっています。犯人が誰かは簡単に分かります。しかし「、第一幕の悲劇でなぜ人畜無害な牧師が殺されたのか」(ホワイダニット)とか、「第二幕で、犯人はいかなる方法で殺害に及んだのか」(ハウダニット)とかは、クリスティらしい解決を提示しています。


 そして、何よりも、タイトルが示すように舞台が最大のモチーフとなっています・・・・(こういう舞台設定って好きです)。次回、「三幕の悲劇」のストーリーについて書く予定です。


(追記) デアゴスティーニ版「ポワロ コレクション」(長編作品のみ)につきまして、過去のブログに興味がありましたら、お手数ですが、ブログトップ左側にあります"ブログ内検索"欄に"ポワロ全集"と御入力ください。ポワロシリーズの短編(小説版)に興味がありましたら、"ポワロ中短編"と御入力下さい。