先日、勝手に親父と慕う見城さんと堀江さんと会食をさせて頂きました。
強烈で過剰な振り幅のお二人の話は度々心を震わされます。
特に見城さんの著書には何度も心を揺り動かされ、2度目の創業をした当時は涙を禁じ得なかった事も度々ありました。
その著書の中で強烈に印象に残っている言葉の1つが「勝者には何もやるな」です。
これは見城さんがヘミングウェイの言葉を引用されたものですが、過去にとても印象に残っている記事の一節があります。
「他のあらゆる争いや戦いと違って、前提条件となるのは、勝者に何ものをも与えぬこと――その者にくつろぎもよろこびも、また栄光の思いをも与えず、さらに、断然たる勝利を収めた場合も、勝者の内面にいかなる報償をも存在せしめないこと――である。」
ヘミングウェイが「勝者には何もやるな」と言ったときに、それは、単なる勝ち負けの話じゃなくて、自分があらゆるバーを超え、あらゆる努力をして何かを勝ち取ったときには別にもう何もいらない、という意味になる。
見城さんの語る言葉が私をいつも奮い立たせ、心の奥底に眠る熱くドロドロしたマグマのような想いを刺激します。
私も経営者としての人生を選んだ以上、これからも地べたを這いつくばり、悶絶、葛藤し、業火に焼かれ続けるような一生が続くのだと思います。
しかし、一方で何かを成し遂げた時に何ものにも代え難い喜びを社員と共に得て、泣き笑い、感動し、言葉では形容し難い程の素晴らしい人生が続くのだとも思うのです。
自己意識、自己嫌悪、自画自賛、自己否定。
見城流に言えば、心の振り幅が人を成長させ、人生を面白くするのだと思います。
次回は藤田さんと4人の約束をさせて頂きましたが、またどんな修行(会食)になるのか、程良い緊張感と待望感に包まれています。
追伸
堀江さんまた少し太ったような気が笑