ウェディングのお仕事 | 西京子のティールーム

西京子のティールーム

日本ブリヨンアートアカデミー主宰。『木の実とスパイスのクラフト、ザルツブルガーゲシェンク』『クロスターアルバイテン』『ブリヨンフラワー』作家西京子のブログ。日々あれこれ。

スタジオカノン 西京子のザルツブルガーゲシェンク-DVC00172.jpg
昨年のことになりますが、
あるご縁から、ウエディングブーケを作るお仕事をすることになりました。
花嫁になる方は、木の実が大好きな方で、
私の作品展をご覧になって、
ご自分の結婚式で木の実のブーケを持ちたいと思われたのだそうです。
髪飾りにも木の実を使ってほしいとのご希望でした。

何度かの打ち合わせののち、
カジュアルになりすぎないように、
小さめの白い木の実とゴールドのブリヨン、
そして、この日にふさわしい『マザーオブパール』を使って、
シンプルなものに・・・ということになりました。
数日後、試作品をお見せしたところ、大変気に入ってくださって、
『両親に贈る花束も作ってほしい』
という嬉しいお話をいただきました。

花嫁のためのブーケと髪飾り、
花婿のためのブートニア
ご両家のご両親のためにツオップとコサージュをそれぞれ2個ずつ。
(コサージュは披露宴でお父様の胸に付けてあげるのだそうです。
なんて素敵なサプライズでしょう!!)
(お母様への花束は、後々までもお部屋に飾っていただけるようにと
壁飾りにもなるこの形にしました。)

若いお二人の幸せがゆるぎなく永遠でありますように、
と願いながら、心を込めて作りました。

私からのささやかなプレゼントの木の実のフォトフレームは、
披露宴会場の入り口に飾って下さったそうです。

その日、
白い木の実を身につけた花嫁はとても美しくて幸せそうでした。
結婚式の後、ご両親も大変喜んでくださったとお知らせいただきました。
スタジオカノン 西京子のザルツブルガーゲシェンク-DVC00201.jpg
このお仕事は、
それまでずっと私が望んでいたことをはっきりと形にしてくれました。
『ただひとりだけのために世界にひとつだけのものを作りたい』
そのきっかけをくれたのがこのお仕事でした。

ブーケ1
そこで、立ち上げたのが
ウエディングプロデュース『Schellen・シェーレン』です。
『Schellen』には『鈴を鳴らす』という意味があります。
私たちがイメージするのは、金色に輝く小さな小さな鈴・・・
心の奥底に響く優しい音色は
大切な人の心の扉をたたく幸せの呼び鈴。。。
そんな想いをこめて名付けました。
ベル
少しでも幸せの鈴を鳴らすお手伝いができたら
どんなにうれしいことでしょう。ラブラブ