最近、学習塾業界の「常識のなさ」「教育者失格感」を一般の方々に心配されるようなニュースが増えています・・・。



・大手上場企業の粉飾決算

(しかも内部監査の結果、人事部がない、トップダウンの独裁型とかの評価・・・)



・大手塾企業の代表の不適切な出資による退任

(ボウ関連ですね)


・合格実績や塾の特徴の過剰表示



・関東関西で行われているある塾の他塾への言いがかり的な誹謗中傷



などなど・・・。



しかも情けないことに、今年年初の業界誌に掲載された業界のトップ達のインタビュー記事の一定割合が引っかかっているって・・・。


中小塾の方からすると「大手塾は金儲け主義であんな間違った方向に進んでしまっている」と思うでしょうね。



学習塾業界というのは「授業をする」以上に、

子供達の「社会人としてのお手本でありモデル」になることが重要だというのが私の想いなのですが、現実には、全く社会人としてのモデルにならないケースが増えてきているようです。


単なる「授業屋」になっているわけです。




上記のような事件が起きている背景は色々あります。


根本的に学習塾業界が衰退産業になり、業績が苦しい企業が多いことが大前提。


その厳しい環境下でも、本来はそれでも一線を越えずに社会常識の範囲内で行動するべきなのですが、残念ながら塾業界の一部の人たちは「先生病」になってしまっており、誰からも注意されたことがないので、常識が不足しているので、ビジネス常識でのやってはいけないラインを平気で飛び越えてしまう。



苦しいときにこそ、その人の本性が出るといいますが、要するに今の学習塾業界の不祥事はそういうことです。



業界の今後が少しでも健全化するように、末席に属する人間としてお手伝いしていきたい今日この頃です。