今日は、あだち充先生の不朽のラブコメ漫画「タッチ」のお話し。
『知らない人はいないでしょ?』というくらい有名な漫画です。
・・・でした。
青春時代ってややもすれば、そこで時が止まってる部分があったりしますよね。
連載が終わってから、もう20年近く経ってるんですよね・・・
若い人には、伝説の漫画という感じになってるのかも?
僕ら(30代)の世代が、「鉄腕アトム」や「鉄人28号」に抱くような想い。
この「タッチ」で一番印象に残ってるシーンは?
と問われたら、多分、「和也が死ぬところ」というのが一番にくると思います。
後は、最後の「『上杉達也は浅倉南を愛しています』と告白するシーン」かな。
この「和也が死ぬところ」というのは、実は描かれていません。
具体的に和也の死が明らかにされるのは、南が病院に着いて霊安室のドアを開けた時です。
その後、南が和也の元に歩み寄り、和也の穏やかな死に顔を見た後、「それで死んでんだぜ・・・」と達也がつぶやきます(うろ覚えですいません)
「和也が死ぬところ」を挙げた人は、この場面を思ってのことだと思います。
僕はちょっと違って、その前の下りがすごく印象に残ってます。
印象に残ってるわりには、うろ覚えだったりしますが・・・
それに原作にあったのか、アニメだったのかは、今となっては忘れたのですが・・・
(なんせ10年近く読んでないので・・・)
病院で和也の死を知らされた達也が、両親を迎えに球場に行きます。
その時、南には直接知らせず、友人の原田に「試合が終わってから病院に来てくれ」と伝言をします。
原田:「試合が終わってからでいいのか?」
達也:「・・・ ああ。」(セリフはうろ覚えです)
この場面がすごく印象的でした。
直接でなく、間接的に和也の死を示唆した場面。
決勝を戦ってる野球部に動揺を与えたくないという想いが、達也にあったのかなぁ?
和也を甲子園に連れて行ってくれ!という願いもあったのかもしれない。
また、ここに至るまで、達也のセリフがあまりありませんでした。
和也抜きの決勝戦の試合展開と、和也を探す達也の場面が交互に展開されていたと思います。
やがて、病院で先生から和也の死を知らされます。(ここもセリフなしの、1コマ2コマで暗示だったと思う)
その後、球場で観戦していた両親を迎えに行きます。
ここで達也が始めてセリフを言ったと記憶してます。
「ちょっと来て・・・」
「和也も一緒なのかい?」
達也とは対照的な、ノー天気な両親の姿がまた涙を誘います。
あまり語らず微妙な間と共に展開する、あだち充の手法が活きた回でした。
(うまく説明できずにごめんなさい・・・)
なぜ、今、タッチかというと・・・
この前カラオケに行った時に、タッチの映像が見たからでした
それが、ちょうどこの場面だったのです。
10年以上のブランクがあると、記憶が所々抜けてますね。
うまく説明できずにごめんなさい。
実家に置いてあるので、帰ったら読もうかな・・・
正月になるけど・・・