10月に終わった第3回定例会で本会議に登壇させていただいた際、大綱3点の質問に絞って11項目を質問させていただきました。


一番時間を割いたのは保育士の処遇改善についてです

今仙台には121名の待機児童の他に300名を超える潜在的な待機児童がいます。
その原因として保育園として保育士が足りずに預かる子どもの人数を制限しているという保育園が多くあります。
把握できているだけで保育士不足を原因に預かれる子どもを制限した子どもの数は196名となっています。

なぜ保育士が足りないのか

私は処遇の問題だと思っています。
県単位ではありますが、賃金構造基本統計調査によると県内の保育士の所得は女性で全国平均より41万円低いというデータがあります。

現に仙台市内の保育士養成過程の学校を卒業された方で関東圏に就職される方も多くいらっしゃいます。

千葉県松戸市などでは一定の期間働くと毎年年昇給のように上がっていく補助金制度があります。
社会インフラの一翼を担っている保育という仕事は経営モデルとしても行政への依存度も非常に高いからこそ、行政が処遇改善を行うべきだと思っています。

私自身先日保育の現場を見学させていただき、保育士の方々と一緒に子どもたちと手遊びや歌を歌ったりおままごとをしたりなど勉強させていただきました。


現場を間近で見させていただき、保育現場がいかに命を預かり重要なインフラなのかと感じ取ることができました。

この件に関して一部の方から今の若いものは甘えている、子どもは預けられないなら夫婦で見ればいい、あなたの考えは間違っている、と言われたこともありました。
しかし私は今保育は必要なインフラであると思っています。

待機児童の解消のためにも保育士の処遇改善にしっかりと取り組んでまいります。