皆様あけましておめでとうございます。

2015年を迎えました。


本年は、じっくりと戦略を練る為に業績据え置きの1年にしたいと考えています。


再起業をしてから最初の3年間は、自分でも納得と充実の急成長でしたが


その後の2013年、2014年は正直半分はマーケット(アベノミクス)に助けられた成長であり、決して手放しで喜べる結果とは言えません。


初年度2億円にも満たない売り上げが、5年で連結150億円。


4名だった社員はあっという間に300名近くになりました。


夢中で走り続けた5年間でしたが、頭を冷やすにはちょうど良いタイミングなのかも知れません。


ここで少し立ち止まって内部留保を高め、財務基盤を強くし、誰もが安心して働ける会社にしなくてはならない。そう意を強くすると共に、今の私達には我慢が必要であると感じています。


成長とは麻薬のようなものであり、時に企業の様々な問題を覆い隠してしまいます。

「結果が出ているのだから、これでいい」そんな麻痺した感覚が、やがて平常心を失い、本来の自分達を見誤らせます。


また、我々不動産デベロッパー業は、業績を伸ばそうとするとどうしても借り入れも増やしていかなくてはなりません。

倍々で急成長するということは、倍々でバランスシートを膨らませていくという事に同義語なのです。


我々の目標であり、経営理念にもある「永続する企業」に成る為には、バランスよくストック収入(家賃、管理など)を増やし、社員が何もしなくてもストックで食べていけるという状態を作ってからがスタートです。


来期の20億円よりも、何十年と続く10億円の利益が本質的には大事だと言い続けてきました。


未来への投資を怠らず、コツコツとストックを増やし続け、今期はしっかりと足元を固めたいと思います。


改めまして、お客様、社員、ご協力を頂いた方々への感謝は、事業の結果という形でお返しする事が経営者の使命と心得ております。


この3年間で一番充実した、納得の行く1年にしたいと思います。