第1396回「スーパーマンⅢ 電子の要塞」(SF映画) | 新稀少堂日記

第1396回「スーパーマンⅢ 電子の要塞」(SF映画)

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 第1396回は、「スーパーマンⅢ 電子の要塞」(SF映画)です。クリストファー・リーブ版スーパーマンの第3作です。前2作に比べ、がたっとスケールが落ちています。ただ、相変わらず、スーパーマンは爽やかですし、スーパーマンの勇壮なテーマが背後に流れます。


 オープニング・タイトルは、次第に背後に流れる方式をとっています。そして、ささいな出来事が、メトロポリスにささいな混乱の輪を拡げていきます。雰囲気は、サイレント映画のどたばた映画です。クラーク・ケントは通勤中です。新聞の自動販売機から、新聞を取り出しますが、破れてしまいます。そして、ささいな混乱の輪の中で、危機に陥った男がいます。


 変身のため、証明写真用のボックスに入ります。子供がコインを入れていたため、4枚の写真には、スーパーマンの変身過程がくっきりと映し出されています。変身前の写真を破りとり子供に渡した後、男を助けに行きます・・・・。


 今回の敵は、ナポレオン・ソロです。ロス・ウェブスター(ロバート・ヴォーン)が、コンピューターを駆使して、スーパーマンと敵対する物語です。ウェブスターの相棒(黒人)が、天才プログラマー(?)なのですが、実に冴えない悪党なのです。まずは、コーヒー相場を支配するために、コロンビアのコーヒー農園壊滅を狙います。


 ですが、スーパーマンも、せこい敵に難儀します。ウェブスターがスーパーマンの弱点を見つけ出したのです。クリプトナイトです。クリプトナイトのために、スーパーマンに、邪悪な心が忍び寄ってきます。一方、ウェブスターは、世界の石油利権の獲得に向け、策謀を進めていきます・・・・。


 パワー不足は、否定できません。アメコミの悪いところが出てしまったというのが、実感です。ですが、スーパーマン役者としてのクリストファー・リーブは評価できます。その後、落馬事故がリーブの運命を大きく変えます。


(補足) 酷評していますが、それなりの面白さはあります。最近の映画が、それだけつまらないということでしょうか。「2012」には期待していますが、期待はずれかもしれません。


(追記) 「スーパーマン 劇場版」につきましては、既にブログに書いています。

「スーパーマンⅠ」 http://ameblo.jp/s-kishodo/entry-10223925253.html

「スーパーマンⅡ」 http://ameblo.jp/s-kishodo/entry-10224265624.html