今のジャイアンツに足りないものは何だろう?と考えてみた。
柱となる先発ピッチャー?
絶対的な守護神?
クリーンアップに繋げる2番バッター?
どれもそうなのですが、最も足りない部分は一塁手だと思います。
坂本選手のエラーの数が気になりますよね?
三遊間の抜けそうな当たりを追いついたけど、悪送球!!
結局、ランナーが得点圏に進み、それが得点に繋がるケースが多い。
全てのプレーを見たわけではありませんが、一塁手が本職だったら少なくとも二塁への進塁は無かったのでは?と思えるケースも多々あるわけです。
今年の一塁は、高橋選手、亀井選手、阿部選手、エドガー選手と、本職じゃない選手が守るケースが多いです。
無難にこなしてはおりますが、やはり寸でのところで経験の差が出てきます。
ギリギリのプレーの時に、無理にアウトを取りに行くか?それとも、一塁は諦めて進塁を阻むか?
この選択肢で適切なプレーを選択していれば、少なくとも得点圏にランナーが進むことは無いわけです。
これは、小笠原選手が一塁を守っている時に気が付きました。
小笠原選手といえば、かつて一塁手としてゴールデングラブ賞を4度獲った名手です。(三塁手としても一度獲得しておりますが・・・)
三遊間の抜けそうな当たりを坂本選手が追いついて、一塁に送球!
ワンバウンドの難しい球になったのですが、小笠原選手が見事にキャッチしてアウト!
同じような送球を、高橋選手やエドガー選手だと、後ろに逸らす場面を目にしました。
それまで、坂本選手の送球について疑問に感じてたのですが、捕る方にも問題があったんだなと気が付きました。
今後のペナントレースでは僅差のゲームを落とさないことが大事になってきます。
一点の重みが左右すると言っても過言ではありません。
その時に重要になるのが守備です。
ここは、内野のコンバートを行い、一塁:小笠原選手にした方が良いのではないかと思うわけです。
・・・となると、他の守備はどうなるのか?
当然、三塁:脇谷選手となり、空いた二塁には、エドガー選手という布陣になります。
・・・ って、ちょっと待った!!
あれ?そこに問題が生じてしまう!
開幕から二塁が固定できなかったのは、エドガー選手のバッティングも然ることながら、その守備力に疑問符が付いたからに他なりません。
一塁にコンバートすることにより、何とか解決できた問題を蒸し返すことに成りかねないですね。
守備の安定を求めた一塁:小笠原選手が、二塁:エドガー選手で不安になってしまう・・・
守備力では古城選手なのですが、バッティングでの貢献がイマイチですし・・・
円谷選手は未知数なんですよね。
脇谷選手がいい働きを見せて解決した二塁手問題が、また浮き彫りになってしまうわけですね。
う~~~ん??悩ましい所ですね。
という内容のエントリーを考えていたところ、イ・スンヨプ選手の一軍復帰の情報が入ってきました。
原監督いわく、「チームの足りない所を補うため」とのこと。
これだー!!
スンちゃんといえば、一塁の名手!
原監督、足りない所って、ずばり一塁手のことですよね!?
新聞では「得点力不足に『左の大砲』の復活にかける」とかなんとか、バッティング面でのことが載ると思いますが、僕は守備面での貢献に期待してると、勝手に思ってます。
僕の中では、3番:小笠原選手、4番:スンちゃん、5番:ラミレス選手のクリーンアップが理想です。
それも2006年のスンちゃんパワーがあってこそなのですが・・・
原監督の当初の構想もこうでしたしね。
ラミちゃんは器用なので、繋ぎ役もできるし、自らゲームを決めることもできます。
だから、5番にいると怖いんです。
もちろん、この2年とちょっと、4番としてチームを引っ張ってきたラミちゃんのプライドもあるでしょうから、いくら打ちまくっても4番スンちゃんは100%ないと思いますが、それくらいの打棒復活を期待してます。
でも、二軍での成績を見る限り・・・
がんばれ!一塁:李承ヨプ!!(※ヨプは火へんに華)