第3761回「名探偵ポワロ全集、第15巻、ゴルフ場殺人事件、その1、感想、ポワロがゴルフ?」 | 新稀少堂日記

第3761回「名探偵ポワロ全集、第15巻、ゴルフ場殺人事件、その1、感想、ポワロがゴルフ?」

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 第3761回は、「名探偵ポワロ全集、第15巻、ゴルフ場殺人事件、その1、感想、ポワロがゴルフ?」です。ポワロは、ゴルフはしません。ですが、友人のヘイスティング大尉に導かれやってきたのが、ノルマンジー・ドーヴィルのゴルフ・ホテルでした・・・・。オーベルジュとも言うべき食事も楽しめるホテルです。


 ヘイスティングがポワロをこのホテルに連れてきたのは、食事が主目的ですが、本人がゴルフを楽しむことも、目的のひとつです。滞在中、ヘイスティングは恋をします。その恋が、事件に大きく関係していきます・・・・。


 どんでん返しが多いのも、本作品の特徴です。ラストに、事件関係者全員を集め、一挙に事件を解決するというスタイルは取っていません。ジロー刑事という挑戦的なパリ警視庁の刑事も登場します。ことごとくポワロを敵対視します・・・・。一種の狂言回しを演じています。


 ゴルフ・ホテルには、隣接したゴルフ・コースがあります。ゴルフをしないポワロは、あえてヘイスティングに文句は言っていません。最後には粋な計らいも見せています・・・・。


 10年前に発生した殺人事件が、全ての原点だったというストーリーです。原作を30年ほど前に読んでいるのですが、ほとんど印象に残らなかった作品です。ドラマで見直しますと、容疑者の偶然と犯人の必然が、微妙に交錯するストーリーになっています。


 次回、ストーリーについて書く予定です。


(追記) デアゴスティーニ版「ポワロ コレクション」につきましては、順次ブログに書いていく予定です。過去のブログに興味がありましたら、お手数ですが、ブログトップ左側にあります"ブログ内検索"欄に"ポワロ全集"と御入力ください。