レーザーディスクと言えば、ある年代の特定ジャンルを好きな方でしたら、切っても切り離せないものでは無かったでしょうか?
80年代後半から90年代を駆け抜けていった媒体です
99年に2代目のLDプレイヤー(DVDとコンパチ)を持っていたのですが、LDで持ってる作品は、ほとんどがDVD化されてしまい、今ではほとんど処分してしまってます
でも、DVDを買い逃したり、プレミアがついた作品なんかで、LDが安く入手できる事もあるので、まだまだ手放せません。
そんな僕のLD事情なのですが、LDプレイヤーが少々元気がなくて困っています。オートターンでB面にサイドチェンジした時に、同じ場面も何度も再生されるという不具合があります。
オートターンを使わずに片面再生をする分には、問題が無いので、折角の両面再生が使えず、片面再生だけしてました。
1時間おきにディスクをひっくり返す、面倒くささ。
DVDに慣れた身としては、結構な苦行です
頻繁に見るわけでも無いので、こんなものかと諦めていた矢先、ネットである記事を見つけました。
2009年の記事なので、今更なのですが・・・
「パイオニアがLDの生産終了!!」
まぁ、そりゃ、そうだよなぁ。それまで生産してたというのが驚きでした
その記事の中に、「最終生産から8年間は部品の保管はしている」というのがありました。
2009年から8年後・・・
今年じゃねーか!!
修理できるんだったら、この際、やってもらおうと思って、修理を申し込みました。
パイオニアの修理案内のHPを見たら、「修理は持ち込みのみの対応」「平日のみ」とか書いてあり、「あんなクソ思いモノをどうやって持ち込むんだ?」と、一瞬諦めたのですが、「とりあえず電話してみよう!」って事で電話で問い合わせをしてみました。
そしたら、自分が思っていたのとは違い、「まずは出張訪問」「その場で修理」「無理な場合は持ち帰り→訪問」ということでした。
で、有り難い事に土曜でも対応をしてくれるとのこと。
明るい光が刺してきました
電話をしたのが、7月だったので、夏休みが近い事もあり、夏休みにお願いをしました。
費用としたら、部品交換で上限:2万円強、出張料金:8千円くらいだったかな?
3万円あれば、おつりがくるような事を言われたと思います。
ドキドキすること数週間。
持ち帰り修理を覚悟しながら、作業員の到着を待ってました。
そして、当日!
作業員の方が来られて、プレイヤーのチェックをします。
こっちが伝えた症状が、やはり出ました。
で、カバーを開けて部品を取り出していきます。
「プレイヤーの中身ってこんなになってんだ!?」
パソコンのカバーを開けた時のような新鮮な驚きでした。
修理の様子を見てると、あるパーツを取り出しグリスを塗って、元に戻して終了。(なんか拍子抜け)
で、再生をするとスムースに動作するじゃありませんか!
いやぁ、これで快適なLDライフを送れるというものです
(ほとんど見る予定はありませんが・・・)
どうも、Bサイド側のピックアップレンズを送るパーツがひっかかって、送れなかったのが原因だったようです。だから、グリスを塗ってスムースに送れるようにしたということでした。
心配した金額ですが、出張代+修理代で8640円(税込み)で済みました。思った以上に安くて良かった~
とりあえず、手元にあるLDをBlu-rayに焼いて保存しておこうと思っています。
さて、手元にあるもので、今一番みたいものは、コレ!
宇宙空母ブルーノアです。(知ってる人いるかなぁ?)
宇宙戦艦ヤマトのスタッフが集結し、海洋ロマンドラマを制作したもので、ポストヤマトを狙いいましたが、コケちゃいました。
そして、宇宙空母と言いながら、海での物語がメインで宇宙に行ったのは最終回直前くらいという、なんともなんともな作品です。
以前、DVDが発売されましたが、買い逃してしまい、今ではプレミア価格。Blu-ray化も望み薄なので、ヤフオクで安く出品されてたLDを購入しました。見られればいいんです!
ちなみに、主題歌はアイドル時代の川崎麻世さんです。
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さて、僕とLDの付き合いなのですが、大学時代に遡ります。
当時は、今ほどソフトがありふれた時代ではなく、ソフト化されても数話分とか、全話発売されてもレンタルビデオ店によっては全巻揃って無かったりしました。
80年代に幼少期を過ごした方でしたら、夕方にアニメの再放送なんかをやってたのに、多少古い作品でも目にする機会があったと思います。
御多分に漏れず、僕もそうでした。
でも、90年代に入り、アニメの再放送を取りやめ、代わりにドラマの再放送をやったり、ニュースをやったりするようになりました。
そんな状況の中で、LDで昔の作品が続々と商品化されていきました。
ビデオと違って、とにかく映像が劣化しないのが魅力でした。
(※映像は劣化しませんが、ディスク自体の劣化は防げず、表面をコーティングしてる部分が確実に剥がれると言われてました。)
ただ、お値段は学生が簡単に手が出るような金額ではありませんでした。
それでも、どうしてもZガンダムが見たくて、LDプレイヤーを購入しました。ソフトは新品で購入すると高いので、中古で買いました。
Zガンダムの後は、ちょこちょこと見たいのがあったら買ってました。
大学院に行った頃、インターネットが普及して、そこで知り合いになった方と交流したりして、なかなか楽しかった思い出があります
しかし、市場は90年代後半に登場したDVDに徐々にシフトしていきます。
PS2の登場は、DVDの市場を加速度的に発展させました。
商品のラインナップも拡充され、未LD化の商品が、DVDで発売されたりしました。
そうするとレーザーディスクは廃れた存在に・・・
LDはとにかく扱いが面倒くさいんです。
番はデカいし、重いし・・・
僕もいつかはDVD!と思っていましたが、PS2前夜の事でプレイヤーは、まだまだ高値の花でした(誤変換じゃないよ)
そんな折、社会人になって残業代がボーナスよりも多く入り、にわかバブリーになった時に、思い切ってLDプレイヤーを買い替えちゃいました。(←今回修理したものです)
この買い替えを決意したのは、何と言ってもLDとDVDのコンパチ仕様だったからです!あと自動で両面切替ができる点!
で、元々持っていたプレイヤーは実家送りしました。片面再生しかできませんでしたが、まだまだ現役で使えてたんですけどねぇ(※余談ですが、今でも実家の僕の部屋においてあり、3年前に帰省した時にも視聴可能な驚くべき耐久性でした)
長々と書きましたが、過去の遺産というのは愛着がありますね。
過去の遺産と言えば、レコード、カセットテープ、ビデオテープ、MDなんかがありますね。
僕らみたいな40歳を超えた人間にとっては、懐かしいものばかりです。
ただ、再生ができないのが・・・
レコードプレイヤーやカセットプレイヤーは、細々と製作をしてる所があるので、割と入手がしやすいのですが、問題はビデオデッキですね。
昔はDVDとセットのものがありましけど、今は無いんじゃなかったかな?
あとMD!この間、MDコンポの電源を入れたら、うんともすんとも言いませんでした・・・
こんな感じで世代交代が進んでいくんですね・・・
長々とお付き合いくださいまして、ありがとうございました。