ご機嫌よう💕キララです。



私は、経営コンサルタントを長くやっているせいか、ファクトデータに基づいて、あれやこれや考えるのが好きです。

好きというか、習慣になっています。



20代のうら若き頃は、せっかくのランチタイムすら、分析してあーだこーだ言っている先輩や同僚を見て、

「オタクっぽい」「生活の全てが仕事なんて、さもしい人生でお気の毒」

と思っていましたが、アラフォーになった私は、

1人でもジトジト分析、検討。。。

OOM・・・



そして、これはデータ以外にも適応されます。

「みんなが当たり前と思っている制度や習慣はなぜできたか?」「なぜ続いているか?」「誰が得をしているか?」

などもぼーっと考えたりします。




というわけで、今回のお題。

日本における一夫一妻制度は、誰が得をしている制度か?



 

なぜこれを考えたかというと、

私の周りにいるエグゼクティブのおじ様の何人かが、

最近立て続けにこう言ってきたからです。




絶対、日本は一夫多妻の方が良いよね!



少子高齢化に問題意識を持ち、

併せて年齢・性別・国籍ではなく、

実力勝負のフラットな社会を目指す私は、

そのおじさま達に対してこう答えます。



「そうですね、一夫一妻よりは一夫多妻の方が良いですね。もっと良いのは多夫多妻ですけどね」




そこでハテナ顔になる、昭和エグゼクティブの

おじさま達の論理はこうです。



・自分は年収が数千万円あるので、当然、養える人数も多い


・今の奥様は、うまくいっているし離婚するというほどではないが、飽きもあるしちょっと退屈


・かと言って浮気や不倫はリスクが高い


・一夫多妻が公的に認められれば、自分はノーリスクで複数の女性や子供を持てるし、女性側から見ても一生独身や派遣の男性と暮らすより幸せ


・マクロで見ても少子化対策になるし世代収入も上がるので、経済効果もあり。つまり、良いことしかない




うん。

この論理は、合っていると思います。



妻が4人まで認められているイスラム圏では、

子供1人あたりにかける教育費が一夫一妻制を取る国より高いですし、

それは、(男性に比べれば)多くの子どもを持つことが生物学的に難しい女性から見れば福音でしょう。






では、一夫一妻は、誰が得をしているのか?

皆さんはどう思いますか?



      ​ホテルオークラ さざんか





すぐ思いつくのは、

ヒエラルキートップで複数人の女性を養う力のある男性と結婚した、

運の良い女性でしょう。




でも、私は違うと思います。

もちろん、彼女達が勝ち組なのは間違いないですが、

一夫一妻なら、いつその座を奪われるかわからないですし、


いくら人間がポジティブに考える傾向がある生き物とは言え、

キムタクの唯一の奥さんになれるとは、

基本思わないでしょう。




でも、キムタクが100人の妻を持つとしたら、

ワンチャンあると思えませんか?





まぁキムタクは無理にせよ、

ジャニーズの誰かとは、、とか

IT長者で数兆の資産のある251番目の妻になれるイメージがわくのではないでしょうか?






つまり、一夫一妻で1番得している人に対する、

私が思う答えは、

勝ち組の夢を見る女子ではなく、




一夫多妻では子孫を残さない、モテない(or稼げないorエネルギーがない)男性です。





ライオンなら、群からはぐれ、

子孫はおろか生きていくことすら難しい(ライオンはチームで狩りをするので)生命力の弱い奴らが、



一夫一妻制のおかげで、子孫を残すことができていたのです。




つまり女性は、

一夫一妻という、弱い男性に都合の良いシステムに

ノーを突きつけた方がよいと思うのですが、

リベラルを謳う女性からは意外と支持されません。



固定観念なんでしょうね。




そして固定観念は、先ほどのエグゼクティブ男性も一緒。




稼ぐ男性の自分は、

まさか自分の妻がよりよい男性を求めるチャンスを求めているなんて、思いつきもしないのです。




でもこれからは女性も稼ぐ時代。

妊娠・出産の時間のケアさえすれば、

多夫多妻オッケーの制度にするのが1番良いと思うのですが、

(今のパートナーとの程よい緊張感と感謝もできますしね)




みなさん、どうでしょうか^_^