夢を見た。
ひょんな事から「相対性理論の霊」に取り憑かれたぼくは、
理論に基づき、思いのままに時空を超えられるという力を手に入れた。
あと、なぜか「手から水を出す」という技もできるようになった。
ウルトラ水流みたいなやつ。
ちなみに、この時をかける能力は、アメコミヒーロー的な、
この夏最大のエンターテイメント超大作的なやつなので、
タイムパラドックスとかは発生しない。
正義に目覚めたぼくは、この世の不条理や欺瞞と戦うべく、
マスクをかぶり、「シーシュガー」を名乗り、
夜の街を跋扈するわるいやつを退治したりしていた。
そんなある日、ぼくの目の前に現れたのは、
第二次大戦時に月の裏側に逃げのびた
ナチスの残党が送り込んできた鉄人兵団であった。
この辺はあれだ、アイアンスカイを見たすぎて
そういう感じになったんだと思う。
奴らの侵攻により、地球は壊滅的なダメージを受けた。
ぼくの「手から水を出す攻撃」も、全く通用しなかった。
やつら鉄だから。
瀕死の重傷を負ったぼくは、それでも最後の力を振り絞り、
遠のく意識の中、タイムワープを試みた。
目をさますとそこは、
ロバート・ダウニーJr.にそっくりの、
トニー・スタークという男の工房であった。
どうやら映画「アベンジャーズ」の世界、
いわゆる「マーベル・シネマティック・ユニバース」に来てしまったようだ。
この平行世界への移動は
瀕死の状態でのワープという火事場のクソ力の成せるわざか、
または鉄人兵団の攻撃で地球の地軸がねじ曲がってしまっていたせいか、
理屈はよくわからないが来てしまったのだ。
さて、ここで、この世界の人達と何らかのナニかがあったと思うんだけど、
何せ夢なのでその辺のいきさつは省略されている。
とにかくアベンジャーズの一員となったぼくは、
トニー・スタークがぼくの能力を解析して作り上げた
タイムマシンに乗り込んで、
もともとぼくがいた世界に舞い戻った。
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なんとも尻切れトンボなところで目覚めてしまったものである。
しかし、こんなにも物語上、中途半端なところで目覚めても
寝起きのぼくが非常に満足していた事を考えると、
ぼくがヒーローもののストーリーで、
どんなところを重視しているかが見て取れる。
つまり、最終的にヒーローが勝つことは分かりきっているわけで、
そこに至るまでの、
「どんなピンチに陥って、それをどう克服するか」
という話がすきなんだろうなあ。