ある青年が電車に乗り込んだ時、ふと車内に目を向けると一人の老齢の男性が立っていました。

男性の背格好から想像するに、70代は超えているであろう風貌です。


そして男性の目の前に一人の女性が座っていました。
女性は20代半ばと思しき風貌、一方男性は70代。



青年は女性が男性に席を譲るべきではないかと思案しながら、その様子を暫く見ていましたが、一向に女性は席を譲る様子がありません。


電車が2駅ほど通過した頃、青年はその20代と思しき女性に、男性に席を譲るよう促そうとした瞬間、男性が笑いながら女性に語りかけました。


「私も実は最近孫が生まれましてね。かわいくてかわいくてたまらんのです。お腹が小さいから分かりづらかったけれど、もう5か月なんですね。」


その青年が電車に乗り込む直前、老齢の男性は目の前の女性の妊娠に気づき、逆に席を譲っていたのでした。



青年は深く考察しなかった自身の浅さを恥じると共に、老人と女性にそれまでと180度違う印象を抱いたという逸話です。


皆様も日々の職場や人間関係でも似たような経験をされたことがあるのではないでしょうか?



知る事の大切さ、そしてコミュニケーション、アカウンタビリティ。


もっと社員のこと、分からない部署のことを知らなければならない。もっと自分たちのこと、会社のことを知ってもらわなければならない。シンプルに学ばせて頂いた気がします。



ちなみにですが

韓国でも私の本が発売されたようです。

表紙がイメージと少し違う気が致しますが(笑)



ご好評頂いているようで、有り難い次第です。


http://www.dasanbooks.com/2012_new/menu2/menu2_1_review.html?lcode=01&mcode=0103&pcode=1501A100002&PHPSESSID=934a8784f4fe3ac5186ea35fb74323e2