第52回「これがボクシングだ、ダブル・タイトルマッチ」 | 新稀少堂日記

第52回「これがボクシングだ、ダブル・タイトルマッチ」

 本日、日本テレビ系列で、ダブル・タイトルマッチが放送されました。通常ダブル・タイトルマッチは、凡庸な試合が多いのですが、今日の試合は、いずれもKO(正確にはTKOですが)で決まる、痛快なファイトでした。


 スーパーフェザー級チャンピオン・バレロ(ベネズエラ)VSチャレンジャー嶋田雄大(ヨネクラ)は、7RD、バレロが嶋田からダウンを奪った段階で、審判が試合を止めました。バレロは、これまで、23戦23KO勝ちという驚異的な戦績の猛者でした。一方の嶋田選手は、36歳のチャレンジャーという、応援したくなる選手でした。残念ながら、TKO負けとは言え、御苦労様でした。


 次の試合は、バンタム級チャンピオン長谷川穂積(真正)VSチャレンジャー・ファッシオ(ベネズエラ)戦です。長谷川チャンピオンは、6度目の防衛線です。試合は、2RD、長谷川選手が挑戦者に二度目のダウンを奪った段階で、審判が試合を止めました。最近の日本人チャンピオンで、こんな痛快な勝ち方は見たことがありません。


 亀田兄弟は、現在メキシコで修行中のようですが、試合レベルを今夜のダブル・タイトルマッチまで、引き上げてもらいたいものです。ボクサーのパフォーマンスは、KO勝ちで、はかられるものです。最近の数試合につきましては、見ていまして、凡戦です。勝てばいいというものではありません。試合内容です。