粉体装置は浜岡工作所へコーンフローセパレター

 

篩いの名機コーンフローセパレータ

 

 

コーンフローセパレターとは、浜岡工作所独自の開発技術で自然界の波が押し寄せてくるような運動で粉体を篩います。

まるでさざ波のように無駄のない流れで、分級をおこないます。

省エネルギーでコストパフォーマンスに優れた振動篩機です。

 

  振動篩機の技術1

篩機の網

金網

網の開孔率α%

正方形金網の場合

α=(a/(a+d))^2・100

a:目開き[μm]

d:線形[μm]

mメッシュ網の場合

α=((25400/m)-d/(25400/m))^2・100=(1-md/25400)^2

 

打抜金網

打抜金網の穴形状は円,正方形,短形,菱形,鼈甲状など多数あり、これを並列配列又は、

千鳥配列として打抜いている。

円形穴の場合、60°千鳥配列の時のピッチ寸法Pは、

P≧D+(0.5~0.9)√D

D:円形穴直径

板厚t≦0.625D

 

振動の遠心効果と振動強度

遠心効果K

K=rω^2/g

r:片振幅[cm]

ω:振動の加速度=2πN/60[rad/s]

N:回転数[rpm]

g:重力加速度[cm/s^2]

振幅を全振幅で表し、A[mm]とすると、

r=A/20[cm]

K=rω^2/g=4π^2/g(N/60)^2(A/20)=0.56N^2・A・10^-6

直進振動の場合、遠心効果の鉛直方向成分をKυとすると、

Kυ=K(sin(α+β)/cosβ)

Kυ:篩指数

α:振動方向が水平面となす角

β:網面の傾斜角

K:遠心効果

 

振動スクリーンの処理能力

網上粒子層厚法

網面上の粒子層の厚さδから数値網上粒子量を示す方法

Wef:オーバーサイズについての処理能力[t/h]

(フィールド中の網上粒子について考える)

Dp:粒子径(網の目開き寸法)[m]

ρs:粒子親密度[t/m^3]

U:網面上の粒子移動速度[m/h]

Uは実用上380~1080[m/h]=10~30[cm/s]

δ:網面上の粒子層の厚み排出端厚さを網の目開きの倍数で表す。通常1~7とする。

 

 

参考文献

粉体技術ポケットブック