こんにちは!只津祐貴です。今月はテニス肘やゴルフ肘の原因と対策についてお話させていただきます。
名前の通りテニスやゴルフをやっている方に多く、肘を痛めてしまう為にその名がついています。しかし、最近ではパソコン作業や、育児をしている方などで肘が痛いという方が増えています!私の身近でも育児等でテニス肘になってしまい、徐々に痛みが増してきて、物を持つのもつらいという方がいます。
では、テニスやゴルフなどをしていないのに
「なぜ肘を痛めてしまうのでしょうか?」
どちらにも言えるのですが、原因は手首の使い過ぎによるオーバーユースが考えられます。繰り返し使うことによって骨に付着する腱と骨の接触部分の小さな断裂によって起こる炎症が原因です。
テニス肘の症状としては、肘を伸ばしたまま手首を反らす動きをすると、肘の外側の骨(上腕骨外側上顆)の辺りに痛みが出ます。他にも日常生活で、タオルを絞った時、ドアノブを回すなどの動作で痛みがでます。
ゴルフ肘の症状としては、手首を手のひら側に曲げる時や、ドアノブを逆側に回すような動きで肘の内側の骨(上腕内側上顆)の辺りに痛みがでます。テニス肘同様に繰り返し手首を曲げる動きをすると、肘の内側の筋肉や腱、軟部組織に炎症を引き起こします。
当院にもプロスポーツ選手が多数来院されていることもあり、こういった症例を診る機会が多くあります。そのほとんどが肘だけの問題ではなく、身体の中心となる「体幹」の歪みが原因となっていることがほとんどです。身体の中心が歪んでいることで、「野球での投球」や「テニスのスイング」といった動作の負担が肘に蓄積してしまう事になります。
「何年も痛みに悩まされている」「治療して良くなっても再開するとすぐ痛みが出てしまう」
このような方は、身体の根本の歪みが原因になっている可能性があります。